子どもたちの成長は…

日ごろの学習面を紹介することが多いですが、

当然、1年生から3年生までの児童だけで

構成されている現在の望小学校。

子どもたちは、日々、身体も成長しています。

正直、夏休みを経て、2学期に姿を見たとき、

パッと見て大きくなったことがわかる子もいました。

 

今週は、発育測定。

1学期に比べて、身長や体重がどのくらい成長したか。

ドキドキ、測定に臨みます。

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測定にあたり、養護の先生から、

健康に関するお話を聞いている3年生。

…って、なんか匂っている?

 

いえいえ、これは鼻血の際の止血について、

その方法を教わっていて、みんなが真似しています。

 

日々の学びの時間を大切にします。

そして、いまの時期はプールもあり、

当然休み時間にも思いっきり遊んだりして、

しっかりと身体のこと、健康のことも学んでいくことで、

心身ともにしっかりとした状態で、

さらに日々の学びに取り組んでほしいと思います。

 

(ちなみに子どもたちの身長は、みんな3cmくらい伸びでいました!)

プールの授業

9月1日からプールの授業が始まりました!

みんなプールが大好き!

プールの日は朝から大はしゃぎです。

 

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市民プールにバスで移動し、水泳教室を行います。

 

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スイミングを習っている子もいれば、

まだ潜るのが怖い子もいるので、

グループ別に指導しています。

 

 

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到着後と出発前は、職員さんにみんなでご挨拶。

 

今月の生活目標は

「自分から伝えよう!「あいうえお」の気持ちを」

です。

あ は 「ありがとう」

い は 「いいね」

う は 「うれしい」

え は 「えがお

お は 「おはよう」

 

登下校を長距離移動して、通ってくる子も多い

望小学校の子どもたちですが、

学校だけではなくあらゆるふとした場面で

「 あ い う え お 」のきもちを伝えられるように

育ってほしいと願っています。

 

夏の探究発表会

本日9月3日は、夏の探究発表会でした!

(しかも、午後は学校説明会というハードスケジュール・・・笑)

 

子どもたちは、

1学期の最後に探究ハンドブック片手に

テーマを決めて、

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夏休みの間に行った思い思いの

探究を発表しました。

 

今回は、プレゼンを行う発表会と合わせて、

下記のようにブース発表の時間も設けました。

 

午前にブース発表 → 午後に発表会

午前に発表会 → 午後にブース発表

 

今回は、その一部をご紹介したいと思います!

 

 

発表会に来てくださったお友達のお父さんお母さんに

自分の探究を一生懸命説明します。

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お父さんお母さんだけでなく、

違うクラスのお友達の発表も聞くことができました。

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作品や衣装、タブレットなど、創意工夫をこらした

様々な発表形式が見られました。

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ブース発表は、ブース待機時間…いわゆるコアタイム

設定されており、学会のポスター発表そのもの!

なんだか懐かしくなりました^^

 

小学校低学年にとっては、複雑な動きが求められ、

且つ

スケジュールの関係上、ブース発表の練習は

ほとんど行うことができなかったのですが、

みんなびっくりするほど上手にこなしてくれました。

 

2学期のはじめ、素晴らしいスタートを切ることが

できたのではないでしょうか!

バケツ稲の様子(夏を越えようとしています)

3年生は、以前共有しましたが、

学校でバケツ稲を育てています。

 

フィールドワークで新潟県六日町に

7月下旬に行った際は、田んぼは水抜きされ、

花を咲かせたものもあるくらいでした。

 

こちらのバケツ稲は、6月に入ってから始めたので、

育つ過程は世間の稲よりも遅いかと思います。

現状を撮ってみると…

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伸びでいる様子がわかりやすいのは、

この写真でしょうか。

50cmを超えたあたりと言えそうです。

 

夏休みの間、学校に来なかった児童も多く、

久しぶりに観察して、大きくなっている様子に

声を上げる子も結構いました。

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こちらから撮影すると、すっかり隠れる形で…

つまりそばでよく観察しているようです。

 

勿論、新潟の田んぼの稲と様子は異なっており、

その点も子どもたちから声があがりました。

さて、このまま9月、10月…しっかりとお米ができるのか??

