[PYP]5年生 校外学習「産業」について

こんにちは!

のぞみ小5学年の竹川理和です。

 

今日は、10月16日(金)に実施した

5学年の校外学習についてご紹介します。

 

 

5年生で学ぶ探究のキーワードは「産業」と「情報」です。

先日、情報について社会科の授業の中で学ぶ様子を

みなさまにお知らせしました。

 

 

kaichinozomi-daily.hatenablog.com

  

今回の校外学習では「産業」をテーマに学習します。

 

説明会でもお知らせしましたが…

のぞみ小では、2年生から5年生の間に系統的に産業について学んでいます。

 

2年生では冬の、3年生では夏の新潟県六日町に伺い、

一次産業の特色や季節による産業の変化について理解します。

 

4年生では、静岡県浜松市に伺い、

工場の見学や伝統工芸から二次産業について学習します。

 

5年生では三次産業について学習しますが、

新型コロナウイルスの感染拡大状況を受け、都市部での活動は難しいと判断し、

産業についてどのように学ぶのか、今、子どもたちに考えてほしいことは何か…

学年の教員で話し合いを重ねました。

 

その結果、今回は「らぽっぽなめがたファーマーズビレッジ」に訪問しました。

こちらは、一次産業 × 二次産業 × 三次産業(六次産業)に取り組んでいる施設です。

 

子どもたちは、事前学習としてこれまでの学び(既得知識)を生かしながら

一次産業の抱える問題点を洗い出し、

「新しい農業の形」について考えました。

 

《子どもたちが考えた「新しい農業の形」の仮説》

・一次産業、二次産業、三次産業をくっつける

・体験活動をする

・育てたものをレストランやカフェですぐに食べられるようにする

・農業についての学校をつくって、農家を増やす などなど

 

 

事前学習の後は、いよいよ自分たちの立てた仮説の検証です。

 

現地では、やきいもミュージアムを見学するグループと

施設の責任者の方(佐藤さん)のお話を聞くグループに分かれて活動しました。

 

佐藤さんには、六次産業のメリットやデメリット、

経済に関する話など、様々な視点からお話ししていただきました。

 

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質疑応答の時間には、

 

「六次産業になって、大変なことは何でしょうか?」

「どんな企業とつながっているんですか?」

「役割分担はどのように決めているんですか?」

 

などなど、たくさんの質問が挙がりました。

 

担当の方からは「質問のするどさにびっくりしました」とコメントをいただき、

これも日ごろから子どもたちが「思考」していることの表れかな、と

嬉しい気持ちになりました。

 

やきいもミュージアムでは、さつまいもについての展示や

実際に加工作業を行っている工場の見学をしました。

 

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さつまいもが生活に深く関わっていたことを知ったり、

加工工場では様々な工夫がされていることに気がついたりと

たくさんの新しい情報に触れ、とても楽しく見学することができていました。

 

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学校に戻ってからは、事後学習として

一次産業、二次産業、三次産業をくっつけて一つの産業にする、

という仮説に対し、さらに「工夫」「改善」「わくわく」など

目に見えない要素の大切さについて考えました。

 

今後も校外学習で学んだことを生かしながら、

探究を進めていけたらと思います。