[小6]フィールドワーク1日目【福島県いわき市・広野町】

こんにちは!

6年生担当の赤荻です。

 

7年生に続き、6年生もフィールドワーク(以下FW)に行ってきました。

 

昨年度は岩手県を中心に3泊4日で訪問しましたが、

新型コロナウィルスの感染予防を考慮し、

福島県に1泊2日、校内での事後学習として2日間というスケジュールで行いました。

 

その様子を4つの記事に分けてお届けします。

 

 

まず初日の朝、校内の会議室で出発式を行い、

横田校長代理からお話をいただきました。

 

話を聞いた子どもたちは、

FWの目的を再確認するとともに学びへの意欲を高めていました。

 

一方でワクワクも止められない様子。

 

水族館で何を見たいか、お土産はこんなのはどうかと

楽しそうな会話が聞こえてきます。

 

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バスに乗車し、いよいよ出発です。

バスでは新型コロナウィルスの感染予防で席の間隔をあけて座ります。

 

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最初に降り立ったのは、アクアマリンふくしま

 

飼育員の方から震災当時の水族館の様子や

再オープンに向けてどのようなストーリーがあったのかなど、

当事者にしかできないお話を映像や写真を交えてたくさん聞くことができました。

 

レポートには聞いたり感じたりしたことがびっしり。

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そのあとは、自由見学です。

 

震災によって、飼育していた90%もの魚たちが

亡くなってしまったアクアマリンふくしま

 

全国各地の水族館などが、残った10%を預かってくれたり、

展示する生き物を分けてくれたりしたそうです。

 

子どもたちは、水族館同士のつながりを感じながら、

展示されている生き物たちを鑑賞しました。

 

お土産もゲット!

おいしい海鮮のランチに舌鼓を打ち、アクアマリンふくしまを後にします。

 

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そのあと、ホテルのある広野町の行政の方々からお話を聞きました。

 

当時の避難誘導や避難所の運営などについて聞き、

社会の授業で獲得した先行知識を照らし合わせながら自分の考えを深めました。

 

子どもたちは、FWに行くまでの学習で気になったことを

「震災」「復興」「避難」「防災」「災害ボランティア」の5つの項目に分けて

「問い」を設定していましたので、

今回、その「問い」を解決するためにたくさん質問することができました。

 

「アレルギーのある人の食事はどんな配慮をしましたか」

「ペットをつれて避難所に来た人はいましたか」など

自分に身近な話題に質問が集中。

 

講師の方からは「いい質問だねぇ」とお褒めの言葉をいただきました。

 

復興の話では、ライフラインの復旧・設備の復興・心の復興の

3つの視点をいただきました。

 

心の復興には、時間やお金では解決できないものがあるという話を聞き、

何かできることはないのかな、とたくさん考えているようでした。

(このお話は3日目の校内活動につながるのですが、

その話はまた今度お伝えします。)

 

お風呂・夕食を終え、一日のreflection Timeです。

今日の学びを共有しました。

 

事前に訪問先の情報を調べていた子どもたちですが、

現地に訪問し、説明や質問をしていく中で新たな発見ができたようです。

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2日目は相馬市のバスツアーと東日本大震災原子力災害伝承館を訪問します。

その様子は次の機会でお伝えします。