第3回 学校説明会 ご報告(子どもの成長イメージ)

今週の様子を1度もお伝えできず、申し訳ありません。

子どもたちは、この1週間も元気に突っ走っていました。

(ろうかを突っ走って指導を受ける子もいますが…)

 

突っ走るという部分は、子どもたちにとっては

1週間、学びに意識を置くことができた時間だったと思います。

それぞれの学年で探究にとりくみ、新たなUnitとして、

植物について学んだり、絶滅危惧種を学んだり…

昨日は異学年算数も久しぶりに実施。

その様子は別途お知らせしたいと思います。

 

さて、今日はHP上でもお知らせしていましたが、

学校説明会を開催しました。

今回は、在校生もいる中で、在校生の授業の見学、

また、学校の給食体験、そして説明会とその裏での

キッズワークショップという盛りだくさんの流れでした。

 

今回も、ありがたいことに多くの方にご参加いただきました。

これまでの学校説明会で強調した内容を意識しつつ、

前回は自分たちが授業を体験した…

そして今回は自分たちの入学後の姿を在校生に照らし合わせ、

授業の様子をよく見るとともに、探究・英語だけでない

それ以外の教科の方向性を理解し、

さらに生活の基盤となる部分での異学年学級の様子や

放課後の様子を聞いていただき、

より一層のぞみ小での生活のイメージを描いてもらう…

そんなストーリーラインでここまでの日を迎えております。

 

年長以下のお子さまたちは、午前中は体育館で思い切り身体を動かし、

給食を食べて元気を回復し、午後はことばやすうじのワークショップで

頭を使いつつ、作業をしながら、こどばやすうじを理解したと思います。

 

すうじ(算数)の方で言えば、実は数字は小学校のカリキュラムなので、

(と言っても、多くの子はすでに数字を知っているかと思います。)

数字の手前の数の概念を、絵本の読み聞かせや実際のボタンの分類、

それに数を分けることや大小関係にふれながら、最後は

数と対応する点をつないくと絵が描ける…こんな流れです。

 

説明会では、特に国語の重要性、

また算数ものぞみ小特有の強みを

ご理解いただいたかと思います。

そして、異学年学級(ホーム)の1日のイメージ、

成長の様子をしっかりと感じていただけたかと思います。

 

次回は、7月23日(日)入試についての説明会です。

今日来られなかった皆さまも、このBlogを見ていただき、

ぜひ次回のご参加を心よりお待ちいたしております。

 

追伸

実は、本日すうじのワークショップで

お土産の冊子を渡したのですが、

どうも一部の冊子が、3枚ある紙のうち

1枚がさかさまになっていたようでした…

 

全部ではなく、一部の冊子のようだったので、

その冊子になってしまった皆さん、本当にごめんなさい。

おうちの人に、ホッチキスを外してもらって、

その紙だけをひっくり返せば元に戻ります。

もちろん、そのままでも楽しむことはできますので、

ぜひぜひ、おうちでも続きを楽しんでね!!

子どもたちを中心とした学びのコミュニティ

1週間のご無沙汰となりました。

今日は、在校生の保護者の方が、

いわゆる授業参観に来る「学校公開日」でした。

 

1時間目は、保護者の皆さん全体に、

のぞみ小の学びの現状と主要科目についての共有。

2時間目から4時間目は、各クラスの授業を

保護者の皆さんに見てもらいました。

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いろいろな形の学びがあり

(のぞみ小では「探究型」「知識習得型」「反復型」)

それぞれの学年、それぞれのクラスで、

それぞれの教科が日々研鑚を積みながら、

子どもたちの学びのファシリテートをしています。

 

年齢に応じた子どもたちの学びへの働きかけ、

一人ひとりの得意をどれだけ伸ばせるのか、

学びに必要な心の成長への後押し…

様々なことを考慮しながら子どもたちの成長を

加速させるためには、家庭と学校の一体感、

もしくは地域などとも連携をすることが必要不可欠。

 

そういった家庭・地域との連携していく中で作られていく

学びのコミュニティとしてののぞみ小の様子を

今後もぜひ紹介していきたいと思います!

