夏期講習のご紹介④(6年生)

これまでも何度か紹介した6年生の夏期講習。

今日は、教科を横断した学びの1つの成果を紹介したいと思います。

 

6年生の夏期講習は、午前中に国・算・英を、

身近なトピックを用いながら、望小らしく

探究型の学びを取り入れながら学びました。

 

ブログでも何度か紹介したのは、午後のSTEMの講座。

前期・後期あわせて8日間の中で、

べっこう飴・シャボン玉・電池について(Science)

食品サンプルの断面・紙を使って表現する「とぶ」(Engineering)

指揮による表現(Music)・iPadアプリによる表現習得(Technology)

こうした内容を、それぞれの授業担当者が、それぞれの回で

子どもたちに理解してほしい内容をもとに授業を展開してきました。

 

最終日、子どもたちには、1つの問いを投げかけ、

それに対する発表をしてもらいました。

その問いとは、

「これらの授業を通して、みんなは何を理解できたのか。」

 

もう少し授業中に展開した言い方をすると、

「複数の授業から、共通して理解できたことは何か」

を教えてほしいということです。

 

つまり、上に書いた7つのことすべてに共通することとして

自分が理解できたことでもいいし、

理科の3つの授業(実験)に共通していたこととして

自分はこんなことを理解できた!でもいいし…

いずれにせよ、授業1つ1つからではなく、

いくつかの授業内容に共通して見えてくる、

「自分にとって見えてきな何か本質的なこと」

をこちらとしては確認したいということでした。

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子どもたち一人ひとり、様々なレベルで、様々な気づきがあり、

知識をつなげ、理解を深めている様子がわかりました。

理科の3つは、どれも物の見た目や特徴が変化することに気づいた。

見えないものを見えるようにしようとすることで考えが広がる。

すべての活動で、私たちには役割があり、協力して取り組むことが必要である。

などなど…

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それら一人ひとりの理解を全員が発表し、それを子どもたちはじっくりと聞き、

自分の考えと似ている、自分の考えと違っている、こうした意識につながり、

また、自分の理解・考え方・視野が広がっていく…

 

こんな風にして、STEMの授業を終えることができました。

 

特にこの部分の授業をする中で、子どもたちに強調したことは、

・国際バカロレアで大切にしている「キーコンセプト」を使って考えること

・自分がこうして考えてたどり着いた理解を、今後の「行動」に活かすこと

この2点です。

 

様々な切り口で自分の経験を分析し、自分が机上で理解したことは、

その後の行動(Action)につなげて、実社会につながる学びをしていく…

目の前の知識の獲得にとどまらず、社会に貢献できる人材として、

その先の行動にまでつなげられる力、

子どもたちにはますます身につけてほしいと思います。

 

また、これまでの夏期講習に関する記事はこちらです。

kaichinozomi-daily.hatenablog.com

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