私も含め、期待と不安でいっぱいのバケツくんたちです。

二学期 始業式

本日、8月27日は二学期の始業式でした。

 

みんな健康的に日焼けし、

こころなしかすこし大人びた表情。

ひと夏の経験をしっかりと

自分の糧にしたことが伝わってきます。

 

 

その証拠に、1学期よりも

成長した姿を式で見せてくれました。

背筋をピンと伸ばした

美しい姿勢で校長先生のお話を聞くことができました。

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式典の後は、

ホームごとに夏の思い出を発表したり、

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転校生と一緒にレクをして過ごし、

みんなで大掃除して学校中をピカピカにしました。

 

 

月曜日から授業が始まります!

 

夏期学童特別講座⑦ 溶解について

いよいよ今日で夏休みも終わり…

なんて書くと、書かれたほうも、書いたほうも、

さみしい気持ちになりますね。

 

さて、そんな夏休みの最後、

学童特別講座も今日で最終回。テーマは「ようかい」。

1年生もいるので、ひらがなで書いてみましたが、

お化けのほうみたいですね…違います、「溶解」です。

 

子どもたちは、何も触れず、まずは5種類の粉を、

いつも通り、よーく観察し、違いを意識し、予想しました。

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いいですね、じっくり見ています。「意識して」見る、大切です。

そして、これらを水の中に入れて、よく混ぜてもらいました。

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よく見ていただけますか?(皆さんも参加したつもりで)

いま、手前にある液体は、粉は見えなくなっている。

でも、奥でまぜている粉は、つぶが見えたままですね。

こんな感じで、粉を液体に混ぜて、見えなくなると、

こどもたちは「溶けた」と表現していました。

それを「溶解」ということを私のほうから伝えました。

 

そこで、質問をします。開智望ではよくある、揺さぶる質問。

つまり、考えるきっかけを投げかけます。

「溶けた」といって、見えなくなった粉は、どこにいったの?

「消えた!」「なくなった!」「いや、なくなってはいない、水の中!」

などなど…子どもたちの反応、いい反応ですよね。

さあ、じゃあ実際にどうなっているのか、これが今日のテーマです。

 

次に子どもたちは、また別の粉が配られました。

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特にまだ何も正体は伝えられず…子どもたちはすぐにおいや見た目で探ります。

これに、ちょっとあたたかいお湯を入れて、こどもたちはよく混ぜます。

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なんかさっきまで混ぜた時と様子が違う??

子どもたちも感覚を研ぎ澄ませて取り組みます。

そして、粉がなくなったら、混ぜるのをやめて、色水をたらします。

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これを、水平に動かして、色水を混ぜます。

このまま置いておいて、この粉が混ざった液体がどうなるか、様子をみます。

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今度は、液体のほうを、水ではないものにしてみます。

みんなの前に登場したのは「酢」。

海にある貝殻、別に溶けている様子はないですよね。

つまり、水の中にある貝殻と、酢の中に入れた貝殻。

はたして、どういう違いがあるか?

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ちょっと写真が見にくくてすみません。

結構子どもたちにはインパクトがあるようでした。

酢の中にいれた貝殻は、シュワシュワと泡が出てきています。

つまり、貝殻が変化している、「溶けている」ようです。

 

このように、酢に溶けるものが、貝殻以外、

自分の身近にないですか?と聞いてみましたが、案外出てこない…

(チョークは片方のグループでやってみました)

そこで、いきなり見せて回りました。

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そう、卵!

殻のまま、酢の中に入れています。

貝殻と同じように、卵の殻も溶けていくのです。

と、なると、このあとどうなるのか…気になるよね?

