夏休みの様々な取り組み!English kitchen☆

 

夏休みが明けて二週間ほどが過ぎ
以前ブログで紹介した始業式や5年生のフィールドワークなど、
早速盛りだくさんな学校生活がスタートしています。


そんな中ですが、本日は夏休みの様子を振り返ってご紹介します!
(学校生活の様子はまた後日ご紹介しますね)


実はのぞみ小では今年の夏休みより新たな取り組みを実施しました。


一つは4・5年生の夏期講習。「探究」「プログラミング」「算数」のプログラムを

3日間かけて集中的に実施しました。


*夏期講習のブログはこちら

【4・5年生 夏期講習①】Unit Of Inquiry Returns! - kaichinozomi-daily’s blog

【4・5年生 夏期講習②】総合(情報)ロボットプログラミング! - kaichinozomi-daily’s blog

  【4・5年生 夏期講習③】算数 思考力を高めよう! - kaichinozomi-daily’s blog

 

もう一つは、英語での調理実習。その名も「English Kitchen!!」
ネイティブの先生を中心に、英語で会話しながら(日本語でのおしゃべりは禁止!?)

料理を楽しむというイベントです。

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メニューは3品。
「アイスレモネード」と「スイカとブルーベリーのサラダボウル」に加え、低学年は「ロールサンドウィッチ」、中・高学年は「ホットケーキ」です。 

 

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日本語が禁止でも大丈夫。知っている英語とジェスチャーで伝えます。
どのようにすれば相手にわかりやすく伝わるのか、

友達と協力しながら試行錯誤ですね。


中・高学年になると日常会話はお手のもの??
先生からの指示や説明を理解している様子。


日本語での会話を我慢しながら、

いくつかのグループに分かれ役割を分担しながら調理します。

 

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最後はみんなで「いただきまーす!!」
後片付けもしっかりとできました。
今回の経験がご家庭でのお手伝いにも役立っていることを先生は祈っています。

 

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【5年】大阪フィールドワーク4日目 企業家「に」学ぶ!(企業家「を」ではなく)

天気予報は雨。

最終日、電車と徒歩での移動があり、

雨は…と思っていたら、なんと雨は降らず!

そりゃあ1日目に振りすぎたから…

空がバランスを取ってくれたからなのかもしれません。

 

さて、最終日の訪問先は、

大阪企業家ミュージアム

ここに登場する人たちが、どんな想いを持って、

社会のために立ち上がったのかについて、

子どもたちに触れてほしい。

私が下見で伺ったとき、強く思った場所でした。

 

同時に、こうした場所が提供しているコンテンツは、

子どもたちの世代(持っているスキルと思考力)に応じて、

子どもたちが考えられる深さが変わり、

どのタイミングでも、その時に応じた深い学びができる、

そんな魅力を感じる場所でした。

 

実際に、子どもたちになじみのあるものを取り上げていただき、

その創業者たちのストーリーを、

子どもたちに疑問を投げかけながら、

見せていただきました。

 

そして、このブログでも何度もお伝えしている通り、

それぞれのストーリー・人物の話を通して、

何が大切なのか、共通していること、本質的なことが何か、

それらを子どもたちにメッセージとして伝えられました。

 

昨日までの学びとも、つながってきます。

Causation、自分たちが条件を決めて、結果にたどりつくこと、

企業家たちの行動と結果は、まさにそういったことのひとつ。

 

さあ、子どもたちは、すべてがつながり、

どういった自分なりの理解を示してくれるのか、

週明けの授業を楽しみにしたいと思います。

 

出発前の昼ごはんは、チキンカツ定食★

村さ来」にて、みんなでおいしくいただき、

お店の人ともあたたかい交流ができました。

 

最後に、実は子どもたちが印象に残ったことは、

東京から守谷に向かう電車の中で話してくれたのですが、

「帰りの新大阪から東京までの時間が、あっという間に感じられた!」

だそうです。

 

当たり前と思っていることが、素敵なことと感じる。

悪い状態を経験して、初めて、当たり前と感じていることが、

本当は素晴らしいことなのだと気づくことがある。

 

子どもたちの経験は、やはり、

彼らの人生に必要な経験だった、そう信じたいと思います。

 

それが、このフィールドワークに対する私たちの条件付けであり、

その結果(Causationの学びを使って★)なのだと思います。

 

さて、子どもたちが、今日は自宅の布団でゆっくりと休み、

そのことの幸せを家族の方と共有できますように…

新学期が始まりました!

