[PYP]5年生 社会科「情報」について

みなさん、こんにちは!

5学年担当の櫻庭です。

 

今日は、5年生の社会の授業で学習した

「情報」についてみなさんにご紹介いたします。

 

まず、子どもたちは「情報は昔と今でどう変化したのか」

「情報を発信するとき、受け取るときの責任はなにか」

「私たちは情報をどのように活用しているか」

などの疑問を立てたので、一つ一つ検証していきました。

 

今回は、①「情報はどう変化したのか」

②「私たちは情報をどのように活用しているか」という疑問を

どんな風に子どもたちと検証したのかをご紹介したいと思います。

 

 ①「情報は昔と今でどう変化したのか」

映画を見ると当時の最先端の技術や当時の生活、

考えをよく理解することができます。

 

そこで、情報の変化を知るために、昔のゴジラ(ゴジラ 1954)と

今のゴジラ(シン・ゴジラ 2016)を見て考えることにしました。

 

まず、「ゴジラの出現」という情報はそれぞれどのように広まり、

どのくらい時間がかかるのか仮説を考えたうえで、

実際に2つの映画の冒頭部分を視聴しました。

 

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ゴジラ(1954)では、ストーリーの大半がゴジラの存在確認に費やされていました。

情報技術が発達していないため、

政府が実踏調査をしてようやくゴジラの存在を確認し、新聞で情報が広まります。

そのため、存在が広まるのに数ヶ月もかかりました。

 

一方シン・ゴジラ(2016)では、

テレビや政府よりも早くSNSゴジラの存在が広まります。

その間はおよそ数時間です。

 

子どもたちは「技術の発展によって情報伝達の速さが変わった。」

「噂や言い伝えも大切な情報だった。」

「今も昔も情報は人の命に関わることだから

一生懸命伝えようとするのではないかと思った。」

と感想を話していました。

 

 

②「私たちは情報をどのように活用しているか」

子どもたちにコンビニの店員になり切ってもらい、

どのような商品を発注するかをグループで考えました。

 

初めは情報がない状態で、発注する商品を考えました。

その後、事前にグーグルフォームを使って

クラスの子どもたちにとっていたアンケートの情報をもとに、

改めて発注する商品を考えなおしました。

 

ほかにも、子どもたちにはどのような商品が人気なのか、

予想される天気や気温はどのくらいなのかを提示しました。

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         子どもたちにとったアンケート

 

活動が終わったあと調べてみると、実際のコンビニも

集めた情報を元に商品開発や発注を行っていることがわかりました。

 

子どもたちは

「商品選びにも情報が使われていることがわかった」

「寒いか暑いかで取り扱う商品も変わるということがわかった」

「個人の感情ではなく、きちんとしたデータを参考にするが大切だとわかった」

「情報があることによって発注する商品を選ぶスピードも変わった」

とまとめました。

 

今後はこれらの学習したことをふまえ、

自分たちはどのように情報を活用していくのかを学習していきます。 

[PYP]1年生フィールドワーク It was a successful trip!

On October 9th, the 1st grade visited Tsukuba Botanical Gardens for our fieldwork. 

Our goal was to observe plants in various ecosystems.

Due to the rain, we focused on the ecosystems in the greenhouses.   

 

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In the greenhouses we were able to examine plants that grow in dry environments.

We could examine their thorns and succulent bodies.

 

Why do the plants have these things? 

 

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We were able to examine trees and to look at the different kinds of bark

that they have on their trunks.  

 

Why do they have different types of bark?

 

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We also examined the leaves of plants. 

 

Why are they shaped so differently?  

 

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We had a very interesting trip to the Tsukuba Botanical Garden. 

We learned many things. 

 

We know a great deal more about the different forms plants take,

how they change based on their environment, and why they are the way they are.  

 

It was a successful trip!   

[PYP]のぞみ小 動物愛護週間

みなさん、こんにちは!

