説明会でご覧いただいた授業のその後…

話題が限定されてしまいますが、

せっかく17日の説明会のご報告を紹介しましたので、

4年生の算数の授業のその後を紹介します。

 

今日は、さらに自分たちの身近なことで

平均(という言葉自体にまだ踏み込む途中ですが)を

いくつか計算してもらいました。

 ①筆箱の中の鉛筆の本数

 ②昨日の睡眠時間

 ③家から学校までの登校にかかる時間

ある意味、ヒントを出さなければ、②や③は、時間や分が混在する中、

どのように計算するのかも、探究的な学びです。

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自然に「分」に直して計算するグループもあり、

小数で出てきた「分」を「秒」に直すのに苦労したり…

こうした経験が新たな気づきにつながるので、

子どもたちにとってはそれぞれのグループで

それぞれの気づきがあったようです。

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あの日、ちょっともめていたグループも、写真のように、

今日は一生懸命計算し、議論し、頭を使っていました。

 

あの日は、子どもたちがイライラしていた様子も

皆さんにしっかりと見ていただきました。

アンケートとしていただいたコメントには、

 ・その様子を雰囲気が悪いとマイナスに感じた方

 ・普段の様子をそのまま見ることができたと感じた方

2つに分かれていた様です。

 

授業者(これを書いている私)としては、

普段から信頼関係を子どもたちと築いているので、

あのような少し険悪な雰囲気も、それもおりこみ済みで、

それに対して子どもたちに指導する場面も普通に見ていただきました。

 

きれいなシナリオ通りにいく授業ばかりではありません。

探究型の学びでは、子どもたちの想定外のコメントは日常茶飯事。

コメントだけでなく、そういった予想外の子どもたちの行動もあります。

そこで、いつでもそれらをどのように展開し、学びにつなげていくか、

それが授業の面白さでもあり、子どもたちがそこから何か

予想を超えた思考と学びにつながるとき、

この充実感は何物にも代えがたいものでもあるのです。

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こんな感じで議論が終わり、計算に夢中になったり、

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計算方法が互いに違って納得がいかないけど、

それをこんな表情で一生懸命意見を述べ合っていたり…

 

こうして探究型の学びを軸にしたのぞみ小の学び。

探究だけでなく、どの教科でも、バランスを意識しながら、

子どもたちの思考力を高め、確実な知識を身につけ、

反復もして基礎力をつけ、そしてまたさらにそこから

応用問題にチャレンジして思考することの楽しさに惹かれていく…

 

保護者の皆さんも、また何か新しいことを学びたくなりませんか??

第3回 学校説明会 ご報告(子どもの成長イメージ)

今週の様子を1度もお伝えできず、申し訳ありません。

子どもたちは、この1週間も元気に突っ走っていました。

(ろうかを突っ走って指導を受ける子もいますが…)

 

突っ走るという部分は、子どもたちにとっては

1週間、学びに意識を置くことができた時間だったと思います。

それぞれの学年で探究にとりくみ、新たなUnitとして、

植物について学んだり、絶滅危惧種を学んだり…

昨日は異学年算数も久しぶりに実施。

その様子は別途お知らせしたいと思います。

 

さて、今日はHP上でもお知らせしていましたが、

学校説明会を開催しました。

今回は、在校生もいる中で、在校生の授業の見学、

また、学校の給食体験、そして説明会とその裏での

キッズワークショップという盛りだくさんの流れでした。

 

今回も、ありがたいことに多くの方にご参加いただきました。

これまでの学校説明会で強調した内容を意識しつつ、

前回は自分たちが授業を体験した…

そして今回は自分たちの入学後の姿を在校生に照らし合わせ、

授業の様子をよく見るとともに、探究・英語だけでない

それ以外の教科の方向性を理解し、

さらに生活の基盤となる部分での異学年学級の様子や

放課後の様子を聞いていただき、

より一層のぞみ小での生活のイメージを描いてもらう…

そんなストーリーラインでここまでの日を迎えております。

 

年長以下のお子さまたちは、午前中は体育館で思い切り身体を動かし、

給食を食べて元気を回復し、午後はことばやすうじのワークショップで

頭を使いつつ、作業をしながら、こどばやすうじを理解したと思います。

 

