[中1]国語:オンラインだからこそ使える学習ツールでの学びの仕掛け
こんにちは! 中等教育学校の峰岸です。
7年生(中等教育学校1年生)を担当しています。
昨年度から数えれば、2か月の自宅学習期間。
今年度に入り、オンライン環境を中心に
様々な形で子どもたちをフォローしています。
このブログでもいくつかの取り組みはすでに紹介しているので、
今日は少し特徴的なものを紹介したいと思います。
オンラインでの国語の授業を覗いてみましょう。
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先日、国語の授業の中で語彙力の強化を企図して、
「ワードバスケット」というゲームを行いました。
「ワードバスケット」は、通常のしりとりのルールに
「使っていい最後の文字」や「文字数」にしばりを加えたゲームです。
こうしたしばりはカードに描かれ、ランダムに回ってくるので、
iPadを書画カメラのように用いて、カードが生徒に見えるようにしました。
ゲームの手順は、
① 出席番号順に一人一人回答し、全員回るまでに何分かかるか計測する。
② 自分の回答や他の人の回答のときに見ていてわからなかった言葉を調べ、
ゲームのときに使えるようにする。
③ もう一度出席番号順に回答し、かかる時間がどれだけ減ったかを確認する。
ゲームで使える言葉が増えると
日常生活で使いこなせる言葉も増えるし、その逆も然り。
なので日常的に使える言葉を増やしていきましょう、と授業を締めました。
子どもたちにとって、はじめはなかなか難しかったようで、
一周するまでにかなりの時間がかかりました。
しかしゲームに慣れ、わからなかった言葉を調べることで
少しずつ言葉が出てくるようになりました。
このゲームは、小さなカードを使うので、
大勢で一緒に取り組むのは難しく、教室環境の授業では
使うことを諦めていたツールでした。
これに限らず、このような状況だからこそ脚光を浴びるような
学習ツールもたくさんあると思っています。
これからもオンラインの状況に適した様々な学習ツールを用意し、
子どもたちの学びが止まらないよう尽力していきたいです。