望発表会に向けて……!
開智望小学校では、
年間を通して様々な行事が行われています。
例えば、一学期なら運動会。
三学期なら望エキシビジョン(の予定)。
そこでクイズです♪
二学期の一番の目玉行事は何でしょうか!?
正解は、開智望発表会です!
このクイズが分かった方は
かなりの望小通と言って、過言ではないでしょう。
ご存知の方には改めてとなりますが、
ここで開智望発表会の説明をいたします。
開智望発表会は、「Home」という異学年学級ごとに活動し、
その活動内容を発表する行事となっています。
Homeごとに1~5年生が協力しながら、
それぞれのHomeに合った方法でオリジナルの劇を作り上げていく……
そして自分たちが工夫したことや、
子どもたちだけで築き上げたものを発表し合う、それが開智望発表会です。
……と、これでは全然具体的ではありませんよね。
そこで写真をご覧いただきながら、
より具体的な形で開智望発表会に迫っていきます。
劇の台本は3年生が探究の学習の中で作っていきました。
3年生は9・10月の2か月で、
「物語は、理念と感情の表出である。
(Through stories we express our feelings and ideas)」
というセントラルアイディアを扱っていきました。
探究の授業では、様々な物語を視点を変えてみてみることで、
「物語には主題(テーマ)があり、それを伝えるために表現の工夫をしている」
「物語にはPlotがある(はじめ・なか・おわり)」
「キャラクターには主人公だけではなく、
主人公を導く役目をもったメンターや対立しているライバルがいる」
というような知識を獲得しました。
それらの知識を踏まえて、3年生なりの劇の台本を作っていきます。
まず、Homeごとに劇の主題(テーマ)を決めました。
あるHomeでは、国際バカロレアの求める学習写像として設定されている
「Risk-taker(挑戦する人)」に着目していました。
その時期にHomeの中で流行っていた楽曲からヒントを得て、
「Risk-takerをすることで、人びとの願いがかなう」
というテーマを設定しました。
給食の間も劇のイメージ作りを!
テーマが決まればいよいよ台本作りです。
3年生の国語の授業で学んだ知識と合わせながら、
台本を大まかに「はじめ・なか・おわり」の形で書いていきます。
それから更にグループごとに分かれて作業していきます。
低学年とイメージが共有しやすいように
イラストで表現する子どももいます。
高学年が書いてくれたあらすじを基に、
セリフを書き起こす子どももいます。
3年生が台本を作っている間、
ほかの学年は劇の大・小道具や衣装の準備をしています。
ある日は段ボールをうまく使い、様々な小道具を作っていました。
またある日にはミシンを使いながら、劇で使う衣装を縫っていました。
3年生が劇の台本作りに悩んだ時にはHome全体で意見を出し合います。
このように、開智望小学校の子どもたちが
一体となって作り上げていく望発表会。
本番まであと一か月。
ここから子どもたちの一層奮起した姿を見られるのが楽しみでなりません。
深夜0時からの大仕事!
深夜0時。望小学校の屋上に多くの人が集まっています・・・。
その先には今まで見たことのない超大型クレーン。
終電前の「新守谷駅」には多くの工事関係者が時間の経過を静かに待っています。
00時40分、終電が発車してしばらくするとクレーン車の音に変化が・・・
しばらくすると。
吊り上げられた巨大な構造物!?
これは新守谷駅を東西に結ぶ連絡通路(歩道橋)、
長さ47.3メートル、幅3.9メートルの橋げたです。
時計回りに少しずつ旋回。その先にあるのは駅舎。
(連絡通路が開通すると、「駅改札から1分」で望小学校の正門前!)
すでに完成している基礎杭にゆっくり接近し、橋げたとのジョイント作業。
現場に緊張感が走ります。
ときには激しく声を掛け合う場面も。
「危険と隣り合わせ、みんな真剣なんで。」と現場関係者の方。
ジョイント完了後も作業は続き、深夜の大仕事は無事終了となりました。
まだ工事は続きます。
工事関係者の皆様、くれぐれもお体に気を付けて、
安全第一に作業を進めていただきますようよろしくお願いいたします。
今朝は晴天!連絡通路がはっきりと映し出されました。
Happy Halloween!
