Unit5の探究 「私たちには資源をむだなく活用する責任がある」
子どもたちは何をしているのでしょうか?
実は、学校中のゴミを教室の1か所に集めています。1週間足らずでこんなにたくさんのゴミが集まるとは思いませんでした。毎日8Lのバケツ3~5杯分のゴミが教室・職員室から出ており、給食室からはその倍の量のゴミ(残飯も含む)が出ていることが分かりました。
子どもたちは、これらのゴミが常総環境センターへ運ばれていることを知り、実際に行ってみることにしました。
常総環境センターにつくとすぐにたくさんのゴミ収集車が見えます。ゴミ収集車がたくさん環境センターへ入っていく様子をみて、収集車は何台あるのだろう?という新たな疑問も出てきました。
常総センターで、1日にバケツ86000杯分のゴミが出ていると教えていただき、子どもたちは学校で出たごみの量と比べてとても多いこと、私たちが毎日どれだけの量のゴミを出しているのかということを知ることができました。
子どもたちは常総環境センターで学習したことを踏まえて、これから私たちはゴミを減らしていかなければならないと感じるようになりました。
さらに、疑問に思ったことを家で調べてくる子もいました。
煙突の長さについて考えたことがなかったので、子どもたちの疑問に驚き面白いなと感じました。また、みんなで考えていくことができるといいなと考えています。
子どもたちは、リサイクルをすることは大切で、そのためにゴミの分別をすることも必要だが、資源を使って新品を作り、さらにリサイクルで再生品を作ると、物の量が倍になってしまうことを、本を読んだり、動画を見たりして学習しました。
ゴミを減らすために、今子どもたちができることは何なのでしょうか?リサイクルするや、レジ袋をもらわないようにしようなど、大人目線ではなく、今の子どもたちが今日からできることを考えました。
ご飯を食べて残飯を少なくする。鉛筆の芯やクーピーを故意に折らないなど、とても些細なことですが、子どもたちは毎日実践しています。
「僕は野菜が嫌いだけど今日は給食を完食したよ!」
「最近、鉛筆や消しゴムを大切に扱ってなくしたり落としたりしないようにしているよ!」
という声を子どもたちから聞くと、自分たちで考えたaction planを実行することができていると実感ができ嬉しい限りです。