新聞記事から振り返る開智望キャンパス
こんにちは!
緊急事態宣言以降、再放送のテレビ番組が多く放映され、
自粛生活の中にあって少し気が休まる時間となったのではないでしょうか。
なかでも歌番組は「〇○○○年〇〇月放送」などとテロップに表示され、
メロディとともに当時の記憶が蘇ります。
そんな今日は、開智望キャンパスが開校するに至った歴史について、
当時の新聞記事と世間のできごとから振り返りたいと思います。
2010年に始動した「開智望小中高12年一貫校設置計画」。
AKB48さんやEXILEさんが世間を席巻していたころです。
少子化が進む中、学校新設は全国的に抑制方向にあり
その状況は現在も変わりません。
そんな中、開智学園の計画に賛同し、
誘致に手を挙げていただいた守谷・つくばみらい両市。
8000名に上る市民の署名活動、県知事への要望など多大なご尽力を賜りました。
茨城県での学校設置には2段階の申請「学校設置計画承認申請」と
「学校設置認可申請」をお認めいただく必要があります。
また、有識者や私学関係者で構成する「私立学校審議会」でのご意見が
大きく関わります。
2013年7月、開智望小学校の学校設置計画承認申請書を提出。
しかし、私立学校審議会で意見がまとまらず「継続審議」となります。
西野カナさんやももいろクローバーZさんの人気が出てきたころでしょうか。
開智学園は埼玉県所在の学校法人。慎重に審議されるのは当然のことです。
日を改めて臨時の私学審議会が開催され、「茨城県に学校を作りたい。」
青木学園理事長(望キャンパス校長)の思いを誠心誠意お伝えしました。
2013年11月 開智望小学校設置計画を知事が承認!
知事の承認があってはじめて工事に着手できます。
校舎等が完成し、教育活動に支障のない設備・備品等が
整備されていることが確認されたのち、学校設置認可申請となるため、
急ピッチで校舎等の建設工事を進めます。
そして2015年4月、開智望小学校は誕生しました。
2018年3月には、国際バカロレアPYP認定校となり、
いまでは先進的な教育を実践する小学校として
取材をしていただける学校に成長しています。
休校前は、児童みんながDA PUMPさんの「U.S.A」を歌い踊っていました。
2020年4月には開智望中等教育学校が開校し、
2010年当初の「開智望小中高12年一貫校設置計画」が実現しました。
この計画が実現すること、それは、
必ず子どもたちのためになることだ、と信じて進んできた10年です。
彼らは中等教育学校を卒業するとき、
どんな顔になっているのでしょう…今から楽しみです。
改めて新聞記事を読み返し、
当時の様々な出来事を懐かしく振り返った一日となりました。
緊急事態宣言が解除され、街には少しずつ人が増えはじめているようです。
とはいえ、ウイルスが終息した訳ではありません。
第2波に備え、細心の注意をお願いいたします。
[PYP]1年生の登校日の様子
みなさん、こんにちは。
1年生担任の大坪です。
入学間もない1年生の、登校日の様子をご紹介いたします。
入学式の翌日から、しばらく自宅学習期間になってしまったのぞみ小ですが、
5月に入り、学年ごとの分散登校が始まりました。
1年生は登校日までに、ミーティングアプリを使用したクラス交流会を行ったり、
自己紹介カードを見あったりして、どんなお友だちがいるか予習してきました。
それでも、初めての登校日は、みんな緊張した顔で教室へ入ってきました。
登校日には、学校探検もしました。
誰もいない広々とした敷地を探検したほか、通常は入れない教室にも入って
様々な発見をすることができました。
また、クラスでレクリエーションも行い、緊張で笑顔の少なかった顔から、
リラックスした顔に変わって下校することができました。
(マスク着用のため、満面の笑みがお見せできないのが残念です…)
通常なら、異学年学級のホームのお兄さん・お姉さんたちが、学校生活について
教えてくれる時期ですが、残念ながらホーム活動はできません。
代わりに、5年生のお兄さん・お姉さんたちが、1年生に向けたメッセージ動画の
準備を進めてくれています(前回の記事をご覧ください)。
憧れの先輩たちの姿を間近で見ることができないのは残念ですが、
少しでもスムーズに学校生活を送れるよう、
サポートしていきたいと思います。
そして、5年生のお兄さん・お姉さんたちが
自分から「1年生に向けてできること」を考えてくれたのは
1年生の担任として、とても嬉しく思います。
早く、お兄さん・お姉さんと遊べるようになるといいですね。
それまで、自分たちでできることを頑張りましょう!
[PYP]5年生Zoom授業 ~ホーム活動に向けて~
皆さん、こんにちはー!
第5学年担任の酒井です。
前回PYPのブログでは、教科のZoom授業の様子をお伝えいたしました。
今回は、5年生の学級活動(ホーム)の授業をお伝えいたします!
