夏期講習のご紹介③(6年生)
夏休み終盤、6年生の夏期講習(後半)が始まりました。
前回までの記事で紹介した夏期講習(前半)と同じく、
STEMを意識した授業を展開しています。
本日の記事ではその中からMusic(音楽)の様子を紹介します。
今回の授業で子どもたちが取り組むのは、「指揮」です。
振る速さを変える、大きく振る、小さく振るといった
指揮の工夫を体験します。
この体験を通して、自分で音楽の表現を考えて
組み立てられるようになることが、この授業の目標です。
それでは子どもたちの様子を見てみましょう。
はじめに、「ドレミの歌」を使って練習をしました。
歌に合わせて子どもたち同士肩をたたきあうことで、
リズムを体感する活動です。
最初に教員が指定したテンポで取り組んだ後、
子どもたちは一人ひとりがリーダーとなって、
順番にテンポを作りました。
子どもによって異なるテンポをみんなで体験することで、
1人の指揮者の元、協力して演奏するための練習になったと思います。
それが終わると、いよいよ指揮の練習です。
この日に取り組んだのは、「ハンガリー舞曲」の抜粋でした。
曲の緩急をつけやすく、指揮で表現をするのにうってつけの曲です。
子どもたちはスネアドラムやトライアングルなどの
いくつかのパートに分かれ、
楽器を演奏するとともに順番に指揮を体験しました。
子どもたちは、ゆったりと大きく振ってみたり、軽やかに小さく振ったりと、
それぞれ個性を出して表現をしていました。
このようにして、指揮の体験を通じて
音楽の表現を考え、組み立てられるよう学習しました。
音楽を表現するためには、
「どうしてゆったりと演奏するのか」
「どうして軽やかにするのか」
といった一つ一つの要素について
論理的に考えることが不可欠です。
論理的な思考能力を、他の科目とも関連させながら
高めていってほしいです。
また、前回までの夏期講習についての記事はこちらです。