ゆっくり考え、じっくり対話する『哲学対話』
ご存知の通り、異学年学級(Home)の望小学校。
最近、各Homeでは、独自の活動を進めています。
ボディパーカッションに取り組んでいるホーム、
生き物を飼うことを議論しているホーム、
などなど、それぞれが様々に動いています。
そんな中、子どもたち同士で、
答えが出ないような「問い」を
みんなでゆっくり考えながら、じっくり対話をする、
「哲学対話」に取り組んでいるクラスがあります。
開智学園の中では、中高一貫部ですでに数年、
授業として展開しているこの哲学対話。
小学校の低学年でも、最近では取り組みが徐々に増えているようです。
この写真は、対話するときにつかう、
「コミュニティボール」を作っているところ。
(このボールを持っている人だけが話ができる。あとの人はちゃんと聞く)
このときは、週末の出来事などを話しながら、
それをみんなが聞きながら、対話の練習も兼ねて
ぐるぐる毛糸を巻きながら、ボールを作っていました。
答えのない問い、例えば…
仲良くなるとはどういうことか?
→ 手を出さない人と仲良くなる
→ 手を出す人は、仲良くなる人がいないのか?
→ 手を出す人同士、出さない人同士、似ている人同士が仲良くなる…
という風に、子どもたちなりに自分の経験や考えを、
相手の話を聞きながら、考えることができるようです。
今後も対話の様子、子どもたちの変化など、共有していきたいと思います。