4年生 浜松フィールドワーク 2日目
今日は雨が上がりました!
明日からまた雨の予報なので、貴重な天候の中、
本格的に浜松の産業に触れて、
概念的に考える過程を繰り返していきます。
最初に訪れたのは、楽器博物館。
たくさんの楽器、世界各地の楽器、日本の楽器の変遷、
実際に目にし、音を聴きながら、子どもたちは「取材」しました。
限られた時間の中で、24名が一人ひとり個人で回り、
自分の目、耳で、楽器から得られる情報を獲得しました。
できるならば、素材から日本の楽器との共通点を考えたり、
形の類似性から、国をまたぐ移動の繋がりを考えたり…
キーコンセプトを意識した思考につなげていきます。
次に訪れたのは「二橋染工場」
ここは、子どもたちも完全に圧倒されていました。
必ずしも広いとは言えない工場の中。
そんな中を圧倒的な技術を持った職人たちが、
手作業で、1つひとつ丁寧に仕事をしていました。
これには、子どもたちも目が釘付け。
そして代表の方は、たくさんの話を
こどもたちにしてくださいました。
子どもたちの質問のレベルもそれぞれ。
そんな様子の中、望小の学びのイメージとしては、
・キーコンセプトを意識した疑問を持つことで、
セントラルアイデアの理解を深められる。
・また、その話題について考える中で、
少し上位概念として理解することができると、
他のトピック(今回の場合は他の産業)にも
同じ考え方を適用して考えられるようになる。
こんなことを子どもたちができるように、
私たち教員がファシリテートしていくわけです。
疑問のレベルが高いとこちらが考えるのは、
上記のようなことにつながっている疑問です。
訪問した先に特化した、限定的で唐突な質問は、
そういう意味で言うと、
自分たちの思考の手助けになりません。
昼は、ガーデンパークで休憩。
唯一の雨が降ってない日(になりそう)なので、
私は子どもたちと、芝生の上を全力でおにごっこ。
相当遠くまでダッシュして追いかけました(汗)
午後の最初は、静岡濾布へ。
和紙でできたタオル…なんだか丈夫さを疑いますね。
そんな疑いに対して、生産者が考えたアプローチとして、
子どもたちも染める体験を行いました。
こうした生産者のストーリーにも、キーコンセプトを用いて迫れます。
子どもたちは、自分たちの体験で、
自分だけのオリジナルのタオルの柄ができて満足。
なんと、早速今日のホテルでの入浴時に使っている子も。
「かなり気持ちよかった!」と自慢げに語られました(笑)
最後は、うなぎパイファクトリー。
食べ物好きな児童はものすっごくテンションが上がり、
謎の期待値をもって、工場を見学。
今日の中では一番工場のようだったかもしれません。
こうした工場の様子を細かく見ることで、
そこに使われている機械、手作業とのすみわけ、
やはり気がつくことはたくさんあるわけです。
このような1日の流れにおいて、
子どもたちの思考すべてのベースとなるのが、
「Key Concepts(キーコンセプト)」となるわけです。
これを中心にした、のぞみ小での探究的な学びが、
いま、浜松でもばっちり展開されています★
夜、みっちり1時間30分、振り返り。充実。
ばっちり疲労し、そしていま、子どもたちは夢の中…