のぞみ小の小林です。

 

今日は、9月20日から26日までに実施した

動物愛護週間の取組みについてご紹介します。

 

動物愛護管理法では、国民の間に広く動物の愛護と適正な飼養についての

理解と関心を深めるため、動物愛護週間を設けることが定められています。

 

そこで、のぞみ小学校では入学試験の関係で1週間遅れではありましたが、

昼休みに動物愛護週間の行事をとり行いました。

 

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1日目は「ぼくのはじめてのともだち」という動画を観て、

ペットは大切な家族なのだというメッセージを受け取ってもらいました。

 

2日目はネイティブスピーカーのサスラック先生が最近引き取った、

保護犬のボストンテリアのももちゃんとかきちゃんのお話をしてくれました。

ペットを飼う時には、「保護犬」という選択肢もあることを

多くの子どもたちは初めて知ることになりました。

 

3日目は5年生の2人が登場してくれました。

5年生の女の子はドイツの動物事情について、夏休みに探究した内容を話してくれました。

特に、ドイツがなぜ動物愛護の先進国なのかを説明し、

これからの日本は動物たちのために何ができるか、

という自分の考えも発表してくれました。

 英語探究クラスの女の子なので、発表資料は英語と日本語で作られていました。

 

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もう1人の5年生の男の子は、

自分で作った3種類の犬用の車イスについて話してくれました。

使用する側の気持ちになって制作していることに、犬への愛情を感じました。

 

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後日、2人にインタビューしてみました。

まずは、ドイツの動物事情に関して探究した女の子に

どうしてこのトピックを選んだのか聞いたところ、

彼女のご両親がいつもペットを飼っていたこと、

本人も小さい時にブラックラブラドールレッドリバーを飼っていたことが

きっかけだと教えてくれました。

 

彼女は3年生の頃にペットの殺処分について知り、

4年生の夏の探究発表会では盲導犬について発表しました。

 

今年の夏の探究発表会ではドイツの動物事情に関して調べ、

今年度末に控えたPYPの集大成となるエキシビションでは

日本が動物を尊重するナンバー1の国になるために何をすればよいのか

調べたいそうです。

 

また、彼女は岡山県にある動物愛護センターに見学に行き、

ケージが思ったより大きかったこと、

実際に愛護センターから引き取られていく犬や猫を見たそうです。

 

今後のぞみ小学校にできることとして、

殺処分について多くの人に知ってほしいため、

ポスターなどを作りたいと話してくれました。

  

もう1人の5年生の男の子は将来獣医になって、

いつか自分の愛犬2匹を助けたいと話してくれました。

(ちなみに今現在は2匹ともまだ若いので、元気いっぱいとのこと!)

 

犬用の車イスを探究しているのは

お母さんに言われて興味を持ち、担任の先生からも勧められたので、

本格的に興味を持ったからだそうです。

 

この5年生の男の子も、

実際にピースワンコジャパン広島譲渡センターに見学に行き、

人間に懐いていなかった犬に対するお世話の仕方について学びました。

えさやり、リードを2本つけて散歩をする様子など、

人間を好きになってもらえるような様々な工夫を凝らしていたそうです。

 

まだ、トピックは確定していないものの、エキシビションでは、

動物に関する探究をしたいと話してくれました。

 

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最後に、マハトマ・ガンディーの格言をご紹介します。

 

The greatness of a nation and its moral progress can be judged

by the way its animals are treated.

「国家の偉大さや道徳的な進化の度合いは、

その国が動物を. どのように扱っているかで判断できる。」

 

のぞみ小学校から、動物を慈しむ心を持つ子どもたちが

たくさん育っていってほしいと願っています。

[中1]フィールドワーク【事後学習 4日目】

こんにちは!

