子どもたちを迎える準備は様々で…
新年度が始まりました。
開智学園は、のぞみ小だけでなく、埼玉・東京・千葉にもある
学園内の系列校の教職員が一堂に会して、
新年度の初日に今年度の学園の方針を聞いたり、
講演者のお話を聞いたりして、一年がスタートします。
そんな昨日のスタートから一夜明けて、
今日からはのぞみ小で、
子どもたちを受け入れる準備を進めていきます。
物理的な準備は勿論のこと、
準備も視点(Perspective)を変えればいろいろあります。
子どもたちに開智としての探究型の学びを実践するため、
教員同士で、探究型の授業に関する研修を実施しました。
先日、一部の教員は、PYPのワークショップを受講しましたが、
今日は今年度の教員全員で、学びについて考える機会を設けました。
今日も、学びのポイントとしては、
・みんなで学んでいく上て、見る力・聞く力の重要性
・子どもたちへの声掛け次第で、意識・学びの深さが激変
・8つのキーコンセプト(PYP)を意識した問いかけ
・いくつかの具体的なことから上位概念を考える仕掛け
・子どもたちに学びの中で「Attitude」「Lerner Profile」を意識付け
などなど…授業者として子どもたちに対して意識したいこと。
アイスブレイク(手前に写っているお弁当トランプ)で、
見る力・聞く力を意識することの重要性を理解しました。
そのあと「思いやり」「リーダーシップ」について
これまでの知識や経験(先行知識)をお互いに共有して、
意識した聞く力を使って、さらに思考してもらいました。
(この皆さんの素敵な聞く姿勢、いいですね★)
「思いやりとは何か」「リーダーシップとは何か」
こうした疑問と仮説を考えたら、今度は検証。
みんなで取り組んだのは「ACHIEVUS」というボードゲーム。
細かく説明するのは大変なので省略しますが、
17の原則のカードを自分の場に全部出せればOK。
ただし、自分だけでなく「全員が」出せれば達成!
ルールを覚える練習をして、いざ、みんなでスタート。
かけ声は…「アチーバス…(私)」
「GO!!!(みんな)」いい表情ですね(笑)
学びの様子(遊んでいる様子??)の楽しさは、
これらで十分伝わりますよね★
単純なゲームとしての楽しさだけでなく、
学びのコンテンツになるような意識付けも忘れません。
これは、管理職による教え込み!?
(参加者に自ら気づかせないといけませんね★)
ゲームの後は、いつも通りしっかりと「Reflection」。
あらためて「思いやり」「リーダーシップ」とは…
(探究サイクルで言うと、検証後の「考察」ですね)
ただ振り返ってもいいですが、やはり、
キーコンセプトを用いながら考えることが大切(左)。
そして、今回の経験・ゲーム前に確認した過去の経験や知識、
そして、今日はしていませんが、思いやりやリーダーシップを
発揮した人についてのストーリーを国語や社会で扱って、
それらのトピックからどれにも共通して見えてくる本質を、
セントラルアイデアとして自分たちで導いていく(右)。
うらの目標としては、このゲームが持っている
「協力することの大切さ」を教員組織の中でも
あらためて意識して1年間みんなでがんばれるように…
深い学びと楽しい時間を通じてのたくさんの気づき。
さあ、子どもたちを迎え入れる準備は、ここからです★