2年生のアート(英語×図工)の授業の様子

望小学校では週に1回、ネイティブの先生によるアートの授業があります。

先生はもちろん英語しか話しません。2年生の子どもたちは、1年生の頃から毎日1時間ネイティブの先生の授業を受けていますので、今ではだいぶ先生の言うことを理解できるようになっています。

 

今回のアートの単元は2年生図工の教科書に出てくる「つづきえどんどん」です。

すきなものなどをもとに1枚目の絵を描きます。初めにかいた絵をもとにお話を考えながら2枚目、3枚目と続きの絵を描いていきます。これを繰り返し、想像を広げていきます。

 

 

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今日は出来上がった作品をみんなの前でプレゼンしました。評価の基準はホワイトボードにわかりやすく書かれています。

 

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今回の作品を説明するために、最近英語で勉強したばかりの「感情を表す言葉」を使用するようネイティブの先生から説明がありました。このように、望小学校では習ったばかりの英語を他の教科でも活用できるよう工夫しています。下の写真は英語の教科書「Unit1 How we feel」です。

 

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子どもたちは

She is happy.

She is angry.

She likes dogs.

など、今までに学習した英語を使いこなして上手に発表できました。

 

 

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望小学校のアートでは、ただ作品を作り上げるだけでなく、前に出て英語でプレゼンすることにより、英語を使って自信をもって話せるよう励ましています。

国語の授業のご紹介

本日は、国語の授業のご紹介をします。

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この日は、以前に別の記事でお伝えした合唱ワークショップに関わる、

合唱曲「遠く」の歌詞の解釈についての授業です。

 

はじめに、教員が歌詞を詩と捉えて

解釈することについて説明しました。

子どもたちはそれを受けて、どのように考えるのかという

イメージを簡単に持ちます。

 

次に、歌詞のどの部分に注目するのかということについて、

活動を行いました。

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まず個人で取り組み、考えたものをその後の

グループワークで共有します。

ほかの人が注目した部分で良いと思ったものがあれば、

それも取り入れて考えていきます。

 

最後に、注目した部分を中心に、

歌詞を解釈していきます。

これも、まず個人で考えて、それをグループで共有します。

子どもたちは自分の持っている知識や経験も用いて、

楽しそうに取り組んでいました。

 

今回の授業は、自分たちが歌う合唱曲について、

その歌詞の意味を考えるというものでした。

これを通して、合唱自体に還元するとともに、

詩の言葉が持つ楽しさ・面白さを感じる

きっかけの一つになればと思います。

 

また、言及した合唱ワークショップについての記事はこちらです。

kaichinozomi-daily.hatenablog.com

地震の避難訓練の様子

毎年行っている避難訓練の様子をお伝えします。

 

子どもたちへの指導の一部を抜粋しました。

 

ひなんくんれんとは…

災害(さいがい)が起こったときに、ぶじに避難(ひなん)できるように日ごろから行う 訓練(くんれん)のことです。

 

 

みんなが気をつけられること

 

1.じゅぎょうのときはかならず

  ぼうさいずきんをもっていきましょう。

 

2.ハンカチやティッシュはかならず

  ポケットにいれておきましょう。

 

3.ちかくにいるせんせい、がっこうのほうそうを

よくきいてこうどうします。

 

 

 

 

地震を想定した訓練の放送が鳴ると子どもたちは机の下に隠れました。

教員の指示が出ると廊下に素早く移動します。

 

 

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上履きのままで昇降口から外に出ると、

校舎から離れて移動します。

 

地震の時は窓ガラス等が落ちてくる危険性があるので

校舎に近づいてはいけません。

 

 

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校庭に速やかに移動します。

子どもたちはお話しをせず真剣に避難訓練に臨んでいました。

 

 

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移動が終わると副校長と校長代理より

振り返りの講話がありました。

 

その後は、ホームに返って振り返りです。

 

開智望小学校の探究型の学びでは、振り返りを非常に重視しています。

「実際に地震が起きたらどうするのか?」

「日頃からどんな準備をすればよいのか?」

「電車内で地震があったらどうするか?」

 

ホームごとにきちんと振り返りが行われていました。

 

 

今回の記事は以上です。

3年生の探究と基礎学力

前回は英語探究クラスの様子をお伝えしました。

 

kaichinozomi-daily.hatenablog.com

 

今度は、同じ学年の3年生の探究の様子をご紹介します。

 

個人ワーク、ペアワーク、グループワークは目的によって

 

探究という言葉を聞くとグループワークが思い浮かぶかもしれません。

 

しかし、開智望小学校では、個人ワークもペアワークもグループワークも

使い分けています。

 

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ご覧いただいている写真では社会科でペアワークを行っています。

 

個人で考えた方が良い場合、ペアワークで考えた方が良い場合は異なるためです。

 

個人では、自分の意見を整理する

ペアでは、お互いの意見を聞くトレーニングをする

グループでは、全く想定していなかったアイディアをメンバーから得られる

 

などなどメリットがあります。

 

3年生の絶滅危惧種新聞のご紹介

 

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この2枚は3年生が探究ユニットの最後にまとめた新聞です。

 

どちらも3つの問いから新聞が構成されています。

どんな問いかお分かりになりますか?

