2学年 ウィンタースクール~新潟県南魚沼市六日町~

 2学年は1月24日~26日まで新潟県南魚沼市六日町にウィンタースクール(宿泊学習)へ行きました。ウィンタースクールは探究Unit5の活動の一環として行われており、Unit5は、「自然には脅威と恩恵がある。」というセントラルアイディアのもと学習を進めています。ウィンタースクールの活動を中心にして、自然の「脅威と恩恵」の二つの側面から迫っていきます。

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 LOI1は「雪の脅威と恩恵」として、雪と雪国に暮らす人たちの脅威と恩恵について考えました。ウィンタースクールでは、事前学習で雪や雪国の暮らしの脅威と恩恵についての仮説を立てたのち、「仮説の検証を行う」ことを目的として実施しました。

 

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 子どもたちは新潟の雪景色にまず衝撃を受けながら、「線路が凍らないように消雪パイプがいろんなところにあるね。」「ほくほく線はドアに開閉ボタンがあったけど、なんでだろう。」と事前学習で得た知識と実際の雪国を比べていました。初日・二日目の雪に触れる活動では、関東の雪と新潟の雪の違いを手触りや踏んだ感触、音から体感していました。

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 また、今年は雪遊びをたくさん取りいれることで、雪の楽しさと怖さを体験することができました。1日目は、雪に触れることが楽しくたくさん走ったり雪を投げたりする活動を通して楽しい時間を過ごしていましたが、2日目になると「寒すぎて外での遊びをしたくない。」「早く部屋に入りたい。」「急に吹雪いて、前が見えなくなったから怖い。」「部屋でいたら屋根から雪が落ちているのが見えて、人が下にいるととても危ないと思った。」などと、不安や恐怖を感じる声が聞こえてきました。普段、雪に接することが少ない子どもたちが、やむことなく常に降り続ける雪を見た素直な感想だと思います。

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 雪の恐怖を感じるとともに、散策で見学したり、ホテルの方に直接インタビューをしたりすることを通して雪国に暮らす人々の暮らしの工夫を聞き、雪とともに生きていくための知恵を知ることができました。

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 ウィンタースクール後は、川の恩恵と脅威について考えていきます。ウィンタースクールでは、雪国の脅威について体験することができましたが、3年生になって同じ場所にフィールドワークへ行くときに、今度は恩恵について体験できるよう今後の学習を進めていきます。

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