文化祭(望祭)に向けた活動のご紹介①(6年生)
2月末、望小学校では6年生による文化祭(望祭)が行われます。
そこではクラスやクラブ、
その他有志によって様々なイベントが催されます。
本日は当日に向けた活動の中から、
6年A組で行われたワークショップの様子をご紹介します。
6年A組は、文化祭に向けてボードゲームを作成しています。
ボードゲーム作りの一番の目的は、「自己を表現すること」です。
「ボードゲームを作る」ということは、
「小説を書くこと」や「絵を描くこと」と大きな違いはありません。
あるアイディアがあって、それを形にするという点では、
それらは大きく似通っています。
子どもたちは完成したゲームを用いて、
自分たちの考えや主張を打ち出していきます。
1月31日に行われたのは、
「誰に何を伝えたいのか」ということについて
考えるためのワークショップでした。
はじめに子どもたちが行ったのは、
「6年生になってから一番印象に残っていること」を、
互いに伝え合うというものでした。
このときに大切にしたのは、一つひとつの出来事そのものではなく、
その出来事で自分がどう思ったのか、
なぜその出来事が印象に残っているのかといった、
「その出来事に関する自分の気持ちはどのようなものか」
というものでした。
これを重視し、互いに意見を受け入れていくことで、
6年生として過ごす中で子どもたち自身が大切にしていること
=子どもたちが伝えたいことが明らかになっていきました。
自分の伝えたいことが少し明確になったところで、
具体的なトピックについて考えていきました。
今回は、クラス目標である
「A Piece of the Ocean」
を用いて、Ocean=海をテーマにトピックを探しました。
具体的には、引いたカードの絵柄を海とつなげて考えるという
ゲームを行って、様々なトピックを出していきました。
例えば、一目見た時には歯車に見えるような絵柄が、
「どこかの海賊船のマーク」にも見える、といった具合です。
このようにして、自分たちの伝えたい抽象的なことと、
海をテーマにした様々なアイディアがそろいました。
ここから、実際にどのようなゲームを作るのか
考えていきました。
この続きはまた次回のブログに掲載しますので、
お待ちいただければと思います。
6年生記者による校外学習のご紹介
今回も6年生が記事を書いてくれたので、
その紹介をします。
最近は文化祭の制作物を作ったり用意したりしながら
マラソン大会の準備で朝走ったり
体育の授業でも取り入れて少し忙しくなっています。
一番最近にやったことといえば芸術鑑賞会がありました。
午前中は国会議事堂に行きました。
芸術鑑賞会の日に見学したという意味では、観ても楽しむことができました。
時間が少し余ったので近くの公園にも行きました。
お昼休憩を挟んで
今度はエブリ・ブリリアント・シングというものを見に行きました。
まあ個人的に感想を言うのならば、一人芝居で何が起こるかわからない
参加型であそこまで素晴らしく芸術的な作品を
作り上げられるという所が凄いなと思いました。
今回はここで終わりです。
6年広報委員
2年生ウィンタースクール
12月から2月にかけて、2年生は「自然には恩恵と脅威がある」というテーマで探究を行っています。
この探究では「雪国のくらしの苦労と工夫」について学習します。
大きな目的は「雪国の人々がどのように暮らしていて、どのような工夫をしているのかを学習すること」です。
今年は暖冬で雪が全くないことが予想されました。しかし、越後湯沢が近づくと外は白い景色に覆われていて、「ゆきだー!」と思わず声をあげる児童もいました。
↑雪のあるほくほく線のホーム
新潟に着いて最初に訪れたのは「牧之通り」です。
ここは「雪国の歴史と文化を活かすまちづくり」をコンセプトに作られた街で、非常に美しい街並みが見られます。
↑牧之通り散策の様子
駅前では雪が見られて安心したのですが、街に行くと雪がほとんどありませんでした。
しかし、子ども達は信号機が縦向きになっていたり、屋根の斜面が急になっていたりと、自分たちの住んでいる場所と違うところを見つけることができました。
「雪が積もっても大丈夫なようにしてるんだね!」と気づいている子もいました。
↑縦型の信号機
牧之通りの散策が終わると、待ちに待った雪遊びです。
観光協会の方が雪がある場所を見つけてくださいました。
雪合戦をしている子、雪だるまを作っている子、かまくら作りに挑戦する子など、それぞれ工夫を凝らして雪遊びを楽しんでいました。
↑雪遊びの様子
雪国の街並みや雪そのものに触れたあとは現地の方にお話を伺いました。
事前学習では雪が生活の脅威になることを勉強し、「雪国の人はどんな苦労をしているのか」「どんな工夫をしているのか」についての仮説を立てました。
その仮説が正しいのか、インタビューで検証を行いました。
雪国で使う道具も実際に見せて説明してくださいました。
↑現地の方へのインタビューの様子
今年は例年になく雪が少ない年だったため、「雪が少ないことで観光地に来るお客さんが少ない」という話を聞きました。「雪が多いのも大変だけど、雪がなくて困る人がいる」ということも学ぶことができました。
実際に現地に行き目で見たり、手で触ったりすることで、雪国の暮らしを実感を持って学べたウィンタースクールだったと思います。
事後学習では学んだことを新聞にまとめて、プレゼンテーションを行います。
六日町で経験したことや学んだことを今後の生活に役立てられたらと思います。
Club activities(6年生による学校紹介)
6年生の子どもたちがブログ記事を作ってくれたので、
紹介します。
以下がその文章です。
こんにちは。
今回は各クラブがどのような活動をしているのかを紹介します。
まずは体育クラブの活動を紹介します。
体育クラブは3月のマラソン大会に向けて、学校の周りを走っています。
みんな元気に活動していました。
次は理家庭科の活動を紹介します。
りかていかくらぶでは、理科の実験をする人と調理をする人に分かれて
活動をしていました。
理科の実験をしていた人たちは、家庭用洗剤にうがい薬と過酸化水素水を
混ぜて泡がたくさん出てくる実験をしていました。
うまく泡が出なかったけど、綺麗に変色していました。
調理をしていた人たちは自分たちでパンケーキを作っていました。
みんなが協力して美味しそうなパンケーキを作っていました。
次は音楽、ダンスクラブの活動を紹介します。
音楽、ダンスクラブは自分たちで曲を決めていました。
この後、自分たちで振り付けを考えます。
みんな元気で生き生きと活動していて、楽しそうでした。
最後に、ものづくりクラブの活動を紹介します。
ものづくりクラブは望祭で部屋に作品を作ります。
そのための準備としてパーティションや段ボールを使い、
部屋分けの確認をしていました。
みんな積極的に活動していました。
いかがでしたか?
