4年生 浜松フィールドワーク 3日目
※タイムリーに更新できませんでした…
力尽きてしまい、申し訳ありません。
また、一日の流れを盛り込んでいるので、
昨日から、少し記事が長文で申し訳ありません。
お楽しみいただければ、幸いです。
今日は残念ですが、1日中しっかりと雨…
ただし、今年度のフィールドワークは、
昨年度の3年次での活動と違い、
訪問場所は室内がほとんどなので、
雨による問題というのはさほどありませんでした。
さて、今日も盛りだくさんの一日。
最初の訪問は、昭和楽器製造。
楽器のまち浜松としては、
ピアノなどのメジャーな楽器に注目が集まりますが、
昭和楽器製造は「ハーモニカ」の製造。
ハーモニカは、私も幼稚園でやったくらいでしょうか。
小学校などの学校現場で、教材として使っていた頃は、
非常にたくさんのハーモニカが出回っていたようですが…
さて、これ、何しているかわかりますか?
隣の部屋で、酢山社長が調律しているところの手元を
子どもたちがLive映像としてみているところ。
繊細な職人の作業を目の当たりにします。
酢山社長は子どもたちにわかりやすく話してくださり、
そしてものづくりに対する熱い想いがものすごく伝わる、
魅力的な職人でした。
子どもたちはハーモニカに興味津々。
おみやげにハーモニカまでいただきました!
(ピーピーしそうなので、帰るまでのお楽しみにしましたが…)
次は、静岡大学内にある「高柳記念未来技術創造館」
電子式テレビジョンの研究に携わり、
「テレビの父」と言われています。
子どもたちにとって、技術の話は非常に難しいです。
しかし、昨年度の探究から、「技術」が生活の発展に
関わっていることは理解しています。
ガイドして下さった、中西先生。
高柳氏の孫弟子として、やはり熱い想いを持つ研究者。
子どもたちの興味関心にしっかりと応えていただきました。
子どもたちは、新しい技術に触れると、目が輝きます。
ものを通して技術を感じ、そして自分たちが普段から学んでいる
理科や算数などを通して、関連が見えることで、
さらに学習面にも気持ちが入っていくわけです。
学びはありとあらゆるところでつながっていきます…
お昼をはさんで、少しものづくりとは違う内容でリフレッシュ。
それから「火おこし体験(1学期の探究でのエネルギーの学習に絡めて)」
を学んできました。
初日の浜松城もそうですが、
子どもたちは歴史に興味を持つ子、結構います。
ぜひ、のぞみ小では今後、高学年に向けて、
「ストーリーを意識した学びとしての歴史」
の中で、多くの子が興味関心を持って学ぶ展開にしたいですね。
(すでに探究として、似たようなことは低学年から学んでいます)
こちらは火おこしの様子。
1学期にわざと、木をこするだけの原始的な方法で
子どもたちに学校で挑戦させていて、
どんなに頑張っても煙すら…ということを体験済み。
その中で、今回は進化した道具(これも技術による発展!)で
リベンジとして挑戦してもらいました。
みんな、夢中になって挑戦(いいリフレッシュでした★)。
ちょっと、写真でその様子をおさめていなかったのですが、
見事、9グループ中2グループが、
15分間の間に成功させることができました!
エネルギーを大切に使うきっかけになればと思います。
さてさて、本日最後は「スズキ歴史館」。
せんい産業から自動車・オートバイへ。
ここに、ものづくりの学びの集大成として、
いざ、階段を上がって、過去の時間へ向かいます…
まずは、スズキの原点、織機。
子どもたちは、織機の動きをはじめて目の当たりに。
そして、この織機への鈴木道雄氏の想いを知ります。
オートバイの原点となる、改造された自転車。
これも、どのような想いから
このような改造をすることになったのか、
子どもたちは話をうかがいながら、感じることになります。
そして、環境を考慮して、更なる技術を駆使した
新しい車の時代へ…子どもたちは、そんな時代の
中心に生きる世代として、ものづくりに携わります。
車の生産工程、こちらも子どもたちは興味津々。
会議、デザイン、テスト、生産…
コンピュータ、機械、ロボットを用いた工程、
その中で、人間の目、人間の力が必要な工程…
正直、引率にいる私など、大人でも夢中になってしまいます。
自動車・オートバイの生産は現在は世界の国々で行われています。
そのことまでの情報を、約1時間30分、浴びに浴びた子どもたち…
こんな密度の濃かった子どもたちが、
夜、ホテルの会議室で、
一つひとつの訪問先での感想で終わるのではなく、
どの訪問先、どの産業でもそうではないか!
という「本質的なこと」「本物のこと」に
コンセプトを使って考えながら、
『自分たちでたどりつく』わけです。
(写真は説明ですが、実際は仲間で話ながら考えます)
こんなに一日学び通す(自分たちで必死に考える)
小学校4年生の行事は…というくらい、深い学びの連続です!