のぞみ小には、探究や教科の学習だけでなく、
異学年活動を取り入れたホームの授業、ホームの活動があります。
ホームには1~5年生の児童が数名ずつ在籍し、上下関係を学ぶほか、
下級生のお手本となるための意識が生まれたり、
上級生の姿を見て憧れたりと、人間力の育成に寄与する教育活動です。
4月中旬以降、Zoomを活用して
クラスでの学級活動や授業をおこなってきた5年生ですが、
まだ一度もホームの下級生とは会ったことがありません。
つまり、ホーム活動が一度もできていない、ということになります。
そこで、現在5年生は自分のホームの1年生に向けて、
動画やメッセージの作成をおこなっています。
『新型コロナウイルスによる休校期間が長引き、
小学校生活が初めての1年生は、不安や心配が大きいだろう、
自分たちには何かできないかな』と考えた結果です。
授業の最初は、クラス全体で改めて
今回の活動の目的や大事にしたいことを確認しました。
その後、ブレイクアウトセッションというZoomの機能を活用し、
どんなメッセージの内容が良いか、動画にはどんな内容を盛り込んだらよいか、
ホームごとに話し合いました。
Zoomでの活動にも慣れてきているようで、
ホワイトボードの機能や画面共有の機能を使いこなしながら
話し合いを深めている様子も見られました。
「学校に行くのが楽しみになるような動画ってどういうのかな」
「1年生は何が知りたいのかな」
など、相手主体で考える姿にPYP最上級生としての姿勢を感じました。
またこの授業では、それぞれのホーム担任もZoomの話し合いに参加したため、
ホーム担任との初顔合わせも終えました。
子どもたちにとって初めて会う先生もいましたし、
以前担任だった先生に対しても少し緊張した様子を見せていて、
いい意味で大人になってきているのだなとしみじみしてしまいました……。
今週も、子どもたちが引き続きZoomや週に2回の登校日で話し合いながら
1年生に自分たちの思いや様子を届けられるよう、見守っていきたいと思います。
私も早く子どもたちの完成品を見てみたいです!
それでは、本日はこのあたりでおしまいといたします。
また次回のブログでお会いしましょう!
ご覧いただき、ありがとうございました。
[小6]第2回登校日・レクリエーションを行いました!
みなさん、こんにちは!
6学年担当の赤荻です。
今日は先日の第2回登校日の様子をお伝えします。
今回の登校日は【体を動かす】というテーマのもと
学年・学級でレクリエーションを行いました。
学年レクリエーションでは「トライアングルしりとり」を行いました。
ダッシュしりとりでは、三角形の形を組んだ子どもたちが、
中央の用紙にしりとり書いていきます。
制限時間の中でいかに多くつなげられるかがポイントです。
オンラインではなかなか会う機会のなかった
隣のクラスの友達とも一緒に過ごすことができ、とても楽しそうでした。
次に学級レクリエーションです。
学級レクリエーションの内容は、Googleフォームでアイデアを募集し、
その後、投票制でアンケートを行い、決定しました。
ちょっとした学級活動のイメージです。
実は、開智望キャンパスでは、
この休校期間にGSuiteの導入を積極的に行ってきました。
Gsuiteとは、Googleの提供するグループウェアサービスのことで、
メールのほかにもドライブやフォーム、共有カレンダーなど様々な機能を
管理者の権限下で活用することができます。
さらに教育機関用のGSuiteでは、
classroom(クラウド上の教室)機能を使って課題の配布や
フィードバックの提供ができたり、
Meet(ビデオ通話)機能を使って双方向のオンライン授業ができたりします。
ここに紹介した以外にもたくさんの機能があり、
休校期間中の学習の補償、そして学校再開後の展開を見越して
導入に至りました。
6年生は、早速このGsuiteを活用し、
学級レクリエーションの内容を決定したというわけです。
決定したレクは「氷鬼」
子どもたちが自分たちで決めたというところが大切ですね!!
迎えた当日・・・
春に新設したひろーい体育館に、初めて入った子どもたちは感動!
楽しそうに走り回っていました。
私も鬼として参加しましたが、1回戦でへとへとに・・・
子どもの体力はすごい!!
帰り際、子どもたちからは
「楽しかった!」
「次はいつ?」
「次は○○がやりたいな」
など、次回の登校日に向けて前向きな感想がたくさん聞こえてきました
一週間ぶりですが、子どもたちと過ごす時間はかけがえのないものだと
改めて思いました。次の登校日も楽しみです!!
[小6]第1回登校日の様子
こんにちは!6年生担当の早川です!
本日は登校日の様子をご紹介します。
子どもたちにとっては約2か月半ぶりの学校。
子どもたちは前日からオンライン上でも「明日の登校日楽しみ!」と
口々に言っており、私たちもやっと会える…!という気持ちで当日を迎えました。
まず、子どもたちが学校に着いたらすぐに、
教員は非接触体温計での検温を行います。
そして子どもたち全員が、手の消毒を行います。
ソーシャルディスタンスに気を付けながら、あいさつをしていました。
自宅学習中も、日々健康観察シートの記入をしてもらっていたので、
みんな元気そうな様子でした!
