水かけ祭り(Bユニット)

上記のタイトルを見ただけだと

皆さんの頭には?マークが浮かぶでしょう。

 

水かけ祭りは終業式の前日、

異学年生活の時間に子どもたちで企画したものです。

この企画は、ただの水かけをするだけの遊びではありません。 

 

子どもたち自身で起案をし、

計画をたてることで、子どもたちの主体性を育むことを目的とした活動と、

タイなどの東南アジアで行われる「ソンクラーン」という伝統行事を

望小学校らしく探究的に考えることを目的とした活動です。f:id:kaichinozomi:20180727135943j:plainf:id:kaichinozomi:20180727135238j:plain

今年の夏は例年より遥かに気温が高く、

子どもたちはどうすれば

涼しく過ごすことが出来るか考えていました。

 

その時子どもたちは水をかけて涼しくなりたい、

水で遊びたいと言い出しました。

そこで、「やりたいと本当に思ったなら

自分たちで企画してやってみようよ」と伝え、

今回の水かけ祭りがスタートしたのです。

 

水かけ祭り当日、子どもたちは朝からワクワクしていました。

なにせ自分たちが企画したものを楽しむことが出来るんですから。 f:id:kaichinozomi:20180727133911j:plainf:id:kaichinozomi:20180727135341j:plain

水かけ祭りの場所の準備から片付けまで

子どもたちで行うことが出来ましたが、

ただ楽しかった、涼しかっただけでは

開智望小学校の活動ではありません。

 

終わった後にしっかりとReflectionをして

「顔に水をかけられて、いやな人もいるからもっとルールを決めよう」

「水風船は片付けに時間がかかるから次回は使わないようにしよう」

「他の国でもやっている水かけ祭りを参考にしてみたらどうか」

などと多くの意見が出ました。f:id:kaichinozomi:20180727134205j:plain

 

 

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このように企画を子どもたちの手で作っていくことが

開智望小学校の特徴ではないでしょうか。

 

皆様、暑さに気をつけてお過ごしください。

一学期終業式

 先日、開智のぞみ小学校の一学期の最終日である、終業式が終わりました。

当初、終業式は体育館で行う予定でしたが、連日の暑さの影響を考慮し、

冷房の効いたホールで行いました。

 

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 終業式では、ホーム毎に代表の子どもたちが一学期の振り返りを発表しました。

発表の中では 「何かを決める時には司会や書記をたてて話し合いが出来た」

「皆で協力することが出来た」  「思いやりをもって接することが出来た」

などとホームでたてた目標に対して真剣に取り組んでいる様子が見受けられました。

そして終業式が終わり、

ホームに子どもたちが戻り夏休みの予定などを話し合う様子を見ると

一学期が終わるのだと実感させられました。 

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 また二学期、子どもたちが登校してきて

夏休みの色々な話をしてくれることを楽しみにしています。

 

 

                        

個別相談会開催のご報告

先日すべての日程が終了した個別相談会。
今日はその様子をお伝えします。

 

今年度の個別相談会は6月30日(土)、7月8日(日)、7月14日(土)の3日間、

各世帯30分の時間で行いました。

 

実は、のぞみ小がこのように複数の日程で

「個別相談会」を開催するのは今年度が初めてです。
昨年度にも個別相談会を実施していたのですが、

1日開催かつ年長児童のいるご家庭を対象としていました。


昨年度もたくさんのご予約をいただきましたが、

その一方で日程が合わずご参加いただけなかった方や

「年中ですがダメでしょうか?」の声があったのも事実。

 

そこで、今年度はさらに多くのみなさまの需要にお応えするべく

「3日程開催、学齢問わず」にバージョンアップしたのでした♪

 

当日は、
①受付
②教職員との個別相談会
③のぞみクラブ(アフタースクール&学童)担当者との相談会
④在校生保護者との相談会
⑤終了 
の流れで行いました。

  

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 皆様よりいただきました質問は教育理念から日常の様子まで多岐にわたりましたが、
実際に児童と接している教職員とお話をしていただく中で、

少しでも不安が解消されていたら嬉しく思います。 

 

そして、のぞみクラブ担当者との相談会では、

のぞみクラブ(アフタースクール&学童)を担当している教職員より

学童での過ごし方、利用の方法、長期休暇中の学童、アフタースクールの種類など

たくさんのお話がありました。

 

のぞみ小のアフタースクールは種類が多く、

中には週に5日受講している児童もいるほど!
今年度は「ロボット教室、アート教室、ダンス教室、英語教室、プログラミング教室、スポーツ教室、書道教室、育脳寺子屋」の8つの教室を曜日別に開講中です。
当日は実際に児童がつくった作品も展示していました。

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 また、在校生保護者との面談も大人気!