この学校のクラブ活動はさらに進化していくと思います。
ではまた次回のブログでお会いしましょう。
浅草校外学習(3年生)
3年生は現在「街には街ごとにアイデンティティ」があるという
概念的な学びを行っています。
そこで3年生は、同じTX線沿いにある東京の有名な観光地である
浅草を訪れました。
目的は「浅草らしさ」を発見するためでした。
当日は冬とは思えないほど暖かい日でした。そのせいかたくさんの外国人観光客もいて、大変賑わっていました。
子どもたちは浅草文化観光センターの展望台から、浅草の雷門、仲見世
通り、浅草寺を眺め、浅草の全体像をつかみました。
実際に雷門をくぐり、仲見世商店街を歩いてみると、去年勉強した
守谷の町との違いが良く分かりました。
子どもたちは「浅草らしさ」とは、現代の東京に今なお残る伝統と
近代的な文化の融合だと気づいたようです。
また、浅草独特の雰囲気も「浅草らしさ」なのだと、実感できた
ようです。
「人形焼きや焼き立てのおせんべいが食べたかった。」という
子どもたちのささやきが聞こえてきました。
浅草文化観光センターの展望台からの眺め
雷門前での集合写真
仲見世通り
浅草寺前
冬期講習のご紹介③(6年生)
前々回の記事から、冬期講習の中から
「総合的な学習の時間」(以下「総合」)の紹介をしてきました。
引き続き「総合」についてお伝えしていきたいと思います。
kaichinozomi-daily.hatenablog.com
kaichinozomi-daily.hatenablog.com
今回は最終日である三日目の様子をお伝えします。
二日目では、「哲学対話」を行って
自分の考えをゆっくり深めていきました。
それを受けて三日目の冒頭では、
初日に打ち立てた二つの大きな問い、
「オリンピック・パラリンピックは誰のためのものなのか」
「オリンピック・パラリンピックは何のためのものなのか」
について考察を書き出しました。
子どもたちは自分自身で立てた小さな問いへの調査、
パラリンピックについての動画、そして哲学対話と、
二日間で取り組んだ活動から学んだことを
改めて振り返り、まとめていきました。
その後は、レゴブロックを使ってアウトプットを行いました。
考察を経て一人ひとりが探し出した答えを、
レゴブロックで形にしました。
子どもたちは積極的に作業に取り組み、
どれ一つとして同じものはない、
個性豊かな作品ができあがりました。
一人ひとりの作品ができあがったあと、
それぞれの作品を一か所にまとめて配置しました。
このときに、自分の作品が他の人の作品もある全体の中で、
どのような役割を持つのか考えながら配置をしていました。
この配置する活動を踏まえて、作品について考察を行いました。
なぜそのような作品を作ったのか、また、なぜその作品は
その位置・向きに置かれているのか、表現した理由を
明確に言葉に表していきました。
子どもたちはお互いの表現について
真摯に耳を傾け、さらに考えを深めました。
「総合」で行った内容は、以上です。
様々な学習の過程や、そのアウトプットによって、
オリンピック・パラリンピックについて深く考え、
結果として以前よりも当事者意識を持てるようになったと思います。
今回の学習と結びつけながら観戦し、
そこからさらに様々なことを学んでいってほしいです。
令和元年度3学期
新しい年を迎え、子どもたちはやるきに満ち溢れています。
始業式に校長代理が「初」と書かれた漢字を子どもたちに見せながら、
「この漢字読めるかな?」と質問しました。
すると元気な声でたくさんの子どもたちが「はつー!」と、読んでくれました。
初は初めての初です。今年も気持ちを新たに、色々な新しいこと、
初めてやることに挑戦してほしいです。
今学期もがんばりましょう!