2学年 Unit1探究「私たちは目的のために仕組みを作る」
先週、2年生は関東鉄道常総線新守谷駅へ校外学習に行きました。その目的は、電車の目的とその目的の為にどのような仕組があるのかについて調査するためです。
この探究のはじめに、子どもたちは、自分たちの学校の一日の生活を時間割や日課表で表しました。その時に、私たちは決められた授業を時間通りに受けることを毎日繰り返していることに気づきました。身の回りで、決められたことを時間通りに行っているものとして電車を取り上げて探究を進めていくことにしました。
私たちは電車が時間通りに来ることが当たり前だと思って生活をしています。だから、子どもたちに「本当に電車は時間通りにくるの?」と尋ねると、「事故や故障がない限りは時間通りに来ると思う」という答えが返ってきます。では、時間通りに動かなければならない理由は何なのか、電車はなんのために作られたのか、そこで働く人や駅にあるものはどんな役割を担っているのか考えていきました。
子どもたちは、まず仮説を考えました。
そして、実際に関東鉄道常総線にインタビューをしに行きました。
新守谷駅から帰ってきた子どもたちは、自分たちがたてた仮説のどこが不十分だったかを考えました。そのもののFormやFunctionをきちんととらえて考えられた仮説と、そうでないものでは考えの深まりが異なることが分かりました。
駅長さんから「電車は遠くまでたくさんの人を運ぶという目的のものと動いているのだよ」と教えていただきました。しかし、電車の目的はそうだとしても、その裏にある人間の思いというものまで考えなければなりません。電車という仕組みを作る裏には、我々人間の「便利を追及したい」という思いがあるということに子どもたちは気づき始めています。
便利を追求するために我々人間がどのような仕組みを作っているのか探究していきます。今後の活動が楽しみです。