のぞみ小は9月1日の始業式から2学期がスタートしました!

 

夏休み明けの子どもたちは元気いっぱいに、

お休み中の思い出をお話してくれます。

 

一言に「思い出」と言っても

一緒に出かけた・過ごした「人」

行った「場所」

見た「景色」

作った・買った・集めた「もの」

感じた「気持ち」

…などなど、その「思い出」には自分にしか感じられない感情が詰まっています。

 

子どもたちが自分の大切な「思い出」を友達や先生に共有しようと

一生懸命話す姿には毎年のことながら胸があったかくなります。

 

そしてしっかり(ちゃっかり?)先生の思い出も聞いてもらったところで

先生も子どもたちも学校モードにエンジンを切り替え、

始業式と引き渡し訓練を行いました。

 

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今回の引き渡し訓練は「水害」を想定して行いましたが

いかなる災害にも対応できるよう、

日頃から子どもたちとよく話をしておきたいと改めて感じます。

 

 

さて、今月には「個人探究発表会」が、

2学期末には「望発表会」があります。

 

また、夏休み期間に宿泊学習を行った学年もおります。

(5年生はまさに今!大阪でフィールドワーク中ですね)

 

子どもたちは宿泊学習を通して

現地でしか見られないものを見て、話を聞いて、肌で感じてくると同時に

大きな気づきやさらなる疑問を得て帰ってきます。

 

これまでの学びや気づきを発展させ、さらに疑問を追う2学期の始まりです!

子どもたちの学びにご期待ください。

 

 

 

最後になりますが、西日本ならびに北海道における多くの災害により

被害に遭われた地域の皆さまに心よりお見舞い申し上げます。

皆さまの安全と1日も早い復旧を心よりお祈りいたします。

 

 

 

【5年】大阪フィールドワーク3日目 鉄道と日本銀行と商店街すべてから…

3日目にして、初めて朝から予定通りの行動。

本当になかなか経験できないフィールドワークですが、

今日も、改めて望小の学びがもらたすものについて、

子どもたちの様子から、私たち大人が考えさせられる

そんな展開をご紹介したいと思います。

 

今日の訪問先は3つ。

1つは、阪急阪神ホールディングス

鉄道を作る…人がいないと電車使ってもらえない。

人を集めればいい!!小林一三さんの想い。

考える、やってみる、失敗もする、それを使ってまた考える、やってみる!

 

2つ目は、午後の最初で、日本銀行

日本銀行が、大阪支店を持っている、なぜか?

大阪でないと行けなかったのは、なぜか?

 

3つ目は、天神橋筋商店街

どのようなものを売っているのか?

いつから商店街が存在し、どのような工夫がされているか?

 

実際に、それぞれの訪問先で手に入れる情報は、

実はほんとにたくさんあり、今上に書いたのは、ほんの一部です。

望小学校の子どもたちは、キーコンセプトを使って考える

という武器を持っています。

使うキーコンセプトによって、

考えるときに使う情報が変わってくるのです。

 

2日目、子どもたちはCausationについて理解を深めました。

これを用いて訪問先で得られた情報を整理すると、

大阪の歴史、大阪の土地の特徴とあわせて、

「私たちは、自ら、人が集まる仕組みを作ることができる」

なんていう本質的なこと(セントラルアイデア)に

気づくことができる(自分たちで考えられる)のです。

 

別のキーコンセプト(FunctionやConnectionなど)を用いれば、

また違う本質的なことに気づくことになると思います。

5年生になると、それぞれのキーコンセプトのイメージが

つかめてきているので、本当に多様な自分の気づきになります。

 

子どもたち一人ひとりのセントラルアイデア、楽しみですね!