10月31日はハロウィーンでした。
渋谷での混乱が報道されたところですが
そもそもハロウィーンはヨーロッパを発祥とするお祭りのようです。
現代では特にアメリカ合衆国で民間行事として定着しています。
魔女やお化けに仮装した子どもたちが
近くの家々を訪れてお菓子をもらう習慣があるとの事です。
望小学校でも10月31日に英語、music、artの授業の中で
子供たちだけでなく教員も仮装をしました。
もちろん、お菓子のやり取りはありません。
教育活動の一環として節度ある活動を心掛けました。
授業では英語でハロウィーンに関する歌を歌ったり、
カードを書いたりすることでハロウィーン気分を味わいました。
このようなイベントを活かして、
活動意欲を高め、楽しみながら
学ぶ事が出来た一日でした。
【4年】浜松フィールドワーク
10月9日~12日の4日間、
4年生は校外学習(フィールドワーク)として浜松に出掛けました。
今回のフィールドワークのテーマは
「生産活動は人々をつなぐ」です。
ものづくりの現場を体験するとともに
1つのものが生産されるなかで、働いている人が
どのような想いで、どのような人達と関わり合いながら
生産活動に携わっているかをインタビューしに行きました。
フィールドワークの前には
CDラジカセやゲーム機をドライバーで分解し
どのような部品で作られているか、
どこで作られているか、
どのように作られているかを調べました。
その後、フィールドワークで訪問する施設について調べ、
子ども達一人ひとりがインタビュー内容を考えました。
1日目
楽器博物館で様々な楽器を見学して
楽器作りの歴史、そして生活と楽器との繋がりを学びました。
2日目
ホテル前の浜辺を散策しました。
午前中は染め物の体験です。
自分だけの模様を作れたようで笑顔満点!
午後は鈴木楽器製作所と昭和楽器製造株式会社の見学です。
自分たちが身近に使っている楽器がどのように作られているかを学びました。
3日目
製品を作る上での工夫点や生産活動の過程での人との関わりについて学びました。
また、スズキ歴史館ではどのように自動車産業が発展してきたかを
教えていただきました。
4日目(最終日)
トリイソースの工場を見学しました。
工場では製造過程の様子を見せてもらい、
過程途中のソース瓶の充填と打栓を体験させていただきました。
今回のフィールドワークでは前述の通り
生産活動における人々の想いや関わりを理解しました。
また、インタビューの中で時代の変化による産業の変化についても
触れることが出来ました。
今回の経験をもとに
自分たちの身近な社会についてじっくり考えてほしいですね。
学童保育の小話♩
こんにちは!
今日は学童保育について少し書きたいと思います。
というのも、最近産経新聞で学童保育について興味深い記事を読みました。
5月1日段階で、小学生の全国学童利用児童数は121万1522人、
申し込んでいるが入ることのできない学童待機児童は1万6957人と
利用児童数、待機児童数ともに過去最多を記録したそうです。
人数の多さに圧倒されますが、考えてみれば1977年以降、
共働き世帯の割合は増加し続けていますのでこの結果も必然と言えます。
実際にのぞみ小でも、児童の約半数が学童保育を利用しており
アフタースクールも合わせると約85%の児童が利用しています。
しかし、ニーズが高まる一方で、公立はもちろん私立の小学校でも
学童保育利用の条件を定めている学校が増えてきているのが現状です。
指導員不足や施設のキャパシティなど、様々な事情で
希望児童のすべてを受け入れることが難しくなっているためです。
「保護者全員が週◯回以上働いていること」等学校によって条件が異なりますので
小学校受験や編入学を検討している方は確認してみてもよいかと思います。
(学童利用のつもりで入学したのに蓋を開けたら...ということにならないためです)
ちなみにのぞみ小では保護者の勤務状況による条件はありません。
学童保育に関しては、毎月前月の10日までに申込みを行いますので
そのときの予定や勤務状況によって利用日程を決めることができます。
もちろん費用は利用した分しかかかりません。
また「今日急に残業になってしまった」という場合には
正午までにご連絡をいただければ当日利用することもできます。
利用方法も様々で
学童保育のみ利用する児童、アフタースクール(放課後講座)のみ利用する児童、
アフタースクール参加後に学童保育を利用する児童など
児童やご家族の状況により希望に合った利用方法を選択していただけます。
のぞみ小の強みは「探究」や「英語活動」など学校生活にありますが、
その学校生活を円滑に送るために、放課後のサポートにも力を入れておりますので
ご注目いただけると嬉しいです。
【学童保育ルーム】
【アフタースクール(プログラミング教室)で利用しているPCルーム】
(本日掲載の内容は2018年10月現在のものです。
学童の運営体系は、児童数の増加等に伴い変更する場合もございます。)
第3回親子スポーツイベント
10月8日は体育の日。
のぞみ小学校では親子スポーツイベントが実施されました。
このイベントは今回で3回目。
毎回、多くの方にご参加いただきました!
アフタースクール「スポーツ教室」と
「リベルタサッカースクール」
「バスケットボールスクールハーツ」
を運営するリーフラス㈱の先生方。
毎回、新しい種目を取り入れていただきみんなを楽しませます♪
〇 新種目①「親子対決!スポーツ鬼ごっこ」
まず初めに親子で手を繋ぎ、鬼をよける練習
リーフラスの市村先生がついていけません(笑)
ゲームとなり、子どもたちは
コーンを取られないよう必死にディフェンス!
それでも年の功か!?大人の戦略的な攻撃を防御できません。
普段は忙しくて運動不足な親御さんも
「負けてなるものか!」
子ども相手に手加減なし💦
それでも諦めない子どもたち。
どうしたらコーンを取れるのかをみんなで考えて・・・💡
足の速い上級生が敵を引き付ける作戦的中!
