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夏期学童特別講座③ 海流

今日は夏期学童特別講座の3回目。

テーマは「海流」でした。

 

実際には、もう少し高学年を対象に

この内容は行ったりするのですが、

低学年の子どもたちにもわかるような部分をとりあげて、

今日もみんなで目の前の現象を楽しみました★

 

まずは「海」について、知っていることをマインドマップで書き出します。

望小の子どもたちは、知っていることを書いてと伝えると、

結構Connectionを意識して、マインドマップ的に書くのが好きなようです。

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探究で学びを深めている子どもたちですので、

「Form」「Function」「Change」

などなど、考える切り口として使ってもらいました。

海の役割…なんか少し難しそうだったので、

「海がなくなったら?」

と投げかけて、海があるから自分たちができることなど、

そこから海のFunctionを考えてもらいました。

 

海の水は、Formとして、

「あたたかさ」や「しょっぱさ」などが

あがってきましたので、そこからいよいよ実験。

・あたたかい水(お湯)とふつうの水

・塩水とふつうの水

これらがまざるとき、

水がどのように動いてまざるのか(疑問)

子どもたちに予想をたててもらい(仮説)

実際にその様子を観察してもらい(検証)ました。

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お湯には赤い色をつけています。

さわって、確かめています。

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わかりますか?左がお湯(赤色)、それと右にふつうの水(透明)。

これをトルネードチューブでつないで、

水が動く様子をじっと観察しています。

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この写真、よくみると、右のボトル…

どこが赤くなっているか、見えますか?

こんな風に水が動く様子を子どもたちは自分の予想と比べます。

 

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続いて、左が塩水(青色)、それと右にふつうの水(透明)。

これまた、先に予想を紙に書いています。

実は、先にやった赤い水の移動の様子があるので、

子どもたちはその経験を踏まえて(先行知識)予想をします。

それと実際の様子を比べると…

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予想と違うんですね~(笑)

そんな結果を確認している写真です。

表情が、わかりやすいでしょ?

実際、みなさんもやっていただいたほうがいいです。

おうちで、お試しくださいませ。予想が大事ですよ!

調べ学習ではなく、仮説をたてて、検証するのです!

 

おまけ。

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実験中は、水の動きを観察したいので、

当然触ってはダメ。

で、最後に「触っていいよ!」と言ったら、

このありさま…そして怒っている私(笑)

反対側から写真を撮っていたのですね、お恥ずかしい…

 

さて、こうして水が動く様子を観察しました。

このことは、海全体で起きていて、

そうやって動く水を「海流」と呼ぶことを伝えました。

 

最後に、子どもたちには、自分たちの国を所有したと仮定し、

自分の国で出たゴミを海に捨ててもらいました。

  子どもたちはなかなかで、土に埋めるよ、普通!

  と言ってくれていました。

  はい、今日はとりあえず悪い人になってもらいました。

 

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この写真、わかりやすいですね。

右下には、先ほどお伝えした、予想と結果を書く紙。

で、真ん中で議論しているのが、

2つの島を10個の国に分けていて、

自分たちの国の場所を決めている様子です。

 

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ちょっと光ってしまっていますが、

この水槽で世界をモデル化しています。

水槽に、先ほど議論していた島の絵を沈め、

コップが2つあるのは、その島を立体的に(つまり、陸)

表現したものです。

そして、いま、スポイトで赤い水をたらしたのがわかりますか?

これが、ゴミです。

こうしてゴミをすてて、そのゴミがどこにいくかを観察します。

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これはストローで「風」を吹かせています。

こうして、海の流れを現実的に再現しています。

赤い色のゴミが広がりだしていますね。

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 この班の緑色のゴミも広がっていますね。

そして、私が手にしているのは「氷」です。

北極・南極を想定して、氷も水槽に入れました。

これで、先ほど観察した、

水の温度の違いによる水の動きがさらに出てくるわけです。

 

結果としてどうなるかというと…

(実際には子どもたちが風を吹かせすぎているというのもありますが)

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水槽が色水で広がってしまっていますね。

つまり、世界中のどこにゴミをすてても、

海の水の流れ、つまり海流のよって、

世界中にゴミは広がってしまうわけです。

 

子どもたちには、じゃあ自分たちが

ゴミを適当に海に捨てたり、

川にゴミをすてて、それが海に流れたり…

どうなる?という話を投げかけ、

この講座を終わりました。

 

探究的な学習は、態度や行動が変化するところまでいって

はじめて本当の学びの効果と言えるのではないでしょうか。

今日の学びが、明日への行動につながってほしいと

心から願うばかりです。