フィールドワークのご紹介②(6年生)
前回の記事では、フィールドワークでの振り返りの様子を紹介しました。
kaichinozomi-daily.hatenablog.com
子どもたちはそれぞれが体験し、実際に見聞きした様々な要素を
関連付けて、フィールドワーク全体の軸となる深い学びを
得ることができたと思います。
では、子どもたちは具体的にどのような体験を経て
「深い学び」を得たのでしょうか。
今回の記事では、現地で体験したトピックの一つである、
浄土ヶ浜散策を紹介していきます。
スタートしました。
ここで簡単にその後の行程や、散策するうえでの注意事項などを
確認したのち、班ごとの行動に移っていきました。
班行動のため一人ひとり体験したことは
少しずつ異なりますが、ここではそれらのうちの一部を
紹介します。
ビジターセンターでは、三陸地方の自然の豊かさや
動植物の特徴、地域のお祭りや工芸品についても
学習できるようになっていました。
子どもたちは事前学習で学んだことと照らし合わせながら、
初めて知ったこと、興味のあることについて
積極的に学習していきました。
この写真は、浄土ヶ浜近辺の展望台での様子です。
高所に位置しているため浄土ヶ浜周辺の地形が
よくわかります。
事前に学習した「リアス式海岸」がどのような
ものなのか、実感をもって学ぶことができました。
こちらは砥石浜での様子です。
砥石浜の周辺では海辺を歩くこととなり、
海の様子や近くの岩肌を観察することで、
波の浸食の結果や、理科で事前に学習した
「流紋岩」についても理解を深められました。
こうした様々な場所を経て、最後に浄土ヶ浜に
辿り着きました。
浄土ヶ浜では、「さながら極楽浄土のごとし」と謳われた
豊かな自然を味わうことができたほか、
大海嘯(だいかいしょう)記念碑や宮沢賢治の歌碑も見られ、
様々な側面から学習をすることができました。
「百聞は一見に如かず」という言葉があるように、
実際に見て学ぶことは非常に重要です。
その意味で、現地に行って様々な事柄を
体験できるフィールドワークは、貴重な機会になります。
子どもたちには、振り返りで得た、
一人ひとりが追究した深い学びとともに、
今回得た経験を大切にしてこれからの学習に役立ててほしいと思います。