今年度からの試み! Presentation Day for Unit 1

のぞみ小の教育と言えば、探究(Unit Of Inquiry)。

探究の学びのプロセスの1つ、

発表(Presentation)の力をこれまで以上に育成するため、

国際バカロレア(IB)の認定校も意識し、

自分たちの学びを定期的(各Unit 終了時)に

発信する場を今年度から設定することになりました。

それが、Presentation Dayです。

 

のぞみ小は、探究的な学びと同様、

試行錯誤の中でよりより形を創り出していくので、

このPresentation Dayも、今日をきっかけとして、

これから1年間、さらにその先まで時間をかけて、

段々と磨かれていくことになります。

 

今日は、自分の学年での学びを他学年の子に見せる形で、

校内の児童同士で、この2か月の探究の学びの成果を

プレゼンしていました。

 

各学年の発表の内容は、

そのユニットでのセントラルアイデアによるので、

学年ごとに、様々な様子が見られました。

1年生。ちょっと恥ずかしそう。

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3年生。落ち着いています。

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動きや表情も交えて…

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4年生。ホールでのプレゼンです。

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「創造力・発信力のあるリーダーの育成」

のぞみ小の教育理念です。

 

発信をすれば、

発信を受ける側の気持ちを

理解することができます。

発信を受けることで、

発信する側の気持ちを

理解することができます。

 

つまり、発表することばかりでなく、

それをしっかりと受け止める(聞く)方も意識を高めることで、

Presentation の場の雰囲気がよくなり、

この企画の効果も上がっていくことになります。

 

今後も定期的に行われるPresentation Day。

進化する様子をこちらでも紹介していきたいと思います!

1週間前の観察した学びはその後…

同じ学年の様子を連続してのご紹介となりますが、

先週の水曜日に紹介した、4年生の「理科」「探究」の

その後の様子として、今日の授業をご紹介します。

 

理科は、先週観察したGreen Curtain用の植物を

プランターに植える作業をしました。

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何をしているか?そのままです。石を集めています。

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何のため?ご覧の通り、プランターの底に入れるため。

子どもたちには、この理由を、石と土の「Form」の違いを

意識させながら、考えさせて…

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早速土をプランターへ投入!

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そして、それぞれの植物を植えていきます。

プランターのどのあたりにどの深さで植えるかなどは、

これも自分たちで考える…

育っていく時を想像し、となりと離れる距離、深さ、

プランターの端との位置関係などなど…

考えることを大切にします。

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さてさて、ここからどのように育っていくか。

子どもたちも楽しみにしています。

こちらでも、進捗をお知らせしますね!

 

そして、先週は人体模型を見ていた「探究」

4年生の現在の探究の

セントラルアイデア(子どもたちに学ばせる主題)は

 『健康は努力で維持される』

身体の仕組みについて理解を深めた子どもたち。

今週は、自分たちの生活を振り返り(食事・運動・睡眠)

先週末の運動会、昨日の砂糖についての映画を見たこどもたち。

今日は…

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睡眠!…というか、本当に寝てる!!

運動会の翌週である今週は、どの学年の子どもたちも

結構疲れが残ったままの様子。

探究で、睡眠と健康の関係(Connection)や

睡眠の仕組み(Function)を考えるなら、

じゃあ疲れているみたいだし、寝てみたら??

ということで、しばし寝てもらいました…

 

学びはどこからでも!

子どもたちの学びへの気持ちと周囲の学びへの働きかけ次第。

その働きかけに、概念的思考を用いるのぞみ小学校。

金曜日には、探究に関連して、発表をしてもらう

「Presentation Day」という試みも今年度から実施予定。

 

この様子も、後日お伝えします★

 

行事を通じて進化…主体的・対話的な学びのその先へ(運動会のご報告)

前回のブログで写真を撮ったあの後、

若干また雨が降ったようで、

グランド状況が心配でしたが、

無事に第3回となる運動会が開催されました。

 

当日お越しいただいた皆さんは、

こちらで語るよりも、その場で見て、聞いて、

肌で感じたそれぞれのものがあると思います。

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子どもたちが主体的に取り組む行事。

新たな学習指導要領を意識すれば、

主体的に加え、対話的、そして深い学びにつなげる。

 

対話的というのは、普段の授業から

グループワークも取り入れていて、

今回の運動会も、実行委員がお互いに話し合い、

競技・順番・進行など、検討していました。

 

