【4・5年生 夏期講習②】総合(情報)ロボットプログラミング!
続いての紹介は、総合ということで、情報の領域、
特に今回は、じっくりとロボットプログラミングに
取り組んでもらいました。
望小では、Sony Global Educationの「KOOV」という製品で
子どもたちにプログラミングを体験してもらいました。
今回、私たちも初めての取り組みということで、
まずは学習コースに沿ってグループで進めてもらいました。
iPadを使って、コードを確認します。
自然に仲間と協力して理解していきます。
操作に慣れてもらいつつ、
ベースとなるコードを少しいじりながら、
プログラムを動かすうえでの基礎となる、
「正しく書ければ、書いた通りに動いてくれる」
ということを、こうした活動の中で理解していきます。
この部分、結構大切な感覚だと思います。
「先生、これ、壊れてるよー。動かないし。」
すぐにこういうことを言ってくる子が結構います。
「あ、そう?多分、壊れてないよ。もう一度よく見てごらん。」
算数でもいます。
「先生、これ解けないよー。問題間違えているし。」
すぐにこういうことを言ってくる子が結構います。
「あ、そう?多分、間違えてないよ。もう一度よく見てごらん。」
同じですね。ちょっとうまくいかないと、周りのせいにする(笑)
プログラミングにより、論理的に考える力が身につきます。
なんとなくでは、うまくいきません。
こうだから、こう。こう書いているから、こう動く。
そんな丁寧な思考の繰り返しです。
ちなみに、ご覧の通り、KOOVは
ブロックの色合いがとてもきれいです。
また、学習モードで学習をする際に、
ブロックの組み立てのところで
空間的な図面の解説が見られるなど、
ロボットやプログラミングへの興味関心が
そこまで高くないような子にも、
非常に取り組みやすくなっています。
どっちがロボット?(笑)
最後は、お互いに作ったものを見せ合ったりしていました。
プログラミングの活動、どのように子どもたちは進めていくか。
作るもの(疑問)に対し、こうじゃないか(仮説)と考えて、
実際に作ってみて、コードをいじってみて、そして動かして(検証)みて、
その結果が思うように動かなければ、その原因を考えて(考察)、
どうしたらいいか(仮説)をまた考えて、…
そうなんです。結局は探究型の学びを体感していくことになります。
夢中になって取り組む中で、自然に繰り返されるこのサイクル。
まさに、身体で探究型の学びを実践して身につけているようなものです。
また、子どもたちに充実した学びを提供するという意味では、
「このツールを利用して、本質的に理解したいことにたどり着く」
これが、望小の学びの目指す在り方です。
4年生が1学期に取り組んだ、エネルギーの探究。
自分たちができる発電についてのアイデアを考え、
それを小さなモデルとして子どもたちがこのツールを利用し、
最終的には自分たちが社会に貢献できる活動につなげる…
他校でも、そのような授業展開の利用があるようでした。
今後、探究をはじめとして、各学年の学びの中で、
このツールを利用して、それにより、成果物に幅が出て、
深い学びにつながるような授業の事例を
こちらでもたくさん紹介できればと思います。