2年生ウィンタースクール
12月から2月にかけて、2年生は「自然には恩恵と脅威がある」というテーマで探究を行っています。
この探究では「雪国のくらしの苦労と工夫」について学習します。
大きな目的は「雪国の人々がどのように暮らしていて、どのような工夫をしているのかを学習すること」です。
今年は暖冬で雪が全くないことが予想されました。しかし、越後湯沢が近づくと外は白い景色に覆われていて、「ゆきだー!」と思わず声をあげる児童もいました。
↑雪のあるほくほく線のホーム
新潟に着いて最初に訪れたのは「牧之通り」です。
ここは「雪国の歴史と文化を活かすまちづくり」をコンセプトに作られた街で、非常に美しい街並みが見られます。
↑牧之通り散策の様子
駅前では雪が見られて安心したのですが、街に行くと雪がほとんどありませんでした。
しかし、子ども達は信号機が縦向きになっていたり、屋根の斜面が急になっていたりと、自分たちの住んでいる場所と違うところを見つけることができました。
「雪が積もっても大丈夫なようにしてるんだね!」と気づいている子もいました。
↑縦型の信号機
牧之通りの散策が終わると、待ちに待った雪遊びです。
観光協会の方が雪がある場所を見つけてくださいました。
雪合戦をしている子、雪だるまを作っている子、かまくら作りに挑戦する子など、それぞれ工夫を凝らして雪遊びを楽しんでいました。
↑雪遊びの様子
雪国の街並みや雪そのものに触れたあとは現地の方にお話を伺いました。
事前学習では雪が生活の脅威になることを勉強し、「雪国の人はどんな苦労をしているのか」「どんな工夫をしているのか」についての仮説を立てました。
その仮説が正しいのか、インタビューで検証を行いました。
雪国で使う道具も実際に見せて説明してくださいました。
↑現地の方へのインタビューの様子
今年は例年になく雪が少ない年だったため、「雪が少ないことで観光地に来るお客さんが少ない」という話を聞きました。「雪が多いのも大変だけど、雪がなくて困る人がいる」ということも学ぶことができました。
実際に現地に行き目で見たり、手で触ったりすることで、雪国の暮らしを実感を持って学べたウィンタースクールだったと思います。
事後学習では学んだことを新聞にまとめて、プレゼンテーションを行います。
六日町で経験したことや学んだことを今後の生活に役立てられたらと思います。