[中1]フィールドワーク【大洗町 2日目】
こんにちは!
7学年(中等教育学校1年)担当の峰岸です。
前回に続き、2日目のフィールドワーク(FW)の様子です。
2日目は、このFW最大の山場となる1日。
グループごとに、大洗町をフィールドワークしました。
子どもたちには、まちの様子をよく見て回るのはもちろんのこと、
まちの人々(商店街を中心)にインタビューをしたり、
自分たちも実際においしい海鮮のお店で食事をしたり…
午前9時から午後3時半までの6時間半、
じっくりと「自分たちで主体的に」大洗町を理解してもらいました。
その様子を、写真と一緒にご紹介します。
と、その前に、朝の散歩から。
子どもたちは事前に自分たちで考えた行動計画に基づいて
フィールドワークを行います。
行動計画は、総合の時間を使って
事前学習としてグループごとに予定を立てました。
事前学習の行動計画の様子です。
どこの商店街に行くか、どこの現地のお店で昼食をとるか、
どこを見に行くか…決められたエリアの中で
完全に自分たちで考えてもらいました。
さて、いざ、出発!
前日もお世話になった漁協の方から、より詳細なお話を現地で伺ったり…
現地の方のご厚意で魚を捕る船に乗せてもらったり…
商店街にいらっしゃる現地の皆さんとお話しし、
大洗の様子についてたくさんの情報を獲得していました。
そして、待ちに待った昼食です!
子どもたちは、自分たちでお店を調べて、
お昼においしい海鮮料理を食べるのをとても楽しみにしていました。
これまたみんな、おいしそうに食べる食べる…
現地のお店で、自分たちで持ってきたお金と相談しながら食事をすることで、
まちの外から来た1人として、地域の経済に貢献するという役割も果たしました。
商店街を中心とした大洗町のフィールドワークを終えた生徒は、
最後の30分は、観光スポットの周辺を見て回りました。
大洗磯前神社から海側に出て、海を見つめる子どもたち。
まち自体は、様々な立場の人たちから成り立っています。
観光客、海水浴客、サーファー、アニメのファン。
これらは外部の方の視点。
生活をする人、商店街を営む人、漁業に携わる人、観光スポットに関わる人
これらはまちの中の人々の視点。
インタビューをすることで、それぞれの立場の目線で
まちの特徴を考えることができ、まちが抱える課題を知ることができます。
昨日に続き、夜のホテルでの振り返りでは、
気がついた特徴や課題を中心にReflectionしました。
まさに、これが探究サイクルです。
事前学習で得た知識から質問したいことや気になることを洗い出し(疑問)、
それに対する自分の考えをもって現地に行き(仮説)
現地でのフィールドワークでたくさんの情報を獲得し(検証)
それらから特徴をまとめ、仮説に対してまとめた結果から考えを深める(考察)。
まとめた結果をみんなで共有して
新たに知りたいことや考えにつなげる(発表)ところは、
事後学習として今後行うことになります。
私たちが、小学1年生から実施している宿泊行事を
学校行事の1つという位置づけではなく
「フィールドワーク」として非常に大切にしているのは、
普段学校で行っている探究サイクルを用いた学びを
最大限に生かすことのできる機会だからこそです。
明日は最終日。また別の観点で、大洗町への理解を深めます。
3日目の展開も、どうぞお楽しみに!