実はこちらにも裏話があり、2月に行った

「おとなのワークショップ(保護者が探究型授業を体験する会)」でも

在校生保護者にサポートしてもらったのですが、終了後のアンケートで

「もっと在校生の保護者の方とお話ししたかった」

「実際に子どもを通わせている方の意見が聞いてみたかった」等のご意見を

多く頂戴しました。

 

そこで「個別相談会を在校生保護者の方ともお話する機会にできたら…」

という想いから、今回保護者の方々にお願いをさせていただいたのです。

(ご快諾いただきました保護者の皆様、本当にありがとうございました(^o^))

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この個別相談会が、ご参加いただいた方々の

不安解消につながっていたらと思います★

 


最後に、このブログとまったく関係ないのですが、
「開智望小学校」と「開智のぞみ小学校」

どっちが正式な学校名なの?とお悩みの方へ…
興味がなかったらスルーしてください(笑)

 

正式な学校名は「開智望小学校」です。
ただ、これまで漢字で記載している中で「かいちぼうしょうがっこう」と

読まれることが多々ありましたので、誤読を防ぐ意味でホームページやメールでは

「のぞみ小」とひらがなで記載しているのです。

どこかのタイミングでお知らせしたいと思っていたのですが、

なかなか機会がなかったので突然発表しました(笑)

 

小学校選びは、お子さまが今後育っていく環境を選ぶ大切な機会です。
疑問や不安のないクリーンな状態で、

学校を選択していただきたいと思っておりますので

簡単なことでもお気軽にご相談くださいね。

 

それでは今日はこのへんで!(長くなりました...)

【5年生】情報に関する校外学習(テレビ局・新聞社)

1学期も残すところ10日を切りました。

大雨による西日本の被害、非常に心配です。

明日からはまた気温がぐんと高くなるようで、

望小だけでなく、子どもたちの体調管理も気になります。

 

さて、ちょっとだけ暑さが和らいだ今日(とはいえ蒸し暑かった)

5年生は、都内に終日校外学習のため、外出。

現在、探究(UOI)のUnit 2の学びをしている5年生。

9月に入るとすぐに宿泊学習もあるため、終盤の学びです。

 

キーワードは「第3次産業」そして「情報」。

今回は、それらを共に含む産業の中で、

5年生の社会科の学習指導要領の内容でもある

メディアについての学びの集大成として、

午前中にテレビ局、午後に新聞社に行ってまいりました。

 

テレビ局への訪問は、編集フロアやスタジオなど、

なかなか普段入ることができない、いわば「職場」としての

見学ができるということで、クラスを2つに分けで別々のテレビ局へ。

ご協力いただいたのは、「日本テレビ」「テレビ朝日」。

 

当然、写真も撮ることができないような場所でしたので、

文字ばかりの情報になりますが、子どもたちには新鮮で

非常に魅力的な時間を過ごせたようです。

 

放送に向けてみんなが動き出す様子、

最新の技術に支えられて進化する映像を作り出す現場、

そしてたくさんの繋がり(ネットワーク)のもとでの仕事。

 

普段テレビで目にしている場所を目の前にしながら、

そして単純な興奮だけでなく、キーコンセプトを用いながら、

Function(役割)、Change(今昔の違い)、Connection(つながり・関係)

様々な観点を通じて、テレビ局の理解、さらに

情報ネットワークについての理解を深めていました。

 

 

午後は、今度は異なるマスメディア「新聞」。

こちらも非常に有意義な時間を過ごすこととなりました。

お力添えいただいたのは「読売新聞社」です。

 

テレビ局と同様に、編集の職場の様子を見させていただきました。

建物自体をFormの観点から見てみると、

そこには意図的な特徴(テレビ局も同様でした)があること。

この因果関係(Causation)を考え続けることが

子どもたちにとって重要かつ有効な深い学びのスタイルです。

 

今回は、加えて、自分たちで取材を体験する時間もいただきました。

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子どもたちが、取材の依頼をもとに、

キーワードや対象者など、戦略を練っています。

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タブレットを活用しながら、自分たちの戦略に沿って、

取材を進めていきます。

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子どもたちは協力して、真剣そのもの。

自分たちの役割(Function)を交代しながら、

どんどん取材を進めます。

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取材した結果として用意された原稿案を見て、

自分たちの意図にふさわしいものを選びます。

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できあがった新聞を眺める子どもたち。

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取材の過程がグループごとに異なっているので、

(戦略の部分から)出てきた新聞が

グループによって異なっていることを見ています。

 

