3年生 フィールドワーク@六日町 4日目
最終日は、活動班ごとに上記のまとめを発表しました。
こうした各班が発表した内容そのものが、
この4日間の学びの振り返りそのものになります。
探究的な学びを集中して取り組めた4日間となりました。
本当の探究的な学びは、
「態度変化・行動変化」にまで及ばなければなりません。
子どもたちが、ダムや浄水場で学んだことが
本当にに身についていれば、
その日の夜、食事が終わった茶碗・お皿を眺め、
もし食べ残しや汚れが多ければ、
その分だけ浄水場で様々な手を加えてきれいにした水を
たくさん使わなければいけない…
「あ、食べ方も、しっかりと変えていかなければ!!」
こんな気づきと行動変化までいけば、理想ですね。
実際ですか??実際は…
行動が変わってなかったので、
指導してしまったのが現実です。とほほ。
まだまだ成長途中の子どもたち。
伸びしろをたくさん残している。
これからに期待しましょう!
3年生 フィールドワーク@六日町 3日目
「総合」では、今年度3年生は、米づくりをテーマとして、
前半は米づくりそのものを田植えなどの実際の体験も踏まえて理解し、
後半では第1次産業として、価値を作り出すことの意味まで考える予定です。
現在は、学校でバケツ稲づくりにも取り組んでいます。
3日目、実際に田んぼを所有し、お米を作っている宿のお父さんに、
おいしいお米がどうして作れるのかの秘密を探るべく、
自分たちで疑問を準備して、インタビューを行いました。
六日町がある南魚沼市は、ご存知の通り、
魚沼産コシヒカリで有名な場所。
宿のごはんも勿論おいしいコシヒカリ。
「どうして、この地でおいしいコシヒカリを作ることができるのか。」
学びの場としては申し分ないステージです。
子どもたちは、実際に田んぼを先によく見て、
疑問を考えてインタビューに臨みました。
そんな中、もう一つよく使った概念「Connection」。
学んだもの同士のつながりを考える。
ダムと田んぼの水のつながり。
ダムと、川のそばの森の土の役割。
さらに浄水場の役割まで。
自分たちの学びに見える「Connection」が、
子どもたちの新たな知識・理解の器を広げていきます。
今回は、さらに新たなチャレンジとして、
3日目の午後、六日町市の図書館を利用させていただきました。
活動班ごとに、自分たちがここまで学んだことを、
上記の概念を用いながら整理し、
その中でまだわからないこと、
興味があることを疑問とし、
自分たちの仮説をたてて、
実際に図書館で文献を調べて検証する。
今後の学習方法に直結する、リアルな学びに挑戦しました。
(4日目へ続く)
3年生 フィールドワーク@六日町 1日目
※この内容は、ホームページに後ほど転載されますが、
先行して、こちらに記載いたします。
平成28年度3年生21名で、
3泊4日のフィールドワークを
3年生、3泊4日、
それだけでも非常にチャレンジなことかもしれません。
勿論、フィールドワークですから、
体験的な学習で終わるようなものでもありません。
今回は、「探究」「総合」この2つの授業で
1学期に扱ってきた内容をさらに深めることが目的でした。
初日は、六日町全体の様子を鳥瞰できる
「六日町展望台」に行き、4日間お世話になる場所の
全体の様子を脳裏に焼き付けました。
あいにくの雨だったので、奥の山の様子が見えず、
ちょっと残念ですが、逆にこれも、
まちを「Form」としてとらえた場合、
この色(今日でいうと、白っぽい)から、
雲やきりについての学びにつながったりします。
(おまけ:3日目にリベンジでもう一度訪れて眺めた様子)
何気ないこの最初の時間が、
4日間のすべての学びの土台になります。
「探究」は、1学期の後半で、
『循環する資源を共有して人々の生活が営まれる』
このことを学ぶため、「水」を循環する資源として
学習を進めてきました。その集大成として、
自分たちが水をどのように大切に使うかを考えるため、
いくつかの場所を見学、体感してきました。
(2日目へ続く…)
夏期学童特別講座② ウーブレック
前回に続き、2つ目として実施した講座を紹介します。
子どもたちはとっても大好きな、理科系の講座。
今回のテーマは
『ウーブレック ~科学者は何をする人なの?~』
宇宙からきたといわれる謎の物質(ウーブレック)の
性質を調査してもらいました。
味覚以外の五感を駆使して、調査をお願いしました。
不思議な色、においはあまり好きではないらしく…
見た目は液体っぽいけど、触ると…
「うわぁ~~!!」
こんなリアクションがあちらこちらから。
スライムっぽい、けど全然違う!
