常総環境センター見学(4年生・社会)

4年生の社会の授業では、
2学期前半の内容として、
ごみについて考えました。

実際には、のぞみ小の場合、
1年生の探究で、資源について学ぶため、
低学年のうちに4年生の内容まで
踏み込んだ学びをすることになります。

探究においては、
子どもたちが、自分たちで学んだその先に
たどり着きたいセントラルアイデア
(中心となる概念)に向けて
関係のあるトピックをうまく組み合わせて
学びの効果が高まるように
学年団の教員で打ち合わせをしてプランニングします。

今の4年生は、2年生からの編入なので、
1年生の探究をしていないので、
社会のこのタイミングでごみについて考え、
実際のゴミ処理場である常総環境センターに
見学に行ってきました。

先日、浜松にフィールドワークに行ったばかりの4年生。
その時の学びを活かせることが、
1年生で学ぶこととの大きな違いでしょうか。

そうです。
私たちの学びは「先行知識」によって、
大きく変わってくるのです。

自分が知っていることをベースにして、
仮説を立てることができ、
その仮説を意識して調べることになり、
その結果と仮説を比べて考察することになり…
そうすれば、結果的に自分が得られるものは人それぞれ。

先行知識は、何も本当に知識だけでなく、
それまでに学んだセントラルアイデアだったり、
自分が理解している「思考の方法」だったり、
自分たちが使える「思考のためのスキル」だったり。

自分たちの学びが「構成主義的」であるのは、
こうした説明からご理解いただけるかと思います。

そうすると、浜松で学んだものづくりのこと。
ものをつくることと、ゴミが出ること、
なんだか表裏一体のような、
でも、共通点もあるような…

役割(Function)を考えると、ごみはそもそも
「何かの役割を終えたもの」ではないか?
でも、それがReuse・Recycleされると、
「そのものの役割がまた現れる」
ということではないか?

ごみを処理する上でも、ものづくりと同様に、
携わる人々のつながり(Connection)がある。
人のかかわりが減る(Change)ように、
ロボットやコンピュータが使われる。

どうでしょうか。
Key Conceptを切り口に、
子どもたちが気づくことがいろいろと出てきます…

一人ひとりの学び、多様で奥が深いですね…