7学年(中等教育学校1年)担当の峰岸です。

 

今回のフィールドワーク(FW)について、

当初は3泊4日での実施を予定していましたが

新型コロナウイルスの影響を受け、2泊3日に変更しました。

 

従って、最後の1日分は学校での事後学習にあてることができました。

大洗町から戻ってきた翌日、子どもたちには前日までの学びを

様々な形でアウトプットしてもらいました。

 

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アウトプットのテーマは、「私たちが伝えたい大洗町

 

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3つの部屋で、それぞれこの写真のような雰囲気で活動していました。

 

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中心の方では、LEGOで表現をしています。

 

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その周辺では、模造紙で自分たちの伝えたいことをまとめています。

 

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そして、模造紙とLEGO両方を用いて、

自分たちで動画を撮影してメッセージを表現します。

 

授業時間数にすると4コマという短い時間の中で、

まったくゼロの状態から3種類のアウトプットを一気に行うのは、

そうそう簡単なことではないと思います。

 

しかし、さすが望生です。

子どもたちは、しっかりとやりきってくれました。

 

グループのメンバー間でお互いのコミュニケーション力を駆使して、

「自分たち一人ひとりの頭の中を1つの形として表現すること」

に、望の子どもたちはすごく慣れているかもしれません。

 

こうして、これまでの学びを一つの形にすることができました。

 

しかし、事後学習は、むしろここからとも言えます。

いよいよ子どもたちは、まとめあげた大洗町に対する理解をもとに、

地域を活性化させるためのアイデアを考え、企画し、

具体的な形にして行動を起こすことにチャレンジしていきます。

 

本当の意味での「実社会につながる学び」はここからであり、

「国際社会に貢献するリーダーの育成」としてのステップになります。

 

今後の事後学習は、継続して行っていきますので、

また、その様子はブログでも紹介できればと思います。

どうぞお楽しみに!

 

なお、フィールドワークの様子については、

次回10月24日(土)の説明会でも、少しご紹介できればと思います。

中等教育学校への入学に関心がある皆さんは、そちらもどうぞお楽しみに!

 

↓ 10月24日(土)第2回学校説明会の予約はこちらから

docs.google.com

[中1]フィールドワーク【大洗町 3日目】

こんにちは!

7学年(中等教育学校1年)担当の峰岸です。

 

3日目、大洗町でのフィールドワーク(FW)最終日。

午前中は、サンビーチでの活動とワークショップを行いました。

 

大洗町と言えば「海」がやはり切っても切り離せないです。

初日は、その「海」に対して「魚」を切り口に考えました。

 

思考のはじまりは「魚」でしたが、漁業における状況の変化を通して、

「環境」について考えることにつながりました。

 

今日は、「ゴミ」を切り口にして「海」について考えていきます。 

 

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サンビーチに行く前に説明を受けています。

 

そして、いざ、ビーチへ。

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環境活動として、海の「ゴミ」を拾っています。

 

砂浜のエリアから、徐々に海岸から遠ざかるように担当を分けて、

それぞれのエリアでゴミを拾います。

 

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この活動は、ただ単純に「海でゴミを拾い集める」というよりも、

「海のゴミを探究する」という意味合いが強いです。

 

もちろん、ゴミを拾うことでクリーン活動にもつながりますが、

ただ拾うよりも、もっとゴミと向き合うことになります。

 

 

海から戻ってきて、ワークショップを行いました。

 

ここでも、グループワークを中心として、

  自分たちが拾った具体的な「ゴミ」からそれらの特徴を捉え(What)、

  そのゴミがどうしてあるのかを考えたうえで(Why)、

  ゴミが減る・なくなるような対策を考えてみる(How)

という流れを意識して、考えをまとめていきます。

 

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写真のように、望の子どもたちはこうした時間も集中して取り組むことができます。

 

体を動かして学びを体感したあとには、頭を使って学びを深める。

こうしたサイクルに慣れていることの表れだと感じます。

 

まとめた内容を全グループが発表し、互いの考えを共有しました。

 

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後半は、海だけではなく、

もっと身近な生活とゴミについて、クイズ形式で考えながら、

自分ごととして環境について考えていくワークショップです。

 

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こうしたワークショップ、あるいは普段の授業もそうですが、

子どもたちは、それまでの先行知識にはない、

新たな視点に気がつけることが大切ですし、

そういう気づきを得ることが、学ぶことの醍醐味ではないでしょうか。

 

私たちはみな、何かがわかったり、できるようになったりすることを欲しています。

 

日々の授業、こうした非日常の学びを通して、

常にこうした気づきを得て、喜び、楽しくなり、

学びに対して意欲的・積極的・主体的になる…

これが、望が追い求める学びの本質です。

 