ぜひ、家でやってみて!と子どもたちに伝えておきました。

(実は、これ、3日以上かかるので、もっと私が早く用意すべきでした)

まあ、逆に、子どもたちはすごくやってみたそうでしたので、

これで家に帰ったら、酢と卵の要望をおうちの人にすることでしょう(笑)

 

おまけですが、最初の5種類の粉の中に、塩がありまして、

水に溶かした後、黒い画用紙にたらしておきました。

そのあと放置しておいて、最後の最後、様子を見ています。

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こうして、液体に固体が溶けたあと、見えなくなった粉たちは、

消えるのではなく、液体の中に残っていて、

様子を変えてみたり、また出てきたり…こんなことを学んだわけです。

 

興味関心を持って、疑問を持って、実際に観察して、

一人一人が様々なことを感じ、学んでいく。

これが開智望の学びの基本姿勢です。

 

この夏は、子どもたちに算数や理科が楽しいということ、

身近なところに、興味関心次第でたくさんの面白いことがあること、

そういったものが伝わってほしいと願って実施した講座でした。

 

今日の内容もそうです。卵は自分の家でも試すことができます。

あ、さっきの色水をつけたものは「ゼラチン」が粉の正体です。

なので、こどもたちは、すべての実験が終わったころにもう一度みたら、

固まり始めていた様子に、またびっくりしていたようです。

これも、自分で家で試すことができますね。

身近なところから、たくさんの学びにつながるような働きかけを、

2学期以降もこどもたちに投げかけていきたいと思います。

夏期学童特別講座⑥ 算数思考力チャレンジ

学校の閉鎖期間が明け、今週、学童の子どもたちがまた戻ってきました。

学校にはエネルギーがまたあふれ出しています。

 

さて、夏休みは今週で終了(土曜日が始業式)。

学童の講座も残すところあと2つ。

今日は、算数の講座を開催しました。

 

今回は、完全に、タイトルの通り、思考力の育成。

思考力、言葉を広くとらえれば、どれもこれもそうですが、

ここでのイメージは、単純な計算スキルを習得したり、

公式を暗記したりするのではなく、

算数オリンピックや中学受験に代表されるような

じっくりそこで考えて、自分で場合分けをしたり、

予想をして結果をすべて試して可能性をつぶしたり、

理由を推論して原因と結果を論理的につなげたり…

こんな感じで問題を解いていくことを期待しています。

算数は、このような問題がいろいろあり、

実は子どもたちはこうした問題にテンションがあがり、

解けたり解けなかったりする中で思考力を高めていくのです。

 

今日は、とてもシンプルな流れでした。

まず、たーくさんの問題をある部屋に置いておいて、

自分が解けそうな問題を選んで、解いていきます。

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解いてる解いてる。

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解いてる解いてる。

こんな感じで、この部屋では静かに集中して解く。

疲れたら、廊下で休憩。こんな感じで約30~40分。

その後、考えることについてお話ししました。(控えめ写真をどうぞ)

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(最近の人工知能の話をして、人が考えることの大切さを話しました)

今度は、この考えた時間を活かす、

望の生徒が得意な時間、教えあいを実施しました!

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わからない人はわかる。わかる人も、教えることで理解が深まる。

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教えてます。教わってます。この時間が大切。

そして、これは「その前に自分の頭で考えている」からこそ、

効果が高くなる学習なのです。

自分で考えず、わからないといって、ただ教わっても、

わからなかった人の頭には何も残らないでしょう。

 

そして、また、残りの時間、自分でさらに問題を解きます。

こうして、自分の思考力を、特に大人の手を借りずに、

自分たち同士の学びを通じて、高めていけるわけです。

(私は、今日はほとんど何もしていないに等しいです)

 

でも、これから、自分たちで考えて、自分たちで問題を解決するとき、

こうした取り組み方が自然に身についているとしたら、

それはすごく信頼できる存在になると思いませんか?

開智望での学びを通じて、

自他ともに信頼できる存在になってほしいと心から願うばかりです。