【4・5年生 夏期講習③】算数 思考力を高めよう!
最後の教科は、算数。
これも、夏期講習としては、
普段のカリキュラムの流れとは異なり、
思考力を問われるような問題にチャレンジしてもらいました。
思考力、この言葉自体は漠然としています。
カリキュラムの内容を理解していて、
その単元のパターン化された問題が解けるような力ではなく、
初見の問題、ぱっと見て面白そうな問題に対して、
問題の内容を正しく理解し、解法のイメージを持ち、
実際に手を動かしてみて、その結果から次のアプローチを考え…
このような一連の流れに思考力が紐づいているととらえています。
…毎回みる流れ。そう、これも探究サイクルなのです。
問題内容の理解(疑問)→解法のイメージ(仮説)
→実際に手を動かしてみる(検証)→結果から次のアプローチ(考察)
そうです。この講習すべてが、望小の学びで大切にしている
探究型の学び、探究サイクルを意識した学びだったのです。
算数では、特に今回は、この手を動かす「やってみる!」に
子どもたちの意識を向けて、止まらず、やってみることを言い続けました。
毎日の授業の最初に準備運動として計算練習。
これも、徹底的に言い続けます。「『Careless Miss』とは言わない。」
自分のミスの分析をすること。
自分の間違えの「クセ」を自分で理解すること。
そうすれば、それを意識して次から計算する。
その結果、ミスが減っていく…
Careless Missと言って、次のテストから、
ちゃんと見直しすると言っている子は、ずーっと治りません(笑)
だって、自分はあっていると思って解いているので。
考えている顔、いいですね★
しっかり考え、お互いに説明しあっています。
説明、大切です。これも論理的な力がつきます。
(順序だてて説明すること、プログラミングと同じ!)
夢中すぎる子どもたちと、その結果ひまな私(苦笑)
と言ってばかりもまずいので、ゲームの必勝法の説明。
算数を使ったゲームは世の中にたくさん。
だからこそ、算数の力がつくと、面白いゲームがたくさん!
みんな長い時間でしたが、一生懸命解いていました!
3日間で、やってみる精神はかなりついた様子。
(小学生は、素直なので、変化もはやい!)
そして、動いたからこそ、解けた時の子どもたちの様子、
そして本人の嬉しいと感じるあの瞬間が、
算数を楽しい教科と認識し、意欲が増し、
いつのまにか好きになり、得意になるという展開になるのです。
昨年度、思考力検定や世界算数大会を受験しましたが、
今年も、チャレンジしたいなぁと思います。
また、ジュニア算数オリンピックの結果もありましたが、
伸び伸びと意欲的に取り組む姿勢が、本当の力につながります。
望小に眠る、たくさんの可能性、広さ十分の伸びしろ、
もっともっと原石を磨いていきたいと思います!