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その後、おいしい現地のレストランで昼食を取り

午後は商業施設や周辺を見て回りました。

 

実際には、まちの現実として、商業施設においても

活気のある状況とは言い切れない様子が見られます。

子どもたちには、こうした現実に触れながら、

自分たちができることを考えるきっかけにしてほしいのです。

 

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ここには、事前に学んだまちとタイアップしたアニメのギャラリーや、

今回もう一つテーマとしている「芸術(ART)」として、

期間限定のアート展もやっていたので、子どもたちに見てもらいました。

 

ARTの可能性を肌で感じ、自分たちができることについて、

ARTを活かした企画を考えてみることも期待しています。

 

最後は、ここでも地域の経済活動に貢献する視点を持ちながら、

現地のおみやげを購入する時間を楽しんでもらいました。

子どもたちは一生懸命、家族や親戚へのお土産を選んでいました。

 

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こうした時間の中にも、買う側、お土産を提供する側の視点、

両方を意識するように声をかけながら、考えてもらいました。

 

こうして、3日間のFWが終了。

様々な仕掛けの中で、子どもたちは主体的にFWに取り組み、

「ただ楽しい修学旅行」ではなく、「積極的に学ぶ宿泊学習」

という時間を過ごし、望としての学びの文化を生徒が創り上げていくのです。

 

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さて、この3日間のFWをさらに充実させるのが、事後学習。

次回、その様子もご紹介したいと思います。お楽しみに!

[PYP]のぞみ小でのドラマ

みなさん、こんにちは!

1学年担当の海老澤です。

 

今回は、のぞみ小の「ドラマ」についてお話していきたいと思います。

 

 

国際バカロレアの掲げるミッションの1つに、

「全人教育」というキーワードがあります。

 

全人教育とは、

”1つの知識や技能教育に偏することなく、感性や徳性なども重視して、

人間性を調和的、全面的に発達させることを目的とする教育”のことです。

 

 

のぞみ小では、このキーワードを大切に、

主要教科だけではない様々な分野について学ぶ機会を設けています。

 

その中から今回ご紹介するのが、このドラマという領域です。

 

ドラマは、大きくは芸術に分類される領域であり、演劇的な活動を通して、

表現力や創造性、協調性などを養うことを目的としています。

  

 

従来の演劇教育では、台本や演出が予め決められており、

それを”再現する”ことが目的とされてきました。

これは、舞台芸術の良さを知り、

表現力を身につけるための効果的な方法だと言えます。

 

しかし、主体性や創造性を育むという点においては課題があります。

 

その課題を解決するため、

のぞみ小では毎年12月に学芸会として「のぞみ発表会」を実施し、

異学年学級(ホーム)で台本、衣装、演出のすべてを児童が考え、

作り上げていきます。

 

他の学校の学芸会と比べると子どもらしさが目立つかと思いますが、

のぞみ小が最も重要視しているのは、

このイベントを作り上げる過程で身につくスキルや主体性です。

 

 

ここで、実践例を見てみましょう。

 

劇を作り上げる前に、

関係づくりや想像力をかき立てるためのウォーミングアップを行います。

 

「フラフープ」では指だけで支えたフラフープを水平をたもったまま持ち上げたり、

下げたりします。見た目以上に難しい動作です(笑)

 

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次に、ドラマでは即興表現も重視しているため

「ヒッチハイカー」というワークショップを行います。

 

ヒッチハイカーでは、ヒッチハイクで乗り込んできたキャラクターに合わせて、

即興的に会話を進めていきます(フラフープを持っている人は運転手さん役です)。

 

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そして、関係づくりや即興表現に慣れてきたら、

今度は短いストーリー作りをしていきます。

 

今回はあることわざをテーマに作りました。

4コマ漫画を紙に描いている児童、

iPadのプレゼンテーションソフトで作っている児童、

演技で見せようとする児童、表現方法は様々でした。

 

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すべて子どもたちが考え、実践するのぞみ発表会ですが、

はじめに彼らのモチベーションを高め

1つの目的に向かって協力するための意識づけは、

小学校段階では教員の力が必要です。

 

