[中1]道徳科の授業のご紹介

皆様、こんにちは!

7学年(中等1学年)担当の下村です。

 

本日は、7学年で9月から10月にかけて行った

道徳科の活動についてご紹介します。

 

今回の道徳科の中心となるトピックは「社会インフラ」です。

 

そもそも社会インフラとは何か?

どんなものがあるのか?

何のためにあるのか?

などなど、様々なことを探究的に学習しました。

 

はじめに、子どもたちは

どんなものが社会インフラに該当するのか

思いつくものを片端から出していきました。

 

社会インフラに該当するものもあれば、そうでないものもあり、

教員が適宜補助をする形で、

漠然と社会インフラについてのイメージを膨らませました。

 

授業の終わりには出した具体例から帰納的に考え、

「社会インフラとは何か?」という問いについて考えました。

 

 

次の時間には、前の時間で考えた「社会インフラ」について、

具体的な一つ一つの事物について調査をしました。

 

ある生徒は「道路」、またある生徒は「鉄道」など、

一人ひとりが異なる社会インフラについて調査し、

これを共有する中でさらに理解を深めました。

 

そこで、ここまでの学習を踏まえ、

実際に街をデザインすることを企図して、

ボードゲームを作ることになりました。

 

参考に『街コロ』というボードゲームを用いつつ、

自分たちが調査した社会インフラを使ってゲームを組み立てました。

 

完成後はグループで実際にゲームを行いました。

どの生徒もとても楽しそうに取り組むことができました。

 

f:id:kaichinozomi:20201102110912j:plain

f:id:kaichinozomi:20201102110922j:plain


しかし、ただ楽しむだけではありません。

ボードゲームを作る過程から遊んだ結果までを受けて、

子どもたちはリフレクションを行いました。

 

ゲームによって作られた街の出来はどうだったか?

よりよい街を作るためにはゲームの内容をどう変えればよいのか?

といったことについて考えました。

 

リフレクション後、最後に

「どんな社会インフラが最も大切か」について議論を行いました。

 

そこでははじめに考えたことや調査したこと、

ゲーム作りの中で考えたことなどについて存分に思考した上で、

例えば「道の重要度はどのくらいか?」などについて、

白熱した議論が行われました。

 

今回の道徳科の学習を経て、子どもたちは「社会インフラ」について

より深い理解を獲得できたと思います。

 

この学習や、子どもたち自身が日頃用いる様々な社会インフラを起点に、

これからも理解を深めていってほしいです。