ここに、「行事を通じた深い学び」が求められます。

この点は、きっとまだまだこれからなのかもしれません。

 

自分たちが試行錯誤する中で、

  もっとこうした方が競技としておもしろい、

  もっとこの方がみんなが楽しめる、

  もっとこの部分を意識した方が、見ている人に伝わる…

こんなプロセスまで子どもたち自身で取り組むことができれば、

1つの行事を通じて多くの子ともたちが、深く学び、

得るものがあるのだと思います。

 

そのために、子どもたちの人数が増える中で、

子どもたちと組織について考え、動き出す時期も考え…

まさに、探究で意識する内容とリンクしてきますので、

日頃の学びの成果を活かし、行事にも活かしていくように

さらなる進化を楽しみにしたいと思います。

 

勿論、シンプルに、

「全力で取り組む子どもたちの姿」が

みんな素敵でした!

それがあっての達成感・充実感ですからね!

子どもたちが輝く場所

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…なんのことかわからない写真ですね。

 

 

今日の昼までの雨で、心配な状況でしたが、

明日、予定通り、運動会を開催の方向で

準備を進めることとなり、

午後は子どもたちも、装飾、応援、などなど

明日に向けて全校で準備を進めていました。

 

で、タイトルの写真の場所、つまり、

明日、子どもたちが活躍する、のぞみ小のグランド。

20時現在の様子です…(意味ない写真!?)

 

すみません、伝えたかったことは、

明日、無事に運動会を開催でき、

子どもたちが輝く姿がたくさん見られるグランドが、

今は静かに、その時を待っている…ということでした。

 

子どもたちが自分たちで形を作る運動会。

ぎこちないところも、こどもらしいところも、

すべてを受け入れた充実した運動会になるよう、

皆さまも、テルテル坊主と共に、お祈りくださいませ★

観察スキル向上!

先日の投稿の通り、運動会モードの1週間ですが、

少し、そんな中でも学びに取り組んでいる様子は

ぜひ、ご紹介しておきたいと思います。

 

4年生の授業からです。

タイトルの通り、「観察」というスキルにフォーカスし、

あえて2つの教科の授業を同時に行いました。

「探究(UOI)」「理科」です。

 

4年生の探究は、健康についての探究。

ここ最近は、身体の仕組みについて、知識を獲得しています。

4年生の理科の内容(骨・筋肉など)、関連する国語の文章、

そして、6年生の理科の内容(呼吸・消化・血液など)まで、

知識をおさえ、そこから健康について探究を進める予定です。

 

4年生の理科は、現在、植物を育てる準備を進めており、

今年は、Green Curtainを構成できる植物を育てようと計画中。

 

そこで、今日、2つの教科を同時に実施しました。

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はい、人体模型をよく観察しています。

事前に一度見せてはいたのですが、

ここ数日で学んだ呼吸・消化・血液についてのイメージを持って

再度、模型を見て、全体的な位置、細かい様子を

子どもたちは丁寧に観察しています。

 

のぞみ小のキーコンセプトを用いた学びで言えば、

「Form」を意識し、構成する器官の場所、大きさ、色、形

をしっかりと捉えていきます。

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植物も、しっかりと観察しています。

こちらも、「Form」を意識すれば、上記と同様に、

捉えるポイントがありますし、さらに、両者に共通して、

  全体的なバランス、部分の詳細

これらを観察できるようになっていきます。

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そして、これはよく見ると、異なる植物の種類。

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これ、もう1つ別の種類。

というわけで、3種類のものを今回観察してもらいました。

 

4年生の子どもたちには、

今年、特に探究を中心とした学びにおいて、

  「比べる」

ということを意識するように伝えています。

類似点・相違点を見出しながら、その理由を考え、

またよく観察し、また気づき、また考え…

こんな「主体的な深い学び」のプロセスを、

周りの子どもたちと意見を交換しつつ

「対話的に」学んでほしいと思います。

 

新しい学習指導要領の学び「主体的で対話的な深い学び」、

開智のぞみ小の学びは、この時代の流れの前から、

自然に意識されていることがご理解いただけると思います。

 

さてさて、この学びのその後も、

今後こちらで紹介したいと思います!