すうじ(算数)の方で言えば、実は数字は小学校のカリキュラムなので、

(と言っても、多くの子はすでに数字を知っているかと思います。)

数字の手前の数の概念を、絵本の読み聞かせや実際のボタンの分類、

それに数を分けることや大小関係にふれながら、最後は

数と対応する点をつないくと絵が描ける…こんな流れです。

 

説明会では、特に国語の重要性、

また算数ものぞみ小特有の強みを

ご理解いただいたかと思います。

そして、異学年学級(ホーム)の1日のイメージ、

成長の様子をしっかりと感じていただけたかと思います。

 

次回は、7月23日(日)入試についての説明会です。

今日来られなかった皆さまも、このBlogを見ていただき、

ぜひ次回のご参加を心よりお待ちいたしております。

 

追伸

実は、本日すうじのワークショップで

お土産の冊子を渡したのですが、

どうも一部の冊子が、3枚ある紙のうち

1枚がさかさまになっていたようでした…

 

全部ではなく、一部の冊子のようだったので、

その冊子になってしまった皆さん、本当にごめんなさい。

おうちの人に、ホッチキスを外してもらって、

その紙だけをひっくり返せば元に戻ります。

もちろん、そのままでも楽しむことはできますので、

ぜひぜひ、おうちでも続きを楽しんでね!!

子どもたちを中心とした学びのコミュニティ

1週間のご無沙汰となりました。

今日は、在校生の保護者の方が、

いわゆる授業参観に来る「学校公開日」でした。

 

1時間目は、保護者の皆さん全体に、

のぞみ小の学びの現状と主要科目についての共有。

2時間目から4時間目は、各クラスの授業を

保護者の皆さんに見てもらいました。

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いろいろな形の学びがあり

(のぞみ小では「探究型」「知識習得型」「反復型」)

それぞれの学年、それぞれのクラスで、

それぞれの教科が日々研鑚を積みながら、

子どもたちの学びのファシリテートをしています。

 

年齢に応じた子どもたちの学びへの働きかけ、

一人ひとりの得意をどれだけ伸ばせるのか、

学びに必要な心の成長への後押し…

様々なことを考慮しながら子どもたちの成長を

加速させるためには、家庭と学校の一体感、

もしくは地域などとも連携をすることが必要不可欠。

 

そういった家庭・地域との連携していく中で作られていく

学びのコミュニティとしてののぞみ小の様子を

今後もぜひ紹介していきたいと思います!

今年度からの試み! Presentation Day for Unit 1

のぞみ小の教育と言えば、探究(Unit Of Inquiry)。

探究の学びのプロセスの1つ、

発表(Presentation)の力をこれまで以上に育成するため、

国際バカロレア(IB)の認定校も意識し、

自分たちの学びを定期的(各Unit 終了時)に

発信する場を今年度から設定することになりました。

それが、Presentation Dayです。

 

のぞみ小は、探究的な学びと同様、

試行錯誤の中でよりより形を創り出していくので、

このPresentation Dayも、今日をきっかけとして、

これから1年間、さらにその先まで時間をかけて、

段々と磨かれていくことになります。

 

今日は、自分の学年での学びを他学年の子に見せる形で、

校内の児童同士で、この2か月の探究の学びの成果を

プレゼンしていました。

 

各学年の発表の内容は、

そのユニットでのセントラルアイデアによるので、

学年ごとに、様々な様子が見られました。

1年生。ちょっと恥ずかしそう。

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3年生。落ち着いています。

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動きや表情も交えて…

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4年生。ホールでのプレゼンです。

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「創造力・発信力のあるリーダーの育成」

のぞみ小の教育理念です。

 

発信をすれば、

発信を受ける側の気持ちを

理解することができます。

発信を受けることで、

発信する側の気持ちを

理解することができます。

 

つまり、発表することばかりでなく、

それをしっかりと受け止める(聞く)方も意識を高めることで、

Presentation の場の雰囲気がよくなり、

この企画の効果も上がっていくことになります。

 

今後も定期的に行われるPresentation Day。

進化する様子をこちらでも紹介していきたいと思います!