固いのにやわらかい!
あ、固まった!
手が抜けない!
どうですか?意味不明ですね。
でも、これが子どもたちの感じていること。
実際、そういう感覚の不思議な物質なのです。
おまけに変な緑色…
こうした性質・特徴を各班で発表してもらい、
表現方法について、意見交換をしました。
さらに、この物質で覆われた星に地球からたどり着き、
この物質を星の表面から取ってきて、
そして地球に戻ってくるための宇宙船を設計して、
設計図として好きなように絵をかいてもらいました。
子どもたちの発想は本当に自由で様々。
一人ひとりの個性、無限の可能性を感じます。
そして、あれこれ言いながら描く
子どもたちの楽しそうな姿。
素敵な時間を提供することができました。
科学者は、見て、考えて、実験して、話し合って、
発表して、そして新たなものを作り出して…
子どもたちから、こうした意見を講座の最初に引き出しました。
そして、実際にこの講座を通じて、そういった科学者の行動を
子どもたち自身がなぞっていたわけです。
未来の優秀な科学者が、ここから誕生するのが楽しみです!
夏期学童特別講座① Group Solutions
Blogにあった通り、19日に終業式を迎え、20日から子どもたちは夏休み。
別途、HPに情報が掲載されると思いますが、
20~21日は、1年生がサマースクールに行ってきました。
1年生で、初めての宿泊行事で、
学校に戻ってきた様子は…結構疲れていました。
それも、充実の証だと思います。
さて、学校には、学童で来ている子どもたちがいます。
この子たちに対して、この夏はスポーツや理科・算数の
特別講座が開かれています。
今日は、特別講座の1つとして、算数系の講座を開催しました。
Group Solutions、みんなで協力するという内容です。
具体的には、4人程度のグループで、それぞれにカードが配られ、
それをお互いに読むことで自分の持っている情報を共有します。
その情報を使って、該当する絵を見つけたり、
地図上にクマを配置したり、クマを整列させたり…
こんな感じで、お互いに話を聞いて、話を伝えて、
協力して問題を解決していくというものです。
同じ種類のゲームも、どんどんレベルが上がり、
自分たちの情報を読んだだけでは答えが出せず、
その情報を一緒に考えて、全員が合意した解釈をして、
みんなが納得いくように進めていきます。
机1つに1種類のゲームがのせてあります(5種類)。
わかりますでしょうか。
子どもたちはカードを持っていますよね。
これを読みながら、クマを並べている様子です。
夢中になって、情報に該当する絵を探しています。
コインを数える問題もあります。
協力するというのは大げさにも聞こえますが、
自分の情報を伝え、相手の情報を聞き、
みんなの合意を得るようにするだけでも、
十分、協力をしていることになります。
望が授業で進めている探究的な学びは、
勿論、こうした講座でも意識して盛り込まれています。
暑い夏も、子どもたちは探究的な熱い学びを続けているのです。
1学期終業式
本日7月19日、1学期の終業式を行いました。
終業式では、各クラスの代表児童が、
1学期の学校生活を振り返り、発表します。
学校生活におけるさまざまな場面について、
よくできたこと、まだ改善の余地があることを発表し、
2学期への意気込みを語りました。
最も多くあがったキーワードが "切り替え" です。
自分がお話をするとき、先生やお友だちのお話を聞くとき、
読書の時間や休み時間・・・
さまざまな場面で "切り替え" を意識して行動し、
よりメリハリのある学校生活を送りたい と、
子どもたち自ら考え、発表してくれました。
1年生も学校生活が板につき、
互いに声を掛け合うことで、
こういったお友だちの発表や校長先生のお話も、
良い姿勢で聞くことができるようになってきました。
2学期に見事な "切り替え" を
みせてくれることを楽しみに、夏休みを迎えたいと思います^^
そんな1年生は、明日から
サマースクールで山梨県に向かいます!