4年生 浜松フィールドワーク 3日目

※タイムリーに更新できませんでした…

 力尽きてしまい、申し訳ありません。

 また、一日の流れを盛り込んでいるので、

 昨日から、少し記事が長文で申し訳ありません。

 お楽しみいただければ、幸いです。

 

今日は残念ですが、1日中しっかりと雨…

ただし、今年度のフィールドワークは、

昨年度の3年次での活動と違い、

訪問場所は室内がほとんどなので、

雨による問題というのはさほどありませんでした。

 

さて、今日も盛りだくさんの一日。

最初の訪問は、昭和楽器製造

楽器のまち浜松としては、

ピアノなどのメジャーな楽器に注目が集まりますが、

昭和楽器製造は「ハーモニカ」の製造。

ハーモニカは、私も幼稚園でやったくらいでしょうか。

小学校などの学校現場で、教材として使っていた頃は、

非常にたくさんのハーモニカが出回っていたようですが…

f:id:kaichinozomi:20171021123130j:plain

さて、これ、何しているかわかりますか?

隣の部屋で、酢山社長が調律しているところの手元を

子どもたちがLive映像としてみているところ。

繊細な職人の作業を目の当たりにします。

f:id:kaichinozomi:20171021123424j:plain

酢山社長は子どもたちにわかりやすく話してくださり、

そしてものづくりに対する熱い想いがものすごく伝わる、

魅力的な職人でした。

子どもたちはハーモニカに興味津々。

おみやげにハーモニカまでいただきました!

(ピーピーしそうなので、帰るまでのお楽しみにしましたが…)

 

f:id:kaichinozomi:20171021123956j:plain

次は、静岡大学内にある「高柳記念未来技術創造館」

電子式テレビジョンの研究に携わり、

「テレビの父」と言われています。

子どもたちにとって、技術の話は非常に難しいです。

しかし、昨年度の探究から、「技術」が生活の発展に

関わっていることは理解しています。

f:id:kaichinozomi:20171021124637j:plain

ガイドして下さった、中西先生。

高柳氏の孫弟子として、やはり熱い想いを持つ研究者。

子どもたちの興味関心にしっかりと応えていただきました。

子どもたちは、新しい技術に触れると、目が輝きます。

ものを通して技術を感じ、そして自分たちが普段から学んでいる

理科や算数などを通して、関連が見えることで、

さらに学習面にも気持ちが入っていくわけです。

学びはありとあらゆるところでつながっていきます…

 

お昼をはさんで、少しものづくりとは違う内容でリフレッシュ。

浜松市博物館で、「貝塚(社会のゴミの学習に絡めて)」

それから「火おこし体験(1学期の探究でのエネルギーの学習に絡めて)」

を学んできました。

初日の浜松城もそうですが、

子どもたちは歴史に興味を持つ子、結構います。

貝塚縄文時代のころの話。

ぜひ、のぞみ小では今後、高学年に向けて、

「ストーリーを意識した学びとしての歴史」

の中で、多くの子が興味関心を持って学ぶ展開にしたいですね。

(すでに探究として、似たようなことは低学年から学んでいます)

f:id:kaichinozomi:20171021130151j:plain

こちらは火おこしの様子。

1学期にわざと、木をこするだけの原始的な方法で

子どもたちに学校で挑戦させていて、

どんなに頑張っても煙すら…ということを体験済み。

その中で、今回は進化した道具(これも技術による発展!)で

リベンジとして挑戦してもらいました。

みんな、夢中になって挑戦(いいリフレッシュでした★)。

f:id:kaichinozomi:20171021125153j:plain

ちょっと、写真でその様子をおさめていなかったのですが、

見事、9グループ中2グループが、

15分間の間に成功させることができました!

エネルギーを大切に使うきっかけになればと思います。

f:id:kaichinozomi:20171021130655j:plain

さてさて、本日最後は「スズキ歴史館」。

せんい産業から自動車・オートバイへ。

ここに、ものづくりの学びの集大成として、

いざ、階段を上がって、過去の時間へ向かいます…

f:id:kaichinozomi:20171021131014j:plain

まずは、スズキの原点、織機。

子どもたちは、織機の動きをはじめて目の当たりに。

そして、この織機への鈴木道雄氏の想いを知ります。

f:id:kaichinozomi:20171021131226j:plain

オートバイの原点となる、改造された自転車。

これも、どのような想いから

このような改造をすることになったのか、

子どもたちは話をうかがいながら、感じることになります。

f:id:kaichinozomi:20171021131457j:plainf:id:kaichinozomi:20171021131731j:plain

一家に一台の車の時代へ。セカンドカーの時代へ。

そして、環境を考慮して、更なる技術を駆使した

新しい車の時代へ…子どもたちは、そんな時代の

中心に生きる世代として、ものづくりに携わります。

f:id:kaichinozomi:20171021131918j:plainf:id:kaichinozomi:20171021132016j:plain

f:id:kaichinozomi:20171021132231j:plainf:id:kaichinozomi:20171021132413j:plain

車の生産工程、こちらも子どもたちは興味津々。

会議、デザイン、テスト、生産…

 コンピュータ、機械、ロボットを用いた工程、

 その中で、人間の目、人間の力が必要な工程…

正直、引率にいる私など、大人でも夢中になってしまいます。

自動車・オートバイの生産は現在は世界の国々で行われています。

そのことまでの情報を、約1時間30分、浴びに浴びた子どもたち…

f:id:kaichinozomi:20171021133030j:plain

こんな密度の濃かった子どもたちが、

夜、ホテルの会議室で、

一つひとつの訪問先での感想で終わるのではなく、

どの訪問先、どの産業でもそうではないか!

という「本質的なこと」「本物のこと」に

コンセプトを使って考えながら、

『自分たちでたどりつく』わけです。

(写真は説明ですが、実際は仲間で話ながら考えます)

 

こんなに一日学び通す(自分たちで必死に考える)

小学校4年生の行事は…というくらい、深い学びの連続です!