冬期講習のご紹介③(6年生)

前々回の記事から、冬期講習の中から

「総合的な学習の時間」(以下「総合」)の紹介をしてきました。

引き続き「総合」についてお伝えしていきたいと思います。

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今回は最終日である三日目の様子をお伝えします。

 

二日目では、「哲学対話」を行って

自分の考えをゆっくり深めていきました。

それを受けて三日目の冒頭では、

初日に打ち立てた二つの大きな問い、

 

「オリンピック・パラリンピックは誰のためのものなのか」

 

「オリンピック・パラリンピックは何のためのものなのか」

 

について考察を書き出しました。

子どもたちは自分自身で立てた小さな問いへの調査、

パラリンピックについての動画、そして哲学対話と、

二日間で取り組んだ活動から学んだことを

改めて振り返り、まとめていきました。

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その後は、レゴブロックを使ってアウトプットを行いました。

考察を経て一人ひとりが探し出した答えを、

レゴブロックで形にしました。

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子どもたちは積極的に作業に取り組み、

どれ一つとして同じものはない、

個性豊かな作品ができあがりました。

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一人ひとりの作品ができあがったあと、

それぞれの作品を一か所にまとめて配置しました。

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このときに、自分の作品が他の人の作品もある全体の中で、

どのような役割を持つのか考えながら配置をしていました。

 

この配置する活動を踏まえて、作品について考察を行いました。

なぜそのような作品を作ったのか、また、なぜその作品は

その位置・向きに置かれているのか、表現した理由を

明確に言葉に表していきました。

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子どもたちはお互いの表現について

真摯に耳を傾け、さらに考えを深めました。

 

「総合」で行った内容は、以上です。

様々な学習の過程や、そのアウトプットによって、

オリンピック・パラリンピックについて深く考え、

結果として以前よりも当事者意識を持てるようになったと思います。

実際に行われる東京オリンピックパラリンピックを、

今回の学習と結びつけながら観戦し、

そこからさらに様々なことを学んでいってほしいです。