こうした校外学習での子どもたちの活動の様子は、

日々の学習の姿をそのまま反映していました。

 

やはり、日ごろの学び方の蓄積があって、

その学び方が身について、学校内だけでなく、

外部の充実したコンテンツに対して、

自分たちの学び方で、深く理解することができるのです。

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今日は終始、興奮冷めやらぬ子どもたちでした(笑)

【第4回学校説明会】年長対象:のぞみ小の授業を体験しよう!

こんにちは!

現在のぞみ小では6月30日(土)、7月8日(日)、7月14日(土)の日程で

個別相談会を開催しています。

すべての日程が終わりましたら、

開催報告のブログを書きたいと思いますのでしばしお待ちくださいね。

 

そして、個別相談会の裏側では

7月22日(日)の第4回学校説明会の準備も進めています!

これまで、第1回ではのぞみ小について、第2回では探究、

第3回では英語を大きなテーマとして説明させていただきましたが、

今回のテーマはずばり!「入試」です。

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ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、

のぞみ小の入試はⅠ型・Ⅱ型と二種類あります。

 

Ⅰ型は「ペーパーA・行動観察・作業・運動」が必須の試験科目です。

そこからさらに「自己発信を行うか?」「ペーパーBを受けるか?」

「自己発信もペーパーBも受けるか?」などなどご自身で選択して

最終的な試験科目を決めていきます。

(文章で書くと少し複雑に見えますが、

実際はそこまで複雑でもないのでご安心ください!)

 

Ⅱ型は「探究活動」を必須の試験科目とし、その他に選択する科目はありません。

 

そしてⅠ型もⅡ型も、全員必須で「受験生・保護者別々での面接」があります。

 

このように、試験科目にも受験型にも選択の幅があるのぞみ小の入試。

 

「自己発信はどんなことをしたらいいの?」

「家でどんな準備をしたらいいの?」

「塾に行っていないけど大丈夫?」

「ペーパーBってむずかしいの?」

「探究活動ってなにをするの?」

などなど、たくさんの疑問が生まれてくるかと思います。

 

 今回の説明会では、皆様の不安なお気持ちを少しでも払拭するべく、

お答えできる範囲でたくさんお話ししていきたいと思います!

まだお持ちでない方には募集要項もお配りいたします。

 

そして、Ⅱ型の試験は他校の入試ではあまり見られない形ですので

こちらについてもしっかりご説明したいと思います。

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ちなみにですが、ご予約の際に「お知りになりたい情報」を入力する

箇所がございますので、そこに今感じている疑問をご入力いただけましたら

できるだけ説明会に盛り込んでいきます!

 

説明会中お子さまにはのぞみ小の授業を体験していただきます。

これまでの説明会では「年長の児童向け」にワークショップを行ってきましたが

実際ののぞみ小の授業は当然ながら「小学生向け」です。

ちょっぴり背伸びの授業体験、

お子さまがまだ見ぬ小学校生活にワクワクする機会となったらいいなと思います。

終了後にはお子さまのお話をたくさん聞いてみてくださいね。

 

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最後になりますが、今回は年長のお子さまを持つご家庭の方に

ご理解を深めていただくことを目的としているため、

ご参加対象を絞らせていただいておりますことをご了承ください。

 

それでは!7月22日(日)のご参加お待ちしております。

(まだご予約でない方はホームページよりご予約ください!)

有事の際に行動できるかどうかは…

大阪の方で起こった地震

日本にいる限り、いつどこで起きるともわからないこわさ。

これから気象面でも大雨や台風などによる災害の可能性もあり、

私たちは、こうした災害に対して…

 

今日は避難訓練を実施しました。

火災の想定。緊張感を持って避難する児童。

先行知識を持つ子どもたち。

流れに乗って避難をして、自分たちの行動をReflection。

 

さて、これが本当に、いざというときに、活かせるのか?

勿論、自らの大切な命を守るため、活かさなければならず、

普段の学び以上に、こうした時間が本当に大切な学びであることは、

今日校長代理からも子どもたちに話がありました。

 

さて、こうした避難訓練の経験や、実際の災害の様子を

報道を通じて見たり聞いたりしたことを踏まえて、

私たちが本質的に学ぶこと(セントラルアイデア)は

一体、何なのでしょうか?

