【夏期学童特別講座】ものづくりとプログラミング
学校の閉鎖期間が終了し、学童に来る子供たちは、
また昨日から元気に学校に来ています。
そんな中、火曜日はまた特別講座の日。
これまでの3回、「理科」「算数」「国語」を
意識した講座をしてきましたが、今回と次回は「情報」。
小学生の科目としてはまだありませんが、
タイトルにある通り、プログラミング教育は、
次期学習指導要領にも含まれ、最近はたくさんのワークショップで、
子どもたちもプログラミングに触れる機会が増えています。
実際、最近の子どもたちはこうしたことに興味があり、
きっと大きな可能性を秘めていると思います。
そんな私の想定が、今日確信に変わる瞬間を目撃しました…
まず準備運動は、「条件付きしりとり」。
条件、こういう思考も、プログラミングで
養われる部分もあると思います。
ある条件では…条件分岐の発想。
別に、皆さん、普段からしている思考。
それを少し丁寧に意識するきっかけが、
プログラミング教育にはあるのかもしれません。
「夏」を条件にしたり、
学年ごとに使う文字数を制限したり…
こうした中で、異学年で協力する準備運動。
はい、今日もいい感じでみんな協力できそうな雰囲気を
しっかりと感じながら、いざ、中身へ。
今日は、プログラミングだけでなく
「ものづくり」もテーマに入れました。
子どもたちには、今、あらためて、世間では、
ものづくりができるようにみんなが期待されている
ということを伝えてモチベーションを高め、本題へ。
今日使ったのは、MESHというIoTのアイテム(左)。
(気になる人は、別ウィンドウで検索してみましょう!)
それと、iPadを使って、子どもたちは楽しみます。
これらのプログラミングに使うアイテムに対し、
日常の何気ないものを使って、
こんなものがあるといいな、面白いな、
というものを作ってもらいました。
一例として、しゃべるコップを作っているときの動画。
まず子どもたちは、日常のアイテムを見て、作戦会議。
どんなことができるだろう?
これは、さっきのMESHやiPadを見せる前に、
先にこれを考えることで、アイデアとして
制約がかからないようにしました。
子どもたちの斬新なアイデアがいいですからね!
今度は、MESHのいろいろなタグとiPadで
(さっきの写真でいろんな色がありましたよね?)
どんなふうに使うか、子どもたちがあれこれ試しています。
真剣そのもの。
正直、1年生や2年生は、あまり教え込まない
のぞみ小のいつものスタイルでやったので、
上級生が少し先に理解してやるにしても、
自分たちでできるのか??と思ったのですが…
何の心配もなし!いや、さすが子どもたちの可能性。
女子もなーんてことはなく、
夢中にいじりながら、理解してしまいます!
(物が足りなかったので、私の携帯でやっています)
今回は、実は時間の配分が結構短かったので、
おもしろアイテムを形にするのは、
それぞれ少ししかできませんでしたが、例えば…
筆箱をあけると、しゃべりだすものや、
しゃもじを使うと光ったり、しゃべったり…
こんなものを作りながら、すごく楽しんでいました。
先ほども書いた通り、何よりツールへの抵抗感がないこと。
そして、いじりながら理解してしまうこと。
どんどん新しいやり方を見つけ出してしまうこと。
いま、私たちは、これからのICTを活用した学び、
また、情報の教育としてのプログラミング教育など、
世間のワークショップや研修などの情報も得ながら、
どんな形で子どもたちにのぞみ小らしく学んでほしいか、
試行錯誤の中でデザインを進めています。
今日のこのワークショップも、子どもたちの様子は
非常に興味深く、今後もデザインが難しくも楽しみです。
さて、実は時間の関係で、上の活動の裏では、
ものづくりに関するワークショップとして、
LEGOとWammyを使って、「まち」を作ってもらっていました。
何かを作るには、設計が大切!まずはみんなで描いてみます。
その後、それを具現化していきます。
アドバイスとして、
目の前の自分のものに集中するだけでなく、
まち全体(まわり)を見まわして、
バランスを見ながら、作っていくことを伝えました。
俯瞰的な視点、大切だと思います。
こちらも楽しみながら、取り組んでくれました。
ものづくりの楽しさ、本当にずっと感じ続けてほしいです。
そして2つの製品を上手に組み合わせていました。
これも、さすが子どもたち、という感じです。
子どもたちの発想は、本当に魅力的です。
そうしたアイデアを、いつも形にできて、
そしてさらに動くように作り上げていく。
ものづくり、プログラミングは、
こうしたことの実現に大きな役割を担っています。
これからも、子どもたちにたくさん刺激を与えていきたいです。
来週も、情報系のコンテンツを実施予定です!