なんと1年生がコーンをゲット!!
大きな歓声が上がりました!
〇 新種目②「親子混合長縄飛び」
最初は子どもたちで練習。
なかなか跳べる回数が増えません・・・。
次は大人も交じりますが、
残念ながらもっと跳べない・・・。
縄を回す先生たちもそろそろ疲れが💦
回数はなかなか増えませんが、
おうちの人と跳べたことで子どもたちは大喜びでした!
普段の学校生活では見ることのできない親子の絆。
親子で一緒に活動することの素晴らしさを
改めて感じることのできる素敵なイベントとなりました。
◇アフタースクール「スポーツ教室」 在籍数49名
毎週火・水・金(15:40~17:10)実施の人気講座です♪
◇リベルタサッカースクール 在籍数51名
◇ハーツバスケットボールスクール 在籍数9名(他校の児童も含む)
運営会社:リーフラス株式会社
第17回 世界湖沼会議 学生会議に5年生が参加!
先日実施した夏の個人探究発表会。
望小の子どもたちは、自分の興味関心があることに対して
探究を実施しますので、それぞれの子どもたちが、
本当に多種多様な内容で探究に取り組んでいました。
そんな中、5年生の池田花蓮さんの探究内容が、
以下の国際会議の内容と親和性が高かったので、
学生会議のポスターセッションで発表してきました!
池田さんは、望小に編入した2年生の頃から
個人探究で扱っている内容が、
植物・昆虫・木・そして水…
こんな流れで興味関心が繋がりながら探究していました。
同時に、望小の探究(Unit Of Inquiry)で学ぶ内容も、
内容の繋がりを見出すことができ、水に関して、
川の水のはたらき、水の循環、ものづくりにおける川の水の役割、
そして今年は、四大文明の発展・衰退と川の関係…
こんな感じで学びが続いていました。
こうなると、個人の学びと学校の探究の学びの内容を先行知識として、
さらに考えてみようという流れで自分の探究が進化するのです。
池田さんは、人々が水を利用するために工夫できることは何か?
という疑問に対して、これまで学んだ先行知識から
自分の仮説を3つほど立てました。
そして、個人探究の流れから、「生き物の視点」に重きを置いて、
調査(検証)をしてみました。
今回の発表に向けて、自分が探究したことに、
クラスのみんなにも調査のサポートをお願いし、
その内容を盛り込んだ結果をまとめました。
その上で、いつも望小が大切にしている、「考察」です。
自分の仮説と調査結果に出てきた違い、
それがどうしてだったのかを考えました。
さらに、調査結果を仮説と照らし合わせて分類し、
仮説には当てはまらなかった調査結果についても、
共通点を見つけながら、また自分の考えを入れていきます。
こうして自分の考えをのせていきながら、
これからの水の利用の工夫において、
もっと意識した方がいいことが何なのか、
自分の考えから言葉で伝えられるのです。
どの学校や団体の皆さんも、すごく一生懸命取り組んでいて、
魅力的な発表が多かったですし、ポスターも素敵なものばかりでした。
そんな発表から、こちらが学ぶことがたくさんあります。
また、池田さんの発表は、聞きに来てくださった大人の方からは、
「よく考えているんだね」という言葉をいくつもいただきました。
環境問題は、非常に複雑で、小学生ができることは
余り多くないかもしれません。
今日の多くの子どもたちの発表から、ちょっとだけですが、
そういった雰囲気を感じました。
琵琶湖や霞ケ浦のよさをもっと知ってもらい、
環境の大切さを発信していく…
ごみを拾って、大人にも大切さを訴えて、
少し改善したかに見えるけど、数日、数か月でまたもとの状態…
こうした現実に対して、きっと子どもたちは、
もっともっと様々な可能性を考え出してくれるのではないか、
それを大人が、ちょっと思考停止させているのではないか、
引率した私自信も、改めて子どもたちの可能性を閉じていないか、
意識させられる、貴重な時間を過ごすことができました。
望小で学ぶ子どもたちが、社会の現実の問題に対して、
自分たちが日頃から取り組んでいることの蓄積から、
少しでも貢献できるような思考、そして行動に移せるよう、
引き続き日頃の学びをコツコツ積み重ねたいと思います。
(最後の方は、場数を踏んで、だいぶ慣れてきた様子でした★)
最後に、池田さんのコメント:
「最初の方は、緊張して、正直ちょっと嫌だったけど、
途中から、聞いてくれる人がいて、話をしているうちに、
だんだんと楽しく感じられるようになりました。
もっとキーコンセプトを使って、わかりやすく、
まとめられるようにしていきたいです。」
5年生は、PYP認定校として、年度末にExhibitionを実施します。
今回の探究をさらに発展させて、これまでの学びを
すべて盛り込んだ形での発表、どうなるか楽しみですね!
このような貴重な経験・そこでしか得られない学びを、
もっともっと望小の子どもたちが
これから積み重ねることになるでしょう。
望小で学んだ成果、どんどん対外的に示す機会を
設けていきたいと思います!