 

普段できないことが、本当にできるのか?

学習のテスト、スポーツの試合、劇の本番、探究のプレゼン…

やってないことはテストでいきなり解けないし、

練習していない技を試合でできるわけもなく、

劇で本番だけすらすらセリフが言えるわけもなく、

しっかりと探究していなければ自分の言葉で説明できない…

 

大きな災害は、事前に予行練習はできません。

つまり、未経験のものを目の前にして、

自分たちは考えて行動しなければいけないのです。

従って、当然訓練により、イメージを作ることができますが、

私たちにとって、本質的なことは、

「普段の行動の質をあげること」ではないでしょうか…

 

普段の授業で友だちの意見を聞かなければ、

災害時に大切な情報が流れても、聞き逃してしまうでしょう。

普段から自分の考えを持って授業を取り組んでいなければ、

災害時に自分でどうすべきかを考えることすらできないでしょう。

普段からホームで困っている下級生をサポートしていなければ、

災害時に目の前にいる困っている人と意思疎通すらできないでしょう。

 

結果的に、本当の危機が来た時に行動できるかどうかは、

普段の自らの姿がすべてではないか…そんなことを、

私のクラスでは避難訓練の後に振り返っていました。

 

こうした考え方がしっくりくるかどうかも、

やはり望小での学びに対する普段の姿勢次第…かもしれませんね!

第3回学校説明会開催のご報告(説明会パート)

今週は、学校では「保護者面談」を実施。

今年度最初の面談(2学期にも11月にあります)。

以前も昨年11月のブログで紹介しましたが、

ご家庭での様子を聞き、学校での様子をお伝えし、

子どもたち一人ひとりの現状の認識を合わせ、

これからの更なる成長への後押しのイメージを共有する。

こうした時間も貴重な時間となります。

 

学校で見せる一面、家でしか見せない一面、

保護者の方が知らない、私たち教員が知らない、

お互いそんな部分に気づかされることもあります。

  現場での印象だと、結構、家と学校で

  全く変わらない子が多いでしょうか。

  男の子と女の子でもまた違うかもしれません。

 

普段からの情報共有も勿論ですが、

やはりこうした場でのコミュニケーションが、

子供たちの成長のためにも大切なことだと改めて感じます。

 

さて、そんな中、23日(土)は

第3回学校説明会を開催しました。

初めての方向けには、校長からの望小についてのお話。

複数回の方向けには、在校生保護者の方とのトークセッション。

 

子どもたちは、国際バカロレア初等プログラムの学びとして、

ここで何度もご紹介している「キーコンセプト」を使いながら、

様々なものへアプローチし、理解を深めています。

今回のセッションをキーコンセプトで振り返ると…

 Form:保護者の方の話す様子から、雰囲気がすべて感じていただける

 Functon:保護者の、子どもの望小での成長における役割とは

 Change:子どもの変化、望小の変化、保護者の変化

 Connection:家庭と学校の関係・つながりの具体的な内容

 Causation:望小をなぜ選んだのか?伝えたいメッセージの根拠

 Perspective:普段の学校側の視点ではなく、保護者の視点から

 Reflection:すべての話は、保護者の方の振り返りをもとに…

 Responsibility:望小がこれから果たすべき責任

どうでしょうか?参加いただいた方は、これでReflectionしてください(笑)

ご参加いただけなかった皆さん、イメージの参考に…

 

その後は、英語教育についての説明と、子どもたちの生の様子。

ネイティブの先生へのインタビューやプレゼンを見ていただきました。

その後の質疑応答での様子も含め、ありのままの子どもたちの様子を

ご覧いただけたのではないかと思います。

そして、英語で話す姿にせよ、日本語での質疑応答にせよ、

子どもたちが「自分の言葉」で話していた姿を見ていただけたと思います。

私たち教員のどんな説明よりも、望小での日頃の積み重ねが

一番伝わったのではないかと思います。なんか、うらやましいです(汗)

 

私たちの説明会は、最後の質疑応答での校長の話を含め、

まだまだ成長過程にある学校の様子を見ていただいています。

上記の通り、子どもたちも成長し、同時に教員も成長し、

学校全体が日々成長する流れの中にある…それが文化かもしれません。

そんな成長過程の様子を、引き続きこちらのブログでも

お伝えしていきますので、どうぞお楽しみに!

 

この説明会の裏で行われていた、キッズワークショップの様子は、

また別の記事でご紹介したいと思います★