【2年生】ウィンタースクール
新幹線を降りた2年生たちは、一面の銀世界に迎えられました。
一泊二日の宿泊行事、ウィンタースクールの始まりです。
六日町駅へ向かう電車の中で繰り広げられる会話は、
車窓から見える、雪国特有の屋根や道端のポールについて。
バスに乗り換えてからも、融雪溝や縦型の信号機など、珍しいものに大興奮です。
事前学習で感じた疑問を解決するべく、
検証のために訪れたのですが、街を歩くだけで新たな疑問が次々と生まれます。
「耐雪式、融雪式、自然落雪式など、様々な屋根の形があるのはなぜ?」
「融雪パイプで水を流すと、道路は凍ってしまわないの?」
「こんなにたくさんの雪が春になって溶けたら、いったいどこへ行くの?」
なんで?どうして?は、子どもの得意技ですが、
それを何としてでも解決しようとするのが望小学校の子どもたちです。
夜の現地の方へのインタビューでは、
質問が途切れることはありませんでした。
二日目は、自分たちで考えた雪遊びをしました。
昨晩から降り出したさらさらの雪が、
ふかふかのクッションとなり、少し歩くだけで体が温まります。
最後には、現地の方に教わりながら、雪かきを体験しました。
どかした先から積もっていく雪に、無邪気に喜ぶ子どもたち。
しかし、一日に何回も雪かきをすると聞き、
すぐにその大変さに想いを巡らせる感受性の高い子どもたちでした。
一人ひとりが役割を持ち、友だちと協力して過ごした二日間。
子どもから子どもへ、声をかけ合って生活しました。
東京駅で出迎えてくれた保護者の方々の目には、どのように映ったでしょうか。
きっと、ひと回り大きくなった背中に、頼もしさを感じたはずです。