[中1]総合 SDGsを自分ごととして理解するその先に(1)

こんにちは、7学年(中等教育学校1学年)担当 峰岸です。

前回お伝えした通り、

1学期の終盤に取り組んだ子どもたちの様子を紹介します。

 

開智望小学校・中等教育学校では、どちらにおいても、

教科の学びを重視・大切にし、さらに学校として特徴的な学びを

PYPであれば、週6時間程度の探究(UOI)を中心に学びます。

 

小6・中1であれば総合の時間を使って、

個人探究・奉仕活動・フィールドワーク(宿泊学習行事)など

教科を横断する学びを実践していきます。

 

こうした教科を横断する学びを実践するうえで、

「実社会につながる学び」「学んだことを行動につなげること」

これらを意識していきたいと考えています。

国際バカロレアでも、大切にしている考え方です。

 

PYPでは6つのテーマ(TDT)を、

探究の時間に年間を通して学び、

5年間続けることで、実社会につながる学びを実践していきます。

 

小6、中1では、この6つのテーマをほぼ引き継ぐ形(Global Context)で

各教科の中で、教科を横断する学びを意識して実践します。

 

この意識を手助けする考え方として活用したいのが、

SDGs(持続可能な開発目標)を視野に入れた取り組みです。

 

世界中で2030年までに解決したい目標。

実社会では積極的に目標達成に取り組む企業もかなり増えています。

 

7年生(中等教育学校1年生)は、

実は4年生のころからこのSDGsを意識して学んでおり、

カードゲームを利用してSDGsを理解するワークショップを行ったり、

校外学習でもSDGsを意識した企業の取り組みに触れたりしてきました。

 

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世界中で解決に向かうこの目標は、子どもたちにとっては、

自分の身の回りでは問題ととらえにくい内容も含まれています。

つまり、日本ではあまり問題にならないこと、

子どもとしてはそのような状況に関わらないこと、など。

 

でも、自分たちが深く考えることができると、

身近なところでできる行動が、実は問題解決、

つまり目標達成につながっていることも見えてきます。

 

中等教育学校に進学し、学年内に新たなメンバーも加わった今、

ここからもう一度、SDGsを「自分ごと」として理解し、

個人探究や奉仕活動、勿論日々の学びも含めて、

目標達成につなげられるように意識できることを目指して

約1か月の総合の時間を使って活動をしました。

 

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さて、どんな内容だったのか、

ここまでの説明が長くなりましたので、

次回、活動の内容を紹介したいと思います。

 

お楽しみに!