 

1.絶滅危惧種とは何か。

2.なぜ絶滅してしまうのか。

3.どうすれば絶滅を食い止められるのか。

 

 

こうした大きな問いを考えるのが国際バカロレアの探究の特徴です。

 

 

 

探究と併せて基礎学力も上げる

 

開智望小学校は、探究だけを行っているわけではありません。

日本の学習指導要領に則って学びを行っています。

 

国語や算数などの教科の授業では、ノートをしっかりと取ります。

このクラスでは、上手に書けているノートをサンプルとしています。

 

 

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お互いが学び合うように掲示して子どもたちのやる気をアップできるようにしていますね。

 

 

自由に考える部分ときちんと学びを習得・定着する部分のバランスを考えるのが開智望小学校の特徴なのです。

 

今回の記事は以上です。

6年生 理科の授業のご紹介

本日は、日ごろの授業の様子をご紹介します。

今回取り上げるのは理科の授業です。

この日は、実験を行った後の振り返りの授業でした。

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授業のはじめに、前回何をやったのかを確認します。

子どもたちが行った実験を教員が簡略化して実演しています。

行われたのは、光合成によってでんぷんが作られることを

確かめる実験です。

 

子どもたちは、前回の授業を思い出しながら

興味を持って実験を見ています。

 

その後、グループに分かれて振り返りが行われました。

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振り返りには、実験の際の紙の資料や、

授業のはじめに行われた簡易実験だけではなく、

iPadで撮影した写真や動画も活用されます。

 

子どもたちは、様々な資料を使うことで

より活発に振り返りを行えているようです。

 

振り返りのあと、実験中に子どもたちが

興味を示したことについて教員から説明がありました。

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子どもたちが関心を持ったのは、

葉の色を落とす作業についてです。

葉っぱの色が持つ役割について、紅葉などの

例を聞きながら、学習をしていきました。

 

ただ実験をしていくのではなく、

子どもたち自身が気になったことについて

知っていくことは、今後の興味・関心に

大きく関わっていくでしょう。

学習を経て、興味の幅を広げていけるように

なってほしいと思います。

3年生英語探究クラス(English U.O.I)

 

今回は3年生の英語探究クラスについてお話しします。
そもそも英語探究と日本語で行われている探究とでは何が違うのでしょうか。

簡単に言うと、同じ内容を英語でするか日本語でするかの違いになります。

 

でも、本当に子どもたちは先生が英語で言っていることを理解し、

自分たちが言いたいことを英語で表現できているのでしょうか。

 

それでは、ご紹介していきましょう。


今年度1つ目の探究のテーマはHow the world worksでした。

3年生は絶滅危惧種の種類、生態などを調べ、どうして絶滅危惧種になってしまった

のかの原因を調べ、人間がどのように関与しているかも調べました。


具体的には絶滅危惧種の特徴をつかむために、モデル作りに励んだり、

自分たちが絶滅危惧種になりきって、人間たちに手紙を書いて

(もちろん英語でです。)

人間のせいで自分たちの命が脅かされていることを訴えたりました。

(発表ももちろん英語です。)


最後に、絶滅危惧種を守るために自分たちには何ができるか、

色々な案を出し合いました。

すぐに始められる案(ごみをポイ捨てしない)から、

かなり手が込んだ案(デモ行進する、教育する)まで出て、

みんなの必死さが伝わってきました。

さて、みなは引き続き行動に移せているのでしょうか。

 
まだまだ英語での間違いもたくさんありますが、英語での探究を楽しんで

学習しています。


子どもたちの作った絶滅危惧種のモデルをご覧ください!

1. African Hunting Dog
車にひき殺されたり、ハンティングによって頭数が減っていることを表しています。

 

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2.Lesser Panda or Red Panda
森林伐採などで住み家が減っているため、頭数が減っていっていることを

表しています。

  

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直接授業見学もできますので、興味のある方はいらして下さい

校外学習(利根川浄水場)に行ってきました!

今回は、5/29(水)に4学年がおこなった校外学習の様子をご紹介します。

社会の「水はどこから」の学習の一環として、

校外学習で利根川浄水場に行きました。

 

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浄水場では、

浄水場の仕組みを講話と動画で学習したり、

水が綺麗になる過程を実験で確認したりしました。

 

水が綺麗になる実験では、

その日の朝に取れた利根川の水が、

薬品や濾過装置を使うことにより、

透き通った綺麗な水になる様子を実際に見ることができて、

子どもたちはとても感動していました。

 

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実験やお話を聞きながら、子どもたちはより考えを深めていました。

事前に用意していた疑問だけではなく、

「沈殿したゴミは、どこに行くんだろう?」

「もっと調べたいけど、どうやったら調べられるかな?」

など、教員や職員の方に質問をしていました。

 

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実験の後は、実際に浄水場の施設の見学を行いました。

講話や動画で学習した施設を間近で見学し、

初めは濁っていた水がどんどん綺麗になっていく様子に、

「すごい!」「こんなに綺麗になるんだ!」と、

興奮を隠しきれない様子でした。

 

 

浄水場の施設の見学の後は、

浄水したての綺麗で美味しい水を味わうことができました。

子どもたちは、

「冷たくて美味しい!」「いつも飲んでいる水と違う!」と言いながら、

とても楽しそうに飲んでいました。

 

 

学校に戻ってきてから書いた感想では、

浄水場の人々への感謝の気持ちや、水を大切にしたいという気持ちを

たくさんの子どもたちが書いていました。

 

この校外学習をきっかけに、

水に対する自分の考えを深めたり変えたりすることができました。

このことが、今回の学習の一番の成果です。

 

 

今回の記事は以上です。

次回は3年生の記事になります。