教室では自宅での過ごし方を話し合ったり最近のニュースについて考えたり…
子どもたちは久しぶりに友達に会えて、話が止まらないようでした。
毎日Zoomを使って朝の会をしている成果なのでしょうか、
全員が時間通りにぴったり集まることができました!
私たちも早くこの距離感で授業がしたくなりました。
さて、今日は児童が今後使っていくアカウントの説明を行いました。
学校をお休みしている子どもたちはZoomでこの時間を共有しています。
換気に十分に注意しながら座り、みんなで使い方を確認しました。
私たちはG Suiteを導入することで、
より良い授業や課題の展開が可能になると考えています。
この期間に限らず、今後の生徒と教員間のやり取りも
さらにスムーズになっていくはずです。
休校期間中もクラスメイトとの、そして教員とのつながりを意識できるように、
そして学校再開後にはさらに楽しい学校生活につながるように、
ツールを最大限に活用し、子どもたちをサポートしていきたいと思います。
[中1]登校日の様子
こんにちは。7学年(中等教育学校1学年)担当の小川です。
今回は、休校中初めての登校日の様子をお伝えしたいと思います。
本校では、先週より週に1度の登校日を設定しました。
安全管理を徹底した上での登校日の設定は、
家庭でのオンライン授業や課題の取り組みに対する
メリハリになると考えています。
そして、なんといっても入学式以降
直接顔を合わせることのできなかった子どもたち。
7年生は、開智望小学校から進学してきた生徒と、
入学試験を経て進学してきた生徒(このブログでは新入生と呼びます)がいます。
これまでの期間、オンラインでのボードゲームなどで交流の機会を設けてきましたが
新しい学年に新しいクラス、さらに新しい仲間がたくさんとなれば
ドキドキするのは大人も子どもも一緒ですよね。
5月15日(金)は、そんな子どもたちの
ほぼ初めての顔合わせともいえる1日でした。
この日は、1クラスずつの時差登校です。
最初に着いたのは新入生男子グループでした。
予定よりも30分以上早い到着です!
その後次々と子どもたちが笑顔で登校してきました。
登校日と言っても、遠方からの通学などリスクもありますので、
ご家庭の判断で子どもたちは登校することになっていましたが、
出席率は2クラスともほぼ全員!
友達に会いたい!
先生に話を聞いてもらいたい!
学校に早く行きたい!
そんな気持ちを抱いてこの数か月を過ごしてきたのが伝わってきました。
主な活動内容は、子どもたち同士の自己紹介と
レクリエーションとして、体育館での〇✖クイズ大会です。
まず、3密を避けるため、教室ではなく
広い場所で輪になり、自己紹介をしました。
子どもたちが直接クラスメートと会うのは、4月6日以来。
オンライン授業では分からなかった意外な面をそれぞれが確認し、
友達作りのきっかけとなってくれたことと思います。
また、自粛中自宅でどのように過ごしていたか
なども一人ひとり話してくれました。
「うん、うん、そうだよね!」
「私だけではなかったんだ!」
という気持ちで、多くの子どもたちがうなづきながら話を聞いていました。
その後は、体育館に移動してレクリエーションタイムです。
子どもたちは、体育館の中央に集まります。
〇だと思ったら右の壁へ、✖だと思ったら左の壁まで全力で走ります。
壁までの距離は25メートルもあり、さながらシャトルランのようです。
クイズの内容は、学年の教員一人ひとりの
趣味や学生時代のことなど興味深い内容でした。
さあ、どんな問題だったのでしょう?
子どもたちは走り回りながら、少しずつ緊張がほぐれていったようです。
新しい友達とも自然と笑い合いながらクイズを楽しんでいました。
教員も生徒たちもずっと待ち焦がれていた再会の日。
ほんの2時間程度の登校日でしたが、
学校でしか味わえない何かをそれぞれが心に感じた日でした。
当たり前のことが当たり前でなくなってしまう、
という経験が子どもたちの成長の糧となると信じています。
次回の登校日も楽しみです。
[PYP]5年オンラインを使った授業
5年生のオンライン授業の様子を紹介したいと思います。
・算数の授業では、円周について学習しました。Zoomで担任が共有した画面を見ながら課題に取り組みます。「半径1cmの円の円周を求めるにはどうしたらいいかな。」という問いかけに対してグループで話し合いをして考えました。「時計が12時まであるから、12等分にして考えられないかな。」「円の中に四角形を描いて考えることができないかな。」といった意見が出て、それを元に円の大体の円周を求めることができました。
・音楽の授業では、先生の生の伴奏を聞きながら発声練習をした後り「いつでもあの海は」を歌ったりしました。パソコンから響く聞こえる子どもたちの美しい歌声に思わず聴聞き入ってしまいました。オンラインでも積極的にグループワークを行い、探究的で共同的な学びで続けていけたらと思います。