[PYP]のぞみ小 動物愛護週間
みなさん、こんにちは!
のぞみ小の小林です。
今日は、9月20日から26日までに実施した
動物愛護週間の取組みについてご紹介します。
動物愛護管理法では、国民の間に広く動物の愛護と適正な飼養についての
理解と関心を深めるため、動物愛護週間を設けることが定められています。
そこで、のぞみ小学校では入学試験の関係で1週間遅れではありましたが、
昼休みに動物愛護週間の行事をとり行いました。
1日目は「ぼくのはじめてのともだち」という動画を観て、
ペットは大切な家族なのだというメッセージを受け取ってもらいました。
2日目はネイティブスピーカーのサスラック先生が最近引き取った、
保護犬のボストンテリアのももちゃんとかきちゃんのお話をしてくれました。
ペットを飼う時には、「保護犬」という選択肢もあることを
多くの子どもたちは初めて知ることになりました。
3日目は5年生の2人が登場してくれました。
5年生の女の子はドイツの動物事情について、夏休みに探究した内容を話してくれました。
特に、ドイツがなぜ動物愛護の先進国なのかを説明し、
これからの日本は動物たちのために何ができるか、
という自分の考えも発表してくれました。
英語探究クラスの女の子なので、発表資料は英語と日本語で作られていました。
もう1人の5年生の男の子は、
自分で作った3種類の犬用の車イスについて話してくれました。
使用する側の気持ちになって制作していることに、犬への愛情を感じました。
後日、2人にインタビューしてみました。
まずは、ドイツの動物事情に関して探究した女の子に
どうしてこのトピックを選んだのか聞いたところ、
彼女のご両親がいつもペットを飼っていたこと、
本人も小さい時にブラックラブラドールレッドリバーを飼っていたことが
きっかけだと教えてくれました。
彼女は3年生の頃にペットの殺処分について知り、
4年生の夏の探究発表会では盲導犬について発表しました。
今年の夏の探究発表会ではドイツの動物事情に関して調べ、
今年度末に控えたPYPの集大成となるエキシビションでは
日本が動物を尊重するナンバー1の国になるために何をすればよいのか
調べたいそうです。
また、彼女は岡山県にある動物愛護センターに見学に行き、
ケージが思ったより大きかったこと、
実際に愛護センターから引き取られていく犬や猫を見たそうです。
今後のぞみ小学校にできることとして、
殺処分について多くの人に知ってほしいため、
ポスターなどを作りたいと話してくれました。
もう1人の5年生の男の子は将来獣医になって、
いつか自分の愛犬2匹を助けたいと話してくれました。
(ちなみに今現在は2匹ともまだ若いので、元気いっぱいとのこと!)
犬用の車イスを探究しているのは
お母さんに言われて興味を持ち、担任の先生からも勧められたので、
本格的に興味を持ったからだそうです。
この5年生の男の子も、
実際にピースワンコジャパン広島譲渡センターに見学に行き、
人間に懐いていなかった犬に対するお世話の仕方について学びました。
えさやり、リードを2本つけて散歩をする様子など、
人間を好きになってもらえるような様々な工夫を凝らしていたそうです。
まだ、トピックは確定していないものの、エキシビションでは、
動物に関する探究をしたいと話してくれました。
最後に、マハトマ・ガンディーの格言をご紹介します。
The greatness of a nation and its moral progress can be judged
by the way its animals are treated.
「国家の偉大さや道徳的な進化の度合いは、
その国が動物を. どのように扱っているかで判断できる。」
のぞみ小学校から、動物を慈しむ心を持つ子どもたちが
たくさん育っていってほしいと願っています。