熱く伝え続ける「どのように学ぶのか?」
最初の1週間が過ぎ、授業も本格的に始まりました。
先週少し4年生の話題に触れましたが、
授業の様子を通じて、この子たちに
徹底的に伝えていることを1つ紹介します。
昨年から継続して伝えていることがいくつかあり、
小出しに取り上げようと思いますが、今回お伝えするのは
「みんなで学ぶ」
ということの大切さについてです。
これは、春休みに出した算数の宿題について、
みんなで答えを確認し、互いに異なる解答だった場合は
それぞれ手を動かしながら、やり方を議論しつつ、
自分の算数の力を高めるという時間です。
何を子どもたちに継続して強く伝えているか?
それは
「学校で勉強しているのはなぜか?」
という問いです。
自分で黙々と考えたり、調べたり、問題を解くだけなら
極端なことを言えば自分一人でもできます。
学校で、クラスメイトがいる状況での学びは、
・わからないところを教えてもらうことができる
・教えることにより、教える人も理解を深められる
・自分以外の意見を聞くことができる
・自分が調べたり考えたりしたこと以外の学びを
聞くことができる(つまり人数分の知識が得られる)
などなど…あげればいろいろな効果があります。
「話を聞きなさい」「静かにしなさい」
それはお行儀の良さを求めているのではなく、
その貴重な時間を深い学びが得られる時間として
大切に使うため…そう子どもたちには伝えています。
勿論、段々と子どもたちはその大切さに気づき、
自然に相手の話に耳を傾ける姿勢が身につきます。
また、そうした学びを互いにできたことを喜び、
話し合いや必死に作業をした後、自然と拍手をして、
互いの頑張り・達成感をたたえあうようになります。
このように学んでいる子どもたちを見られる瞬間、
こちらも本当に何とも言えない満たされた気持ちになります。
新学習指導要領「主体的で対話的な深い学び」、
望小の学び、ぜひ来週の説明会でもお伝えできればと思います!