第3回学校公開日のご紹介
2月16日(土)に第3回学校公開日がありました。
今回は2時間目「ホーム活動」の様子をお知らせします。
望小学校には「ホーム活動」という異学年交流の時間があります。
そこでAユニットでは、公開日の2時間目にA1,A2,A3,A4合同で公開授業を行いました。
テーマは「みんなのやる気を引き出す場づくり」です。
まずは、教育心理学・学習心理学を専門とする教員のファシリテートで、
子どもも大人もみんなで学習理論を学びます。
学習理論を少しだけ抜粋します。
・やる気は「人の中」にではなく「場の中」
・やりたくなさ = リスク(不安・ドキドキ)
・ドキドキをわくわくに
・生きるということ = アンサンブル
学習理論を学んだあとに、インプロ(即興)ゲームを通じて、
参加者全員でアンサンブルを体験しました。
1番盛り上がったのは、最後にやったインプロ俳句です。
1文字か2文字を画用紙に書いて隣の人に繋ぎます。
言葉を繋いでいきながら、五七五の俳句を参加者みんなで完成させます。
季節の情景を詠んだグループもあれば、
保護者へ感謝の気持ちを伝えたグループもありました。
「つきあかり うさぎよろこぶ おもちつき」
「ありがとう じゅぎょうさんかん でてくれて!」
完成するまでどうなるかわからない「ドキドキ」を「わくわく」に変えながら、
楽しく取り組むことができました。
終了後に、参加された保護者の皆様からいただいた感想を少しだけご紹介します。
・学びがリスクテイクとか、やる気は場に発生するとか、
子供と向き合うときや自分の職場でも意識して活動してみようと思います。
・知識を単に吸収するのではなくて、
根底となる意欲の向上にアプローチするのがとても参考になった。
・全員参加型の授業は、大人も学校の環境についてとてもよく理解できました。
・理論を伝えつつ、子どもたちにもわかりやすいようにかみ砕いて伝える方法、
大変感動しました。
「リスクをサポート」の意識が自らの職場にももっと浸透させなければ、
と身に染みました。
・10歳という年齢時においても、
物の捉え方・考え方の幅が広がる教え方を実践されていると実感しました。
授業に参加するみんなでつくりあげるのが、望小学校の学びだと考えています。