【秋Excursion 4年生】専門家に学ぶ、本物に触れる…
ブログに載せる日々の活動は決まっていながら、
こちらへの更新が滞り、のぞみ小の様子をお伝えできず
申し訳ありませんでした(涙)
ここから、さかのぼったものも含めて、
どんどん掲載していきたいと思います!
さて、11月22日(水)、のぞみ小では行事がありました。
「秋のエクスカーション」
春のエクスカーションは、異学年学級の懇親をねらいに、
校外でレクを中心に一日過ごしていました。
秋の場合は、各学年ごとに、探究の授業に関連して
校外のどこかに出かけて学びを深める一日です。
こちらでは、4年生のエクスカーションをお伝えします。
現在学んでいる探究の内容は、以前紹介したものづくりから変わり、
音楽やダンス(タイトルは、NO MUSIC, NO DANCE, NO LIFE !」)。
これらについて取り上げながら、子どもたちはその上位概念として、
音楽やダンスを通じて、自分たちで何を学ぶのか、
日々楽しく、真剣に学びに取り組んでいます。
そんな中でのエクスカーションは、まず午前中は、
「音楽とダンスのワークショップを実施しました。
音楽とダンスの専門家にお願いし、のぞみ小の学びについて伝え、
アレンジした形のワークショップを2時間強、提供いただきました。
ウォーミングアップから、楽しすぎて、
担任の私も一緒に楽しんでました(笑)
いくつかのテーマを持ったワーク。
まずは「歌詞とダンス」。
実は、これ、「津軽海峡冬景色」で踊ってしまう子どもたち。
私も正直予想外でしたが、子どもたちは、
まあそれはそれは一生懸命踊ること踊ること。
上野写真…ちがう、上の写真、わかりますよね?
「凍えそうなかもめ!」
生歌つき!…と、そこがポイントではなくて
(でも実際にその場で演奏して歌ってくれましたが)
歌詞だけでなく、そこに音が加わり、子どもたちは踊ります。
次は、「イメージとダンス」。
左は「ハンガー」、そして右は2人で表現した「タンポポ」
これ、わかりますか?
まさかの「電器屋に陳列された『扇風機』」!
顔の振動(首振り)が、写真では伝わらず、残念です(涙)
子どもたちのイメージ・発想は、非常に面白く、
それを全身で伝えることがまた、すごく新鮮です。
最後は「リズムとダンス」。
4人一組で、別々のリズムで動きを覚え、
それぞれを同時に踊っています。これ、
左の子は「タクシーを止めている」
右の子は「電話を無表情で取ろうとしている」
間の子は「部下を待ってイライラする」
あと1人「お詫びの品をささげる」もいます。
みんな別のリズムで踊っています。
音楽に合わせて踊り、その後、失敬失敬と歩き回り、
4人で「ネクタイ」を表現し、最後は、
「会社」を表現します(これはブラック企業の上司と部下?)。
そうなんです、一連の振り付けがすべて「会社」。
最後は自分たちでネクタイや会社の表現を考えています。
音楽・ダンスの専門家に提供された、この素敵な時間は圧巻でした。
子どもたちはあっという間の時間を過ごし、
最後の感想ではいろいろ気づいたことがあったようです。
さあ、この楽しく充実した時間から、子どもたちは何を学ぶのか。
ここから、キーコンセプトを用いて、問いを投げかけ、
音楽・ダンスから、普遍的な上位概念として何を学ぶのか、
ここからは私たち教員も専門家としての力が試されますね。
写真が撮れませんでしたが、午後は、国立西洋美術館へ。
ガイドの方と一緒に作品を見て回りながら、
自分たちの感じたことを共有したり、
作品の見方に対する気づきを得たりしていました。
子どもたちは、北斎と西洋作品の影響・つながり(Connection)など、
本物の作品に触れながら、感じること・考えることを
あれこれ吸収していました。
芸術の秋、子どもたちは、学校内では得られない
貴重な経験を経て、そこから多くのことを学んでいきます。
そこには、思考を通じて認識を得る、のぞみ小のチャレンジがあります。
さてさて、どんな認識に子どもたちはたどり着くのか…楽しみですね!