1週間前の観察した学びはその後…

同じ学年の様子を連続してのご紹介となりますが、

先週の水曜日に紹介した、4年生の「理科」「探究」の

その後の様子として、今日の授業をご紹介します。

 

理科は、先週観察したGreen Curtain用の植物を

プランターに植える作業をしました。

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何をしているか?そのままです。石を集めています。

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何のため?ご覧の通り、プランターの底に入れるため。

子どもたちには、この理由を、石と土の「Form」の違いを

意識させながら、考えさせて…

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早速土をプランターへ投入!

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そして、それぞれの植物を植えていきます。

プランターのどのあたりにどの深さで植えるかなどは、

これも自分たちで考える…

育っていく時を想像し、となりと離れる距離、深さ、

プランターの端との位置関係などなど…

考えることを大切にします。

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さてさて、ここからどのように育っていくか。

子どもたちも楽しみにしています。

こちらでも、進捗をお知らせしますね!

 

そして、先週は人体模型を見ていた「探究」

4年生の現在の探究の

セントラルアイデア(子どもたちに学ばせる主題)は

 『健康は努力で維持される』

身体の仕組みについて理解を深めた子どもたち。

今週は、自分たちの生活を振り返り(食事・運動・睡眠)

先週末の運動会、昨日の砂糖についての映画を見たこどもたち。

今日は…

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睡眠!…というか、本当に寝てる!!

運動会の翌週である今週は、どの学年の子どもたちも

結構疲れが残ったままの様子。

探究で、睡眠と健康の関係(Connection)や

睡眠の仕組み(Function)を考えるなら、

じゃあ疲れているみたいだし、寝てみたら??

ということで、しばし寝てもらいました…

 

学びはどこからでも!

子どもたちの学びへの気持ちと周囲の学びへの働きかけ次第。

その働きかけに、概念的思考を用いるのぞみ小学校。

金曜日には、探究に関連して、発表をしてもらう

「Presentation Day」という試みも今年度から実施予定。

 

この様子も、後日お伝えします★

 

行事を通じて進化…主体的・対話的な学びのその先へ(運動会のご報告)

前回のブログで写真を撮ったあの後、

若干また雨が降ったようで、

グランド状況が心配でしたが、

無事に第3回となる運動会が開催されました。

 

当日お越しいただいた皆さんは、

こちらで語るよりも、その場で見て、聞いて、

肌で感じたそれぞれのものがあると思います。

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子どもたちが主体的に取り組む行事。

新たな学習指導要領を意識すれば、

主体的に加え、対話的、そして深い学びにつなげる。

 

対話的というのは、普段の授業から

グループワークも取り入れていて、

今回の運動会も、実行委員がお互いに話し合い、

競技・順番・進行など、検討していました。

 

ここに、「行事を通じた深い学び」が求められます。

この点は、きっとまだまだこれからなのかもしれません。

 

自分たちが試行錯誤する中で、

  もっとこうした方が競技としておもしろい、

  もっとこの方がみんなが楽しめる、

  もっとこの部分を意識した方が、見ている人に伝わる…

こんなプロセスまで子どもたち自身で取り組むことができれば、

1つの行事を通じて多くの子ともたちが、深く学び、

得るものがあるのだと思います。

 

そのために、子どもたちの人数が増える中で、

子どもたちと組織について考え、動き出す時期も考え…

まさに、探究で意識する内容とリンクしてきますので、

日頃の学びの成果を活かし、行事にも活かしていくように

さらなる進化を楽しみにしたいと思います。

 

勿論、シンプルに、

「全力で取り組む子どもたちの姿」が

みんな素敵でした!

それがあっての達成感・充実感ですからね!

子どもたちが輝く場所

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…なんのことかわからない写真ですね。

 

 

今日の昼までの雨で、心配な状況でしたが、

明日、予定通り、運動会を開催の方向で

準備を進めることとなり、

午後は子どもたちも、装飾、応援、などなど

明日に向けて全校で準備を進めていました。

 

で、タイトルの写真の場所、つまり、

明日、子どもたちが活躍する、のぞみ小のグランド。

20時現在の様子です…(意味ない写真!?)

 

すみません、伝えたかったことは、

明日、無事に運動会を開催でき、

子どもたちが輝く姿がたくさん見られるグランドが、

今は静かに、その時を待っている…ということでした。

 

子どもたちが自分たちで形を作る運動会。

ぎこちないところも、こどもらしいところも、

すべてを受け入れた充実した運動会になるよう、

皆さまも、テルテル坊主と共に、お祈りくださいませ★