[PYP]新守谷駅から守谷駅まで歩いたら、どのくらいかかるかな?

こんにちは!

3年生の担任をしております竹田です。

 

今回は、算数授業の様子をご紹介いたします。

 

現在、3年生の算数では、「長さ」の学習をしています。

 

最近の授業では、

「1km」という長さの新しい単位の意味や読み方を学び、

教科書に載っている架空の地図を使って

「道のり」や「長さの計算」について学習しました。

 

今日は、身近なことを題材にして、より実践的な学びをするために、

新守谷駅から守谷駅まで歩いたら、どれくらいの時間がかかるのか」

というテーマで、学習を行いました。

 

まずは、「子どもの足で1kmを歩いた時に、

どのくらいの時間がかかるのか」を確かめるために、

体育館を10周歩いてみました(約1km)。

 

いつもの算数の授業では頭を使うことが多いですが、

今日は体も動かしながら学習できるということで、

子どもたちはとても意欲的な様子でした。

 

 

そして、1kmを歩くと、ほぼ10分かかることがわかったところで、

教室に戻り、今度は頭を使う時間です。

 

新守谷駅から守谷駅までの距離はおおよそ何kmか」を計算します。

 

f:id:kaichinozomi:20201001094524j:plain

f:id:kaichinozomi:20201001094602j:plain

 

子どもたちは、最初は初めて直面した長さの実践的課題に対して、

どこから手をつければよいかわからず、試行錯誤している様子でした。

 

しかし、いったん手掛かりを見つけ出すと、

次第に、パズルのピースをつなぎ合わせるかのように答えを導いていました。

 

「先生、わかった! 新守谷駅から守谷駅までは2kmだね!」

「わかった! 歩くと20分かかるよ!」

 

一見すると、この課題は社会の授業で取り扱う題材にも見えますが、

今回は算数と社会という教科を横断しながら思考することで、

点と点の学びが線になります。

 

この先、社会の授業で地図について学んだとき

「あっ距離の計算の仕方なら分かるぞ」「前に勉強した内容だ!」という

思考の結びつきがあるはずです。

 

大人になると、教科そのものについて考える機会は少なく、

様々な知識や経験から思考しなくてはなりません。

のぞみ小では、その思考の仕方を子どもたちの「当たり前」にするべく、

様々な教科の知識をリンクさせる授業を行っています。

 

子どもたちが、自分の力で正答を導き出したときの

活き活きとした表情は、何事にも代えがたく

きっと彼らにとって最も「学びの楽しさ」を感じる瞬間だと思います。

 

これからも、頭で、体で、心で思考しながら

一緒に勉強していきましょう!