【5年】大阪フィールドワーク2日目 台風通過後の様子と海遊館

昨日、29時前(もう明け方近いですね)に就寝できた子どもたち。

2日目の午前中は睡眠時間にあてて、午後の活動を行いました。

 

バスで目的地の海遊館に向かう途中、

昨日の台風の影響をあちらこちらで目撃しました。

 折れそうにもない幹の部分から折れて倒れる街路樹、

 どこを向いているのかわからない状態の信号機、

 海遊館にあったオブジェ!?と思ったら、強風で壊れていた…

 (絶妙なバランスで立っていたので、そういうものかと思いました!)

 

バスの運転手さんに聞いても、本当に風が強くて

今まで味わったことがないものだった、と。

 

そんな様子の街を見ることができること自体が、

本当に貴重な経験だと改めて感じます。

 

写真撮影のために寄った、天保山公園も、

倒木倒木倒木…子どもたちもびっくりな様子でした。

 

さて、海遊館は、当初の予定は、最初に自由見学をして、

それから学びのために説明を受ける予定でしたが、

予定が崩れたために、先にお話を聞くことに。

 

まず、飼育員さんの仕事について、お話を伺いました。

飼育員さんのFunction、いろいろありました。

その都度お話が、人の生活だとすると、という話題が多く、

人と水族館の生き物の比較、非常に理解が深まりました。

 

また、人にとっての空気、水族館の生き物にとっての水、

これらの関係は重なることが多く、水を大切にすること、

そのために必要なFunctionを理解できました。

同時に、飼育員のFunctionを、生き物も同様の行動ができることなど、

普段気づくことができない視点からの話がたくさんありました。

 

飼育員と水族館の生き物のConnection、

それらを繋ぐために飼育員さんが持つFunction、

そして生き物のPerspectiveから見れば、楽しい遊び、

などなど、キーコンセプトを使って理解できることが、

いつもながらたくさんありました。

 

さらに、水族館のバックヤードも見学しました。

先ほど記載した、大切な水。

この水を扱う上でのたくさんの苦労、工夫、

規模感として、理解できないほどの巨大な話、

子どもたちの知らない世界には、

未知のことがたくさんあり、興味津々のようでした。

 

最後に、時間がたくさんとれませんでしたが、自由見学。

学んだことを意識しながら見学できることは、

それだけでものの見方自体が変化しています。

見えるものが増えれば、人生は本当に豊かになります。

 

夜の振り返りでは、キーコンセプトの1つ「Causation」の

様々なパターンについて、理解を深めました。

・様々な条件(たまたま)が重なってできた結果

・自然界の法則や定理から得られた結果、

・自分で決めたことが重なった結果たどりつく未来

こうしたいくつかのパターンとして、結果が出てくる、

つまりCausationの関係になることを子どもたちが理解し、

昨日と今日の出来事の中に、

このような見方ができるものはないか、考えてもらいました。

昨日の台風の話はとても考えやすい題材でした。

 ・偶然9月4日(火)に宿泊先の大阪に台風が来る

 ・反時計回りの台風は右側が風が強い(進路に対して本当に右側すぐ)

 ・昨日の出発の決断は、学校側で最終的に決めたこと

などなど、それぞれのパターンにあてはまることが

どんどん理解を深めると、「見えてくる」のです。

 

勿論、学びも大切ですが、自身の体調をととのえることも大事。

今日はしっかりと休み、リズムを戻し、

明日の1日は1日を通してようやくしっかりと

行程を進められる日なので、十分休息を取り、

明日も楽しいでほしいと思います。

【教員研修】自ら学び続けることでわかる学習者の視点

27日(月)、28日(火)は、私たち教員の研修を実施しました。

(これまた夢中すぎて、写真撮らず…すみません(涙))

 