そのため、今回ご紹介したような活動を通して

少しずつ劇づくりのための基盤を養っていきます。

 

10月に入るといよいよ本格的に劇づくりが始まるため、

ホーム全体のやる気をさらに引き出したうえで、

子どもたちにバトンを渡したいと思います。

 

最後になりますが、今年はコロナ禍での実施になるため、様々な制約があります。

しかし、このような状況であるからこそ工夫を凝らし、

新しい学びを生み出していけたらと思います。

 

のぞみ発表会については、引き続きご紹介していきますので

どうぞお楽しみに!

[中1]フィールドワーク【大洗町 2日目】

こんにちは!

7学年(中等教育学校1年)担当の峰岸です。

 

前回に続き、2日目のフィールドワーク(FW)の様子です。

2日目は、このFW最大の山場となる1日。

グループごとに、大洗町をフィールドワークしました。

  

子どもたちには、まちの様子をよく見て回るのはもちろんのこと、 

まちの人々(商店街を中心)にインタビューをしたり、

自分たちも実際においしい海鮮のお店で食事をしたり…

午前9時から午後3時半までの6時間半、

じっくりと「自分たちで主体的に」大洗町を理解してもらいました。

 

その様子を、写真と一緒にご紹介します。

 

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と、その前に、朝の散歩から。

 

子どもたちは事前に自分たちで考えた行動計画に基づいて

フィールドワークを行います。

 

行動計画は、総合の時間を使って

事前学習としてグループごとに予定を立てました。

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事前学習の行動計画の様子です。

どこの商店街に行くか、どこの現地のお店で昼食をとるか、

どこを見に行くか…決められたエリアの中で

完全に自分たちで考えてもらいました。

 

さて、いざ、出発!

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前日もお世話になった漁協の方から、より詳細なお話を現地で伺ったり…

 

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現地の方のご厚意で魚を捕る船に乗せてもらったり…

 

商店街にいらっしゃる現地の皆さんとお話しし、

大洗の様子についてたくさんの情報を獲得していました。

 

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そして、待ちに待った昼食です!

子どもたちは、自分たちでお店を調べて、

お昼においしい海鮮料理を食べるのをとても楽しみにしていました。

 

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これまたみんな、おいしそうに食べる食べる…

 

現地のお店で、自分たちで持ってきたお金と相談しながら食事をすることで、

まちの外から来た1人として、地域の経済に貢献するという役割も果たしました。

 

 

 

商店街を中心とした大洗町のフィールドワークを終えた生徒は、

最後の30分は、観光スポットの周辺を見て回りました。

 

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大洗磯前神社から海側に出て、海を見つめる子どもたち。

 

まち自体は、様々な立場の人たちから成り立っています。

 観光客、海水浴客、サーファー、アニメのファン。

これらは外部の方の視点。

 生活をする人、商店街を営む人、漁業に携わる人、観光スポットに関わる人

これらはまちの中の人々の視点。

 

インタビューをすることで、それぞれの立場の目線で

まちの特徴を考えることができ、まちが抱える課題を知ることができます。

昨日に続き、夜のホテルでの振り返りでは、

気がついた特徴や課題を中心にReflectionしました。

 

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まさに、これが探究サイクルです。

事前学習で得た知識から質問したいことや気になることを洗い出し(疑問)、

それに対する自分の考えをもって現地に行き(仮説)

現地でのフィールドワークでたくさんの情報を獲得し(検証)

それらから特徴をまとめ、仮説に対してまとめた結果から考えを深める(考察)。

 

まとめた結果をみんなで共有して

新たに知りたいことや考えにつなげる(発表)ところは、

事後学習として今後行うことになります。

 

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私たちが、小学1年生から実施している宿泊行事を

学校行事の1つという位置づけではなく

「フィールドワーク」として非常に大切にしているのは、

普段学校で行っている探究サイクルを用いた学びを

最大限に生かすことのできる機会だからこそです。

 

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明日は最終日。また別の観点で、大洗町への理解を深めます。

3日目の展開も、どうぞお楽しみに!