こんにちは! 英語科担当の小川です!
今回は7年生の英語初学者の授業についてお伝えしたいと思います。
開智望小学校では1年生から英語の授業があり、
英語の授業とは別に、図工(Art)や音楽(Music)も
週の半分は英語で学習しています。
そのため、はじめは英語に対して多少苦手意識がある場合でも、
ナチュラルに英語を受け入れる下地が整っています。
一方、7年生(中等教育学校1年生)として入学してきた生徒のほとんどは
小学校で外国語活動をしてきたものの、
本格的に英語を学ぶのは本校が初めてです。
きっと、彼らは本当に不安でいっぱいだったと思います。
7年生の英語の授業は習熟度別で展開しており、
ビギナー、ベーシック、アドバンスの3クラスに分かれます。
開智望小学校から入学してきた生徒と7年生として入学してきた生徒、
どちらも年度の初めにテストを行い、クラスを決定していきます。
入学式の翌週から6月上旬までは、新型コロナウィルス感染予防のため
Zoomを使ったオンラインでの授業を行いました。
まだiPadが配付される前だったので、自宅にあるPCやタブレット、
スマートフォンを使って授業に参加してくれました。
ここで、ビギナークラスの生徒たちが学んできたことを一部紹介したいと思います。
まず、入学式から最初のオンライン授業までに、
例文を参考にしながら英語の自己紹介を考えてきて
最初の授業で発表してもらいました。もちろん英語で!
初めてにしてはなかなかの出来栄えでした!
英語の学習は、一般的には一つ一つの例文を覚えるような学習方法が多いですが、
本校ではプロジェクト中心の授業を展開しています。
本校の授業展開をかんたんにお伝えします。
1.まず最初に基本となる文法事項を学習します。
2.次にその文法事項を用いるプロジェクトに取り掛かります。
方法としては、schoolTaktやG-Suiteのスライドを使って
スライドショーを作成することがほとんどです。
3.最後にスライドショーの内容について英語で発表します。
この作業を通して彼らは学習したことを
アウトプットし、知識を定着させています。
生徒たちは、授業開始から3週間でschoolTaktを利用して
ファッションショーをテーマにしたポスターを作製し、
各自英語で発表することができました。
この時に、学び、アウトプットした文法事項は現在進行形です。
発表は、オンライン上で1人ずつ英語で行いました。
本校ではReflectionも大切にしており、
自分自身の振り返りのほか、友人の作品についてもコメントを残しました
この学習方法は、英語を学ぶと同時に
スライドの作成方法も学ぶことができます。
学びの手段として組み込まれることで、
自然にICTの活用にも慣れてもらえたら、と考えています。
現在彼らが取り組んでいるプロジェクトは、
「外国の学生に日本食を紹介しよう」です。
これまで学習してきた文法事項を使って
世界遺産にもなっている和食を伝えたい、という彼らの意向を取り入れています。
最初にそれぞれのグループで日本食の内容を決め、
その後助け合いながら1人ずつスライドショーの作成を始めました。
そして先日、中間発表としてそれぞれプレゼンをしてもらいました。
もちろん英語で!こちらもなかなかの出来栄えでした♪
2学期には外国の学校と連携して
お互いの国の文化を紹介し合う計画があり、
それを励みにみんなでプロジェクトに取り組んでいます。
これからさらに学習を深められることが楽しみです!