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対話をしながら思考を続けられることのすばらしさ

金曜日は3年生の話題が多いのですが、

今日は授業中の子どもたちとのやりとりをご紹介します。

 

3年生、探究、Unit 6 のセントラルアイデア

「私たちの行動は、組織に影響をおよぼす」

 

今回の授業は『組織とは?』を考えました。

 

最近の3年生は、自分の思考を大切にしてほしいのは勿論のこと、

自分たちで学びの場を作ることがようやくうまくなってきたので、

さらに「人の意見が自分の思考を深める手助けとなる」ことを

積極的に働きかけています。

そうすることで、必然的に丁寧に他の人の意見を聞くことになり、

それによって「全員が学びの場に集中して自らを変容させていく」

この空気が自然に自分たちの文化として形成されていくのです。

 

教員「組織って、どんなイメージ?特徴?(Form)」

児童「わるい」「ひみつ」「グループ」

  「なにかをやりきる」「おかね」「人の身体の細胞」

教員「なぜ?(Causation)絶対に悪くないとダメ?」

児童「そうとは限らない」

教員「絶対にひみつなの?」

児童「そういうわけでもないと思う」

児童「なにか計画して、それをみんなでがんばって、最後までやりきる感じ」

教員「なるほど。1人じゃだめ?」

児童「1人はなんかちがう」

教員「2人は?」

児童「2人ならいい」「2人でも足りない」

教員「なんで足りないって感じる?」

児童「みんなの意見を出して何かを決めるとき、2人じゃ足りないかな」

教員「なるほどね。じゃあ、自分のホーム(異学年学級)は組織?」

児童「半分半分」

教員「どういうこと?」

児童「ただ自分の家から学校に来て教室にきただけなら、別に組織じゃない。

   でも、ホームの言葉『One for All, All for One』を意識して、劇づくり

   (今度の望発表会に向けて)を頑張っているときは、組織だと思う。」

教員「なるほどね」

児童「ワンピースで、××(すみません、名前忘れました)は、悪い人なんだけど、

   半分はそれが人を救うことになっていて、いいこと。(Perspective)

   だから、組織が悪いといいは、半分半分」

教員「なるほど」

児童「この前のUnit 5とUnit 6が両方入っている。(Connection)

   自分たちのホームは、劇のシナリオを作って、劇を練習して、

   望発表会で劇を完成させて、自分たちの理想の姿になる。

   それは、未来を目指して選択しているので、Unit 5が入っている。

   そして、この劇をやっている自分たちは、やはり組織だと思う。」

教員「なるほど」

児童「何か新しいものを作ったりするとき、それがばれてはいけないので、

   やはり秘密とかが必要になる。」

  「何かをやるときにお金が必要になる」

教員「そうか。こうやって見てみると、

   みんなの最初のイメージが全部入っているね。」

 

というやりとりを1時間、私のファシリテートのもと、

子どもたちは「互いの意見をきちんと聞きながら」理解を膨らませました。

その結果として、組織は

  「目的を持った生き物(人だけではなさそう)の集まり」

という自分たちなりの思考結果にたどり着いたわけです。

 

どうでしょう。

自分がどんどん手をあげて発信できるのは素敵なこと。

でも、それが、ただ「自分の意見を発表」するだけでは、

あまりアクティブラーニング(主体的な思考)にはなっていない。

別にがやがやするのではなく、一人一人の意見を聞きながら、

自分がその意見を使ってさらに思考して、その結果として

共有してみたいことをみんなに伝え、またそれを道具として

みんなが思考を深めていく…

 

これが、自分たちで作りだした充実した学びの場における

対話的な学びによる探究。

そして、8つのキーコンセプト(かっこで表現)を用いて、

切り口として活用しながら、概念の理解を目指していく…

 

すみません、このやりとり、私がファシリテートとして

対応していたので、写真がまったくありません…

メモをそのまま、リアルに…(気休めに載せました)

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この左側の赤で囲んだ絵の表現が、組織のイメージ。

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