27日は、「英語/UOI」「国語」「算数」に分かれ、

それぞれ教科の学びを深めるために、互いに学びあいました。

 

教科を横断する学びとしてベースになる探究(UOI)、

子どもたちが思考をするうえで大切になる言語(国語)、

日本の優れた指導要領を大切にしつつ力をつけたいし思考力(算数)

それぞれのグループで、基本となる部分、実践的な部分、

現場での課題、目指すべき方向性などを意識・共有しつつ、

じっくりと時間をとって学びあいました。

 

 

28日は、探究型の学びを深める取り組みになりうる「哲学対話」の研修。

学校の授業の中にカリキュラムとして取り入れる動きを

埼玉の開智中高一貫部で進め始めてから6年。

世間で哲学対話を教育に取り入れる事例が最近は非常に増えています。

 

答えがない問いに対して、じっくり考える時間を確保する。

ボールを持った人のみが話し、その考えをじっくり聞き、

自分が話さなければいけないということもなく、

安心安全な場の中で、楽しく集中して考えに没頭する…

 

「幸せを感じるのはどんなときか?」

「おなかがすいたら泥棒してもいいのか?」

「ロボットに心はあるのか?」

「けんかはわるいものなのか?」

こうした問い(自然科学の問いとはまた少し違いますね)に対して、

じっくりと考えていきます。

 

こうした対話を用いた学習は、私たち望小の学びとは

親和性が高く(やみくもに使えばいいというわけではない)、

主体的で対話的な深い学びにおいても、

その深い学びに大きな役割を果たしてくれるのではないでしょうか。

 

私たちが実践できる場は、異学年のホームでの道徳、クラスでの探究、

勿論国語や社会など、教科の学びでも、たくさんあると思います。

そして、小学生だからこそ、こうした場を自然に作ることができ、

安心安全な場を作り、自分たちでじっくりと学べる可能性を秘めています。

 

今後、哲学対話の実践も、紹介していきたいとも思います!

  当日の様子を写真で撮らなかったことを本当に後悔…

  考えることに全員が参加して没頭してしまったので、ごめんなさい…

 

そして、自ら学ぶことで、子どもたちがどのように学んでいるのか、

その気持ちを理解でき、どのように子どもたちの学びを「支援」できるのか、

教えるのではなく、学びを支えていくことを磨いていきたいですね!

それを、学校でも、ご家庭でも、一体となって支えられれば本当に素晴らしい!

望小学校に入学する前の姿と入学した後の姿はつながっている…

子どもたちにとっての夏休み最後の週、

気温は相変わらず暑い日々もありますが、

確実に、夏休みの終わりが近づいてきています。

 

子どもたちは、1学期の学習内容の定着や、

英語の多読の環境など、課題をこなしています。

  宿題に関する様々な意見が昨今ありますが、

  子どもたちにどうあってほしいかを考えながら

  こちらも課題(環境)を用意しています。

 

それ以外には、夏の個人探究。

自分の興味関心を持ったものについて、

説明会やこちらでも伝えている探究サイクルを用いながら、

普段の学びで身につけているキーコンセプトやスキルを用いながら、

それぞれが夏休みの期間を使ってじっくりと探究します。

 

現実的には、やりたいことが決まっていて、夢中に取り組む子、

なかなか自分が夢中になれるものが見つからず、どうしようと悩む子、

様々な状態の子どもたちの姿がそこにはあります。

 

説明会でも保護者の皆さんが興味関心の高い部分ですが、

 ・自己発信をどうしようかと考える年長のお子さんの姿

 ・夏の個人探究でどうしようかと考える在校生の姿

ここもつながっていると感じられます。

 

正しいか正しくないかではなく、

遊びの延長のように、楽しみながら考えていたり、

夢中になっていることがそのまま学びになったら

本当に素敵なことだと思いますし、

それが本来の学びの姿ではないかと思います。

 

さてさて、子どもたちの夏の個人探究、楽しみです!

そして、未来の望小の子供たちの自己発信も、楽しみですね!