[中1]フィールドワーク【大洗町 3日目】

こんにちは!

7学年(中等教育学校1年)担当の峰岸です。

 

3日目、大洗町でのフィールドワーク(FW)最終日。

午前中は、サンビーチでの活動とワークショップを行いました。

 

大洗町と言えば「海」がやはり切っても切り離せないです。

初日は、その「海」に対して「魚」を切り口に考えました。

 

思考のはじまりは「魚」でしたが、漁業における状況の変化を通して、

「環境」について考えることにつながりました。

 

今日は、「ゴミ」を切り口にして「海」について考えていきます。 

 

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サンビーチに行く前に説明を受けています。

 

そして、いざ、ビーチへ。

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環境活動として、海の「ゴミ」を拾っています。

 

砂浜のエリアから、徐々に海岸から遠ざかるように担当を分けて、

それぞれのエリアでゴミを拾います。

 

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この活動は、ただ単純に「海でゴミを拾い集める」というよりも、

「海のゴミを探究する」という意味合いが強いです。

 

もちろん、ゴミを拾うことでクリーン活動にもつながりますが、

ただ拾うよりも、もっとゴミと向き合うことになります。

 

 

海から戻ってきて、ワークショップを行いました。

 

ここでも、グループワークを中心として、

  自分たちが拾った具体的な「ゴミ」からそれらの特徴を捉え(What)、

  そのゴミがどうしてあるのかを考えたうえで(Why)、

  ゴミが減る・なくなるような対策を考えてみる(How)

という流れを意識して、考えをまとめていきます。

 

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写真のように、望の子どもたちはこうした時間も集中して取り組むことができます。

 

体を動かして学びを体感したあとには、頭を使って学びを深める。

こうしたサイクルに慣れていることの表れだと感じます。

 

まとめた内容を全グループが発表し、互いの考えを共有しました。

 

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後半は、海だけではなく、

もっと身近な生活とゴミについて、クイズ形式で考えながら、

自分ごととして環境について考えていくワークショップです。

 

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こうしたワークショップ、あるいは普段の授業もそうですが、

子どもたちは、それまでの先行知識にはない、

新たな視点に気がつけることが大切ですし、

そういう気づきを得ることが、学ぶことの醍醐味ではないでしょうか。

 

私たちはみな、何かがわかったり、できるようになったりすることを欲しています。

 

日々の授業、こうした非日常の学びを通して、

常にこうした気づきを得て、喜び、楽しくなり、

学びに対して意欲的・積極的・主体的になる…

これが、望が追い求める学びの本質です。

 

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その後、おいしい現地のレストランで昼食を取り

午後は商業施設や周辺を見て回りました。

 

実際には、まちの現実として、商業施設においても

活気のある状況とは言い切れない様子が見られます。

子どもたちには、こうした現実に触れながら、

自分たちができることを考えるきっかけにしてほしいのです。

 

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ここには、事前に学んだまちとタイアップしたアニメのギャラリーや、

今回もう一つテーマとしている「芸術(ART)」として、

期間限定のアート展もやっていたので、子どもたちに見てもらいました。

 

ARTの可能性を肌で感じ、自分たちができることについて、

ARTを活かした企画を考えてみることも期待しています。

 

最後は、ここでも地域の経済活動に貢献する視点を持ちながら、

現地のおみやげを購入する時間を楽しんでもらいました。

子どもたちは一生懸命、家族や親戚へのお土産を選んでいました。

 

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こうした時間の中にも、買う側、お土産を提供する側の視点、

両方を意識するように声をかけながら、考えてもらいました。

 

こうして、3日間のFWが終了。

様々な仕掛けの中で、子どもたちは主体的にFWに取り組み、

「ただ楽しい修学旅行」ではなく、「積極的に学ぶ宿泊学習」

という時間を過ごし、望としての学びの文化を生徒が創り上げていくのです。

 

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さて、この3日間のFWをさらに充実させるのが、事後学習。

次回、その様子もご紹介したいと思います。お楽しみに!