有事の際に行動できるかどうかは…

大阪の方で起こった地震

日本にいる限り、いつどこで起きるともわからないこわさ。

これから気象面でも大雨や台風などによる災害の可能性もあり、

私たちは、こうした災害に対して…

 

今日は避難訓練を実施しました。

火災の想定。緊張感を持って避難する児童。

先行知識を持つ子どもたち。

流れに乗って避難をして、自分たちの行動をReflection。

 

さて、これが本当に、いざというときに、活かせるのか?

勿論、自らの大切な命を守るため、活かさなければならず、

普段の学び以上に、こうした時間が本当に大切な学びであることは、

今日校長代理からも子どもたちに話がありました。

 

さて、こうした避難訓練の経験や、実際の災害の様子を

報道を通じて見たり聞いたりしたことを踏まえて、

私たちが本質的に学ぶこと(セントラルアイデア)は

一体、何なのでしょうか?

 

普段できないことが、本当にできるのか?

学習のテスト、スポーツの試合、劇の本番、探究のプレゼン…

やってないことはテストでいきなり解けないし、

練習していない技を試合でできるわけもなく、

劇で本番だけすらすらセリフが言えるわけもなく、

しっかりと探究していなければ自分の言葉で説明できない…

 

大きな災害は、事前に予行練習はできません。

つまり、未経験のものを目の前にして、

自分たちは考えて行動しなければいけないのです。

従って、当然訓練により、イメージを作ることができますが、

私たちにとって、本質的なことは、

「普段の行動の質をあげること」ではないでしょうか…

 

普段の授業で友だちの意見を聞かなければ、

災害時に大切な情報が流れても、聞き逃してしまうでしょう。

普段から自分の考えを持って授業を取り組んでいなければ、

災害時に自分でどうすべきかを考えることすらできないでしょう。

普段からホームで困っている下級生をサポートしていなければ、

災害時に目の前にいる困っている人と意思疎通すらできないでしょう。

 

結果的に、本当の危機が来た時に行動できるかどうかは、

普段の自らの姿がすべてではないか…そんなことを、

私のクラスでは避難訓練の後に振り返っていました。

 

こうした考え方がしっくりくるかどうかも、

やはり望小での学びに対する